お久しぶりです。アーヴです。しばらく失踪していましたが、今日からまたちょこちょこと記事を書いていきたいと思います。
今回のテーマは、「東京時間にドル円のデイトレードが難しい理由」です。
これは相場に参加されている方なら、思っている方も多いのでは無いでしょうか。
東京時間にストップの浅いポジションを取ると、何故かたいてい捕まっちゃいますよね。私も割と最近までよくやらかしていました。東京時間での勝率は3割を軽く切っていましたね…
そこで今回はこの現象が起こる理由と、対策について考察をしてみたいと思います。
Contents
東京時間のドル円が鬼畜な理由その1「仲値をめぐる攻防」
東京時間は午前九時から始まります。「寄り付きぃぃぃ!」ってやつですね
そして寄り付きから9:55の仲値公示までが激しい値動きが起きやすいのですが、この時間帯特有の値動きが異常に難しいんですよね。
難しい理由としては
- 銀行同士の殴り合い。仲値で得をしようと無駄にドルを買い上げたり、それで余ったドルを一斉売却してくるようなやつです。非常にトリッキーと言いますか、ナックルボールのように軌道が読めないんですよね。
- aと似たようなものですが、値動きに持続性が無いです。トレンドを作るために取引しているというより、とりあえず自分が売りたいだけ、買いたいだけ市場にガツンと放り込んで、あとは知らんみたいな動きの出現率が非常に多いんですよね。東京時間が実需取引主体なのでそういう動きが多いのだと思われます。
で、そういう変な主体が自分のやりたい取引を投げつけ合うため、非常にカオスな動きをする日が多いです。まずこれが一つ。
東京時間のドル円が鬼畜な理由その2「何かがいる」
それが何かと言われれば、恐らく機関投資家の類なんでしょうけど、ドル円では時々謎の吹き上げが起きます。
特にニューヨークで暴落した直後の東京時間でよく見るのですが、特にニュースが出てきたわけでも無いのに五分足一本で30ピップス位急騰することがあります。
他の時間帯と比べて相場が薄いからなんでしょうが、こういう謎の方が暗躍しやすいのも東京時間ドル円の特徴です。
突っ込んだショートはたいてい捕まえにくる鬼がいる印象があります。
東京時間のドル円が鬼畜な理由その3「午後になるとピクリともしなくなる日が多い」
これもありますね。基本的に東京時間の午後は動きがピタッと止まって、短期足でレンジになることが多いです。
そして午後までにうまく決済できずに中途半端なポジションを持っていると、欧州時間に持ち越しとなります。
それで結局、ストップ狩りの名人であるロンドン勢の仕掛けででやむなく損切り…というパターンもよくありました。
東京時間のドル円の対策
このような理由で、東京時間のトレードは非常に難しいのですが、次はそれへの対策について考えてみましょう。
a.逆張り主体のスキャルピング
基本的にプライスアクションで順張りするような取引が一番やられやすいとおもうのですが、それを逆手にとってプライスアクションではなくレートを見て逆張りスキャルピングをするようなやり方が、ひとつ東京時間の対策として考えられます。
しかし、言うは易しで、実際にやろうとするとかなりの熟練が必要になるでしょう。
b.エクセル等で需給のデータを取って戦略を立てる。
これも一つのやり方として有効なのではないかと思います。銀行のドル需要みたいなものを直近の東京時間のドル円の動きから予測して、それに基づいた取引戦略を立てるみたいな感じですね。
研究をする価値はあると思います。
c.やらない
三十六計逃げるにしかず、難しい時間にわざわざ取引をしないというのが一番いいように思います。
もちろん、他に大きな根拠があるような場合は別ですが、無理に東京時間午前の荒波と勝負をする必要はないのではないかと思います。私はそうしています。
まとめ
- 東京時間にドル円をデイトレで行うのは難しいと考えています。理由としては実需の取引が多いことと、トレンドを作りにいくような動きが少ないことが挙げられます。
- エクセルを用いてデータをとってみるのは面白いのではないかと思います。
- 個人的には、やらないのが一番なのではないかと思います。
東京時間の難しさに関しては、言及をされている方も少ないので、参考にしていただけたらと思います。妙に難しいんですよね…
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