病院を訪れるのは大人だけではありません。小さい子供も具合が悪くなれば病院を訪れます。今回はそんな小さな子供が患者さんの小児科看護についてお話をさせていただきます。
小児科看護師の役割
小児は大人を小さくしたものではありません。その対応も両親が絡んでくるので難しさもあります。
また精神年齢も低いので理解力がありません。治療や検査も痛いものや苦しいものばかりです。小児は病院に来ると泣かない子の方が珍しく、通常は泣いてしまいます。
そこで小児科看護師の腕の見せ所です。
かわいいキャラクターのエプロンで少しでも恐怖心を取り除いたり、おもちゃ、絵本などで一生懸命あやしたりします。
診察室も小児が好きな色の壁や幻想的で明るい色のアニメが描かれ工夫は沢山します。それども泣いてしまう子は沢山いますね。
注射をするときの注意点
個人的に一番大変な処置はやはり注射や点滴でしょうか?処置のときはひとまず親から引き離します。
一見かわいそうな気がしますが、処置のときに
親がそばにいると僕が辛い目に遭っているのになぜ助けてくれないの?と信頼関係を失ってしまう
からです。
注射や点滴に限らず皆嫌がって暴れてしまいます。処置がうまく行くように心を鬼にして時には押さえなければ行けません。そんなときは気が引けてしまいますね。
でも具合が良くなって帰宅したり、まだ具合が悪いのに帰るとわかったら、機嫌が良くなり笑顔で手を振ってくれたりするとこちらの苦労も一気に吹っ飛んでしまいます。入院病棟では一部親の付き添いをさせている病院もあります。入院している子にとっては心強い事でしょう。
長期の入院
長期の入院になると大きいところでは院内学級を持っているところがあります。
小児科看護師はあるときは学校の先生にもならなければなりません。また親がいないときはお母さんとして接する事があります。大人と違い成長過程にある小児は発達段階も見極めて看護をしなければなりません。
日常生活の動作も病気だからといって何もかも手助けしてしまっては自立心が育たなくなります。出来ないところは少しずつ援助し見守るときは見守るという入院生活を送らせてあげるのも重要です。
大好きな食事の時間も好き嫌いが多い子は困ってしまいますね。栄養の不足で成長が妨げられたら大変です。
食事の進め方や介助にも苦労をしてしまいます。親が付き添わない子の両親がお見舞いにくるとそれはとてもうれしがります。喘息なのに走ってしまう子もいます。
薬をおとなしく飲んでもらために
薬の時間は意外におとなしく、いい子に飲んでくれる子が多かったですが、やはり嫌がり内服したとたんに嘔吐をしてしまった子もいました。お薬の飲み方や種類も違うのでお薬に対する嫌悪感が異常に強い子がいたのにはびっくりしました。
あらかじめ氷らせたりお薬に混ぜても良いゼリーに混ぜて内服させたりスポイトで飲ませるなど、ここでも小児科看護特有の難しさがありました。
親との面会
楽しい午後の面会時間です。親が付き添いをしている子はのぞいて面会時間は本能的にわかるみたいで、みな目をきらきらさせてママやパパの到着を待ちます。やはり親代わりと言っても本当のママやパパにはかないません。
早く元気になって大好きなママやパパの待つ家に帰してあげたいです。
面会時間の終わりを告げるアナウンスが流れるとママやパパも切ない思いに駆り立てられます。泣いてしまう子、一緒に帰ると大騒ぎする子こちらも見ていて切なくなりますね。試験的に外出や外泊をする子もいます。
そうすると退院が近い子が多いです。長期入院していると外の世界に適応が出来なくなってしまう事があるからです。
ママやパパに注意点を説明します。それと緊急用の病棟直通電話の電話番号も教えます。早くみんな元気で退院出来るといいですね。
小児科看護師になるためには 求人情報
小児科の看護師として勤務するためにはもちろんのこと、小児科のある病院やクリニックで勤務しなければなりません。
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