CFDには商品によって取引時間の制約があることには注意が必要
FXと同様にCFDも月曜日から土曜日の早朝まで基本的に24時間取引できるものが多いのですが、リアルの株式相場とリンクしている商品については時間の制約があるものが混じっていますので、取引時間をよく考えてから売買することが必要になります。
以下の表はGMOクリック証券のケースですが業者によってもちろん取引時間に制約が出るケースがあります。ただし、株価指数についてはおおむねこれに近い時間帯で売買がされています。
さらに、日本株のCFDの場合には、日本市場の取引時間と同じ、平日の9時〜3時になります。
このあたりはFXと同じだと思っていると失敗することになりますので、注意が必要です。
一般的に株の売買をされている方ならご存知のとおりでぎりぎりの取引時間に売買をしますと翌日に持ち越しの形になり夜間の先物取引などで相場が上下すると大きく窓をあけてしまうこともありますから売買時間やタイミングはFX以上に注意が必要となります。
もちろん指値や逆指値といった取引の設定もできますが、逆指値を超えたところで始まるとそこが損切りになってしまいますから注意が必要となるわけです。
株式指標ですとだいたい1日に上下するレベルは想定できますが、個別株に関してはそれこそ個別事情で上下することになりますので、レバレッジがかかっている分株の現物売買以上に注意が必要となるのは言うまでもありません。
また、海外の市場がお休みになる日があることにも注意が必要となります。クリスマスやサンクスギビングなどは比較的わかりやすいものになりますが、それ以外でも市場ごとに休日が設定されていますと取引ができなくなることがあります。
さらに年末や年始についても国内の売買とは大きく異なる時間設定がありますので、取引する証券会社などで常に休みの日程などをしっかり確認しておくことが必要となります。
普通の取引の場合には、時間が区切られていることはそれほどの心配事項にはならないものですが、毎日通常の株式相場と同じように窓空けになる可能性があるところだけはレバレッジがかかっているだけに十分な注意が必要となります。
たとえば日経225ですと暴落や暴騰しても1日1000円動けばかなりのものといえますので、それに対応した証拠金だけはしっかり入れてストップロスにひっかからないようにすることは重要となります。FXをやられている方なら、意外にリスクが少ないと感じるかもしれませんがレバレッジがかかっている以上リスクはリスクですから慎重に取引していきたいものです。