歯にこびりついたタンパク質汚れなど、口内に汚れが残っていると口臭や歯周病の原因となってしまいます。歯磨きやデンタルフロスである程度は除去できるものの、完璧ではありません。

そこで狭い隙間にも入り込めるマウスウォッシュは活用できないかと調べてみた結果、殺菌だけでなくタンパク質汚れにも対応できる商品『ゴッソトリノ』を発見しました。

とはいえ、本当に汚れは分解できるのか?市販のマウスウォッシュと効果は同じではないのか?と疑問が残ります。実際に使ってみたので、使い心地や効果が気になる方は、ぜひこのレビューを参考にしてみてください。

ゴッソトリノの汚れ除去で口臭や歯周病予防になるの?

今回試してみようと思ったのは、ゴッソトリノというマウスウォッシュです。

>>『口臭対策専用マウスウォッシュ「ゴッソトリノ」』詳細ページへ

どのような商品かというと、『タンパク質汚れを分解する成分で、口臭や歯周病の原因となる歯の汚れを落とす』ものです。

食事をすることで歯につく汚れは、さまざま。その中でも歯ブラシや市販のマウスウォッシュでは落としにくいのが、タンパク質の汚れです。肉や魚など、日常的な食事でつく汚れですが、こびりつくと落としにくい特徴を持っています。

この落としにくいタンパク質の汚れがもとで、歯の着色汚れが起きることも。そのため、ホワイトニング歯磨き粉の中には、タンパク質汚れを分解する成分(パパインなど)を配合しているものが多いのです。

たとえば、私が以前試してみたホワイトニング歯磨きジェル「はははのは」にもパパインが配合されています。

この歯磨きジェルです。

今のところ「歯が白くなってきた!」と最も実感できたのはこの歯磨きジェルなので、個人的に一番おすすめ。(使ってみたレビューはこちらです。→→『はははのはレビュー記事』へ)

汚れが残っていると見た目的に良くないだけではなく、それをエサに増殖した細菌が口臭のもととなるガスを発生させます。発生させるガスの中には歯を溶かす酸性のものもあり、虫歯や歯周病、歯肉炎などを引き起こす危険もあります。

ゴッソトリノの成分と期待できる効果やはたらき~歯周病予防になる理由~

ゴッソトリノに配合されている成分の中で、薬用有効成分として表記されているのは、「シメン-5-オール」と「アラントイン」です。

薬用有効成分として表記が許されるのは医薬部外品に指定されている商品のみで、法的に薬効が認められているものです。ゴッソトリノは製薬会社が医薬部外品として製造しているため、成分への信頼性は高いです。

このゴッソトリノに配合されている有効成分を調べてみた結果、分かったのは殺菌力でも歯周病や歯肉炎予防になるということ。

シメン-5-オールは、イソプロピルメチルフェノール(IPMP)とも呼ばれる殺菌力の高い成分です。ゴッソトリノは歯周病予防に良いと口コミで書いてあったのですが、公式サイトではいまいちメカニズムが分かりませんでした。

そこで、いろいろ調べてみた結果、歯科医院で使用される歯磨き粉などの製造を行っているライオンさんのサイトで、実験結果に関する情報を発見!

ライオンさんの実験結果によると、バイオフィルムを形成した細菌の塊の中にまで浸透して殺菌できたのは、実験で使用した成分のうちイソプロピルメチルフェノール(つまりシメン-5-オール)のみだったそうです。

バイオフィルムとは、細菌が食べかすなどのエサをもとに集まり、形成した巣。粘着力があるため、うがい程度では除去できません。歯ブラシや歯科医院でのクリーニングでしか除去できず、放置すると次の日には歯石になっています。

歯石になると、さらに除去しにくくなります。細菌はその中で活発に働いているため、バイオフィルムや歯石があればあるほど虫歯や歯周病の危険が高くなるのです。

そんなバイオフィルム、細菌のかたまりなだけあって通常のマウスウォッシュでは内部まで浸透せず、殺菌できません。シメン-5-オールはこの内部まで浸透したという実験結果では、内部の細菌まで殺菌できていたとのことでした。

つまり、ライオンさんの実験結果によれば、ゴッソトリノに配合されているシメン-5-オールは歯周病の原因のひとつである歯にこびりついた汚れの内部の細菌もしっかり殺菌してくれるのです。

口コミだけだといまいち信用できませんでしたが、(ゴッソトリノの公式サイトにも詳しく書いてなかったので)歯科医療業界で活躍しているライオンさんの実験なら信頼性は高いですね。安心しました。

実験結果について詳細はライオンさんの公式サイトを参考にしてみてください。
→→『歯周病の真実』へ

実際にゴッソトリノはタンパク質汚れを落とすのか?体験レビュー

ゴッソトリノは歯にこびりついたタンパク質汚れと、バイオフィルム(いわゆる歯垢)の中の細菌にも効果が期待できることが分かりました。

そこで、いよいよ実際に使ってみて、効果や使い心地をチェックしてみることに。

さっそく届いたゴッソトリノのパッケージはこんな感じ。「口臭予防」とか「歯周病対策」とか「歯の着色汚れに」とか書いてなくて、おしゃれなパッケージです。健康食品が入ってそう。

と言いつつ、裏にはがっつり書いてありました。これくらいな一般的なマウスウォッシュと大差ないので、人に見られても恥ずかしくないかな。

安心の医薬部外品表記。

箱の大きさは週間誌を細身にしたくらい。中を開けると1回分ずつ個包装になっていました。

公式サイトのように、カップに入れて試してみます。今回は吐き出した液体の様子も見たいので、使うのは使い捨てのプラカップ。

これが口に含む前の状態です。一回分はかなり少なく、計量スプーンの中さじより若干少ないくらいです。

さっそく口に含んでみたところ、第一印象は「あ、これイソジンだ」でした。

殺菌成分が入っているからか、味やにおいが何となく薄めのイソジンっぽい感じ。エタノールも配合されているからか、微かに清涼感もありますが、辛いというほどではないです。

説明書きのとおり、15秒ほど口内でクチュクチュしてから、プラカップへ吐き出してみました。

泡立っているので上からは結果がよく分からず。底のほうからチェック。

うーん、これといって大きな汚れの塊は見えませんでした。

画像だとよく分からないんですが、顔を近づけてみると小さい湯の花のような塊がちょっと浮いているのが見えました。

一番近いのは、アイボンで目を洗った後のイメージです。ああいった小さい汚れが浮いています。アイボンもタンパク質汚れを洗い流してくれるものなので、それに似たこの小さいのがタンパク質汚れなのかな、と思いました。

吐き出した直後はエタノールで微かにすっきり感があります。嫌な感じの味が口内に残ることもなく、使い心地は良いです。

ただ、使った直後はゴッソトリノの成分で口内のネバネバした感触がなくなります。殺菌効果による口臭予防効果はありそうです。この後歯ブラシで汚れも落としきれば、口臭予防効果が長続きするそうなので、歯磨きは必須です。

あくまで汚れを浮かしたり殺菌するだけなので、歯ブラシでしっかり汚れを擦り洗いしなければなりません。

ゴッソトリノの後に歯磨きをしたらホワイトニング効果はある?

タンパク質汚れを浮かせてくれるゴッソトリノの使い心地は、思っていたほど汚れが浮き上がりませんでした。ただ、私の口内にそれほどタンパク質汚れがなかっただけかもしれないので、もう一段階実験してみることにしました。

ゴッソトリノを口に含んで、タンパク質汚れが浮かぶように1分程度口内でクチュクチュと動かして、薬剤を隅々まで浸透させます。

汚れが浮き上がったかな、というタイミングで吐き出して、今度は歯磨きもしてみることに。

私が使ったのは先端が極細になっている歯ブラシです。何度か使ってますが、個人的には合わない歯ブラシで、どんなに気をつけてみがいても、みがき残しができてしまいます。

先端が細いので歯茎の歯周ポケットには良さそうなんですが、側面などはいつもみがき残しができ、ワンタフトブラシでの仕上げみがきがが欠かせません。

このみがき残しができやすい歯ブラシでみがいても汚れがきちんと落ちれば、ゴッソトリノの「タンパク質汚れを分解して浮かせて除去する力」の効果が判断できると思います。

ゴッソトリノを吐き出して、いざ歯磨き。歯磨き粉はつけず、いつも通りみがいてから水でしっかり口をゆすぎました。

結果は、結構汚れが落ちてる!!でした。

みがき残しでザラザラしやすい歯の側面や裏側を舌で探ってみたところ、ザラザラがほとんどなし。しかもいつも以上に舌の表面が綺麗です。白い舌苔(ぜったい)と呼ばれる汚れなどもかなり落ちています。

