酸化チタンの光触媒作用を利用した、歯の着色汚れを除去してくれる歯磨き粉とLEDライトのセット、『シロクナリーナ』。
1週間使ってみた結果、それなりに効果は期待できそうかな?と思ったのですが、まだはっきりと実感したわけでもないので、1ヶ月使い続けてみました!
シロクナリーナを1ヶ月使い続けてみると、歯の着色汚れはどうなったのか、結果と感想をご紹介します。
シロクナリーナとは?
>>『SHIROKU NARI-NA(シロクナリーナ)で安全に歯を白く』
シロクナリーナは、酸化チタンの光触媒による作用を利用したホワイトニング歯磨き粉です。厳密には歯を白くする効果はなく、表面の着色汚れを除去するクリーニング歯磨き粉といったほうが正しいです。
歯科医院で高いお金を払って行うホワイトニングのように過酸化水素(劇薬)を使用しないので、歯にしみる心配もなければ専門機関で施術する必要もありません。
酸化チタンは、光と反応して歯の表面にこびりついた着色汚れを浮かせて、除去しやすくしてくれます。
室内の蛍光灯などでも多少は効果があるそうですが、シロクナリーナはきちんと歯に光を当てられる専用のLEDライトが付属していて便利。
前歯のカーブに合わせた形状なので、光を当てやすいです。
歯の内側まで薬剤を浸透させるホワイトニングとは、根本的な働きが異なるため、芸能人のように不自然に真っ白な歯にはできません。
ただし、歯の表面についた汚れを除去できるので、自然な白さを目指すことができます。いかにも「歯をいじってます!」という不自然さにならないのは、大きなメリットではないでしょうか。
人によっては、多少白くなる程度なら、わざわざ専用の歯磨き粉を買わずにホワイトニングを受ければ良いと思うかもしれません。
お金に余裕のある方ならそれで良いと思いますが、学生さんのように、あまりお金をかけずに歯の汚れを除去したい方も多いはず。
何万円もするホワイトニングを、定期的に受ける金銭的な余裕を持っている人は多くありません。(ホワイトニング効果を維持するには、定期的に同じ施術を受ける必要があります)
どうせなら毎日使う歯磨き粉を少しグレードアップさせるほうが、お金の負担も少なく、通院で時間をとられることもなく済みます。
※シロクナリーナの光触媒による着色汚れ除去のメカニズムについては、以下のシロクナリーナを1週間使ってみた感想の紹介記事をご覧ください。ここより詳しく解説しています!
1ヶ月使ってみた感想~シロクナリーナはホワイトニング効果ある?~
1週間程度使ってみたときの感想は、「黄ばみがちょっと薄くなってきたかな?」というものでした。
劇的に変化したとは言えないですし、かといって全く効果がなかったわけでもなく、何となく歯全体の黄ばみが薄くなってきたように感じました。
そういった中途半端な感想しか持てなかったので、改めて1ヶ月使い続けてみました。果たして黄ばみが薄くなってきたと感じたのは気のせいだったのか、1ヶ月シロクナリーナを使い続けてみた結果。
歯全体の黄ばみが薄くなってきました!
コピー用紙のように真っ白とはいