看護師国家試験の最近の傾向について

看護師になるには看護師国家試験を突破しなければなりません。ここまでたどり着くにはとてもとても長い道のりです。

まず看護学校の受験から始まり実習、講義、テストなど一つ一つクリアし最後に卒業試験そして看護師国家試験です。

国家試験の内容も昔と比べたら随分と変わりました。内容もその時代にそうような問題ですがむずかしくなってきています。そして問題数も多くなってきています。今年も看護師国家試験が行われたくさんの新しい看護師さんが誕生しました。

今回は看護師国家試験の傾向についてお話しさせていただきます。

時間が足りない!?

看護師国家試験の問題数ですが試験時間は午前と午後に分かれます。午前と午後各120問ずつそれぞれの必修問題が25問、一般問題65問、状況設定問題30問マークシーと式です。

必修問題というのが曲者で他の試験科目がいくら良くてもこの必修問題の合格ラインである6割に満たないと看護師国家試験は不合格になってしまいます。とても背筋が凍りついてしまいます。

自分の中で時間配分を決めても解凍に時間がかかったり考え込んでしまったりして時間が足りなかったということが起こってしまえば致命的になってしまいます。模擬試験など受けて趣味レーションを十分にして余裕を持って回答ができるようにしましょう。

私も昔ですが看護師国家試験の時は全部回答はできたのですが見直す時間がありませんでした。後で友達と答え合わせをすることが怖くてできませんでした。

近年看護師国家試験において新しい傾向問題

第98回看護師国家試験より視覚教材の問題が導入されています。選択問題ですが資格教材すなわち写真を見て答える問題です。レントゲン写真が出てその画像を見て考えられる疾患を問われたりストレッチャーで患者さんを担送する時の看護師の位置と運び方、皮膚の湿疹の写真が出ていてその考えられる疾患名を答えるなど結構難しいものもありド忘れしてしまったという問題もありました。

基本に忠実に覚えたりしなければなりません。医学はどんどん進んでいます。それに見合うような知識も看護師は必要ということになってきています。視覚教材に対するテストの対策も必要になってきます。

看護師だからレントゲン写真を見てもわからなくてもいいやという時代はもう終わりました。疾患がわからなくても医師の指示通りにしていればいいやということも許されなくなってきますよ。それらのものをしっかりと把握して看護に活かすということなのです。

さらに看護師国家試験において新しい傾向の問題があります。

私も苦手な方なのですが第102回看護師国家試験から計算問題が出題されています。0から9までの数字を組み合わせて回答するという問題です。とても嫌な問題です。

例えば身長と体重からBMIを求めたり消毒液の希釈程度からどのくらいの量の消毒液を作れるのか?どのくらいの消毒液が必要か?酸素ボンベの残量の計算、点滴の敵加速度などです。

従来から見られる基本的な問題だとは思いますが選択肢から選ぶということから難易度は少し上がってきます。確実に解けるようにしなくてはいけません。それらに加えて栄養状態の計算もよく出題されていることも最近の看護師国家試験の傾向の一つです。

看護師国家試験 最近の傾向として言える事

確実に難易度がアップしてきている事です。

昔の看護師国家試験は必修問題や視覚教材を取り入れた問題はありませんでした。私も国家試験を今受けたら確実に不合格になってしまいます。まさに一点一問の間違えが致命的となっても不思議ではありません。早めの対策がまた余裕を持って看護師国家試験に対して取り組むことが合格への近道へと言えるでしょう。

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