いつもはブラシで擦ってもなかなか取れない舌の奥の部分の汚れが、軽くブラシで撫でただけで落ちていました。これは素直に凄い!

この検証から、ゴッソトリノは確かにタンパク質汚れを分解してくれていることが分かりました。歯磨きでみがき残しが起こりやすい人は、ゴッソトリノを使うとみがき残しが軽減できるので試してみてください。

ゴッソトリノ以外の市販の洗口剤で代用はできない理由

口臭や歯周病のもととなる汚れに効果的なのは、ゴッソトリノに配合されているシメン-5-オールだと分かりました。でもそれって、シメン-5-オールが配合されている洗口剤やマウスウォッシュであれば、市販品で良いのでは?とも思います。

そこで、市販品の中で評価の高いリステリンの成分をチェックしてみました。リステリンの成分表を見る限り、シメン-5-オールの表記はありません。

探したところ、ゴッソトリノと同じくシメン-5-オールを配合している洗口剤はありました。オーラクリスターという商品なのですが、ゴッソトリノにも配合されているアラントインも入っています。

ただ、こちらも市販品ではなく通販サイトで購入する商品。しかも、ゴッソトリノより若干高い4,880円(送料別)だったので、あえてオーラクリスターを買うメリットはなさそう。

公式サイトも「定期コースで購入するとお得ですよ!」の表記ばかりで、他にどんな成分が入っていてどんなメリットがあるのか、いまいち不明。

このことから、今のところシメン-5-オールのバイオフィルムにまで浸透して殺菌する力を試してみるには、ゴッソトリノが一番買いやすいかな、と思いました。

市販品では同じような成分が見つからない上、リステリンなど刺激が強いのも多いので、市販品での代用はできなさそうです。

ゴッソトリノを試してみた感想まとめ~刺激の少ない&殺菌効果が欲しい人はおすすめ~

ゴッソトリノを実際に使ってみたら、殺菌効果があるわりには刺激がほとんどないマウスウォッシュでした。マウスウォッシュで刺激の少ないものを探している人であれば、それだけでも使ってみる価値はあります。

ただ、あくまで汚れを浮かせること、殺菌することが目的のマウスウォッシュなので、使用した後は歯磨きで歯に残っている汚れをきちんと落とすことを忘れずに。

エタノール入りでアルコールの刺激によるドライマウスの心配がある人も、歯磨きで唾液分泌を促せばドライマウスの心配はしなくて良くなります。ドライマウスは口内の刺激が原因でなることもあるので、歯磨き粉はしっかり水でゆすぎましょう。

私の場合、普段はみがき残しができてしまうような先端が細くてやわらかいタイプを歯ブラシを使ってみても、しっかり歯の汚れが落ちました。普段のようなみがき残しがなく、歯も舌も綺麗になりました。

使い続けていると、着色汚れも薄くなっていきそうです。その結果(長期間使った結果)は、また後日レビューしますね。

  • 口臭予防を根本的な原因からしたい
  • 歯ブラシでいつもみがき残しができる
  • 舌の汚れも除去したい
  • しっかり殺菌したい

ゴッソトリノがおすすめな人は、この4タイプの人です。個人的には、とくに歯ブラシでいつもみがき残しができる人、舌の汚れもしっかりとりたい人におすすめです。私自身も体験したので、効果を実感する人は多いはずです。

☆今回試したのはこちらのマウスウォッシュ☆



>>『口臭対策専用マウスウォッシュ「ゴッソトリノ」』詳細ページへ