ブランクのある看護師の復帰、復職のための準備と方法について

看護の世界はまだまだ女性社会であり女性の職場といった感じです。男性看護師もひと昔と比べると増えてきてはいますが女性看護師と比べたら圧倒的に少ないです。

女性看護師も女性ゆえに独自のライフワークがあります。男性にも言えることなのですが結婚、出産、育児です。場合によっては仕事をしていてもしばらく職から離れる場合があります。

看護職は専門職であります。現在はまだまだ売り手市場で働く場所や活躍する場所はたくさんあります。

しかし、一旦職を退いてしまうと看護の世界や医学の世界は大きく変わってしまって竜宮城から現代社会に戻ってきた浦島太郎のようになってしまいます。

でも家庭の事情が変わりまた看護師として復職したい復帰したいという看護師さんもたくさんいるのも事実です。しかしブランクが長いと不安で看護の現場には戻れない戻りにくいという看護師さんも少なくはありません。

今回は一旦ブランクがあり看護の現場に戻りたいという看護師さんのためにお伝えしたいと思っています。

看護師として復帰・復職したい!でも悩みや不安はある

やっと子供が手を離れた、専業主婦を15年そろそろ将来のために働いてお金を貯めたい、一度嫌になって看護師を辞めてしまったけどやはりこの仕事しかないと思ったのでまた戻りたい。など、人によって事情は様々です。

私は看護の仕事に嫌気がさして全く違う仕事をしようかと思いましたが、逆にそれが不安になりできませんでした。

復帰や復職したいけどブランクがあるのに受け入れてくれる病院はあるのだろうか?家庭の事情で夜勤ができないけど大丈夫だろうか?最新の医療機器の取り扱いや知識がないけど大丈夫だろうか?などの問題点も出てきますね。

私の知り合いの看護師さんに60代前半の看護師さんがいます。結婚して妊娠出産そして育児で看護師を退いてしまい現在は孫までもいる看護師さんです。お孫さんにもお金がかかるのと第二の人生を楽しみたいとのことで看護職として復帰したいという希望がありました。

年齢的なこともありましたが、きちんと復職ができました。あまり医療行為のない有料老人ホームでの看護のお仕事でした。

急性期で勤務できる病院もあったらしいのですがそこは夜勤ができないといけないところだったので老人ホームにしたそうです。

その方とたまに出会うことがあるのですがとても楽しく生き生きとお仕事をされています。

このように長い長いブランクがあっても復帰や復職できるチャンスは十分にあります。

(老人ホームの勤務について⇒老人ホームでの救急搬送体験【老人ホームの派遣看護師】

ブランクある看護師が復帰するためには 復帰、復職するには自分自身でも準備は大切

まずは現在の看護の動向がどうなっているのかを調べてみましょう。昔と変わっているところはあるはずです。

最新医療の現状、法改正等も知っておくのも勉強です。現在はインターネットが非常に普及しているのですぐにでも調べられますよ。

ある程度の下調べ的な勉強が必要だと思います。医療機関によっては復職支援プログラムを行っているところもあるので利用するのもいいと思います。

この復職支援プログラムをとは復職希望者を対象とした支援プログラムです。

点滴や注射のやり方看護記録の書き方、基礎看護など看護に必要な知識や技術を復習するプログラムです。実際の現場に出て見学したりもできるところもあります。

復職支援プログラムがないところでも全くの新人ではないのですが指導者と一緒に現場に出てプリセプター、プリセプティー制度があるところだとじっくりと指導を受けることができると思います。

研修制度も今は充実しているところがあるので自分自身の希望と条件ライフワークのバランスを考えた看護師生活が必ず実現できると思います。ブランクがあるからといって決して諦めることはありませんよ。

また、復帰に適した職がないかどうか、例えば医療行為が少ない老人ホームや短時間から勤務できる派遣等、看護師転職サイトからも情報を収集することができます。

対応の良さ、求人数の多さではマイナビ看護師」がおすすめですので復帰を本気で考えられている方は相談してみてくださいね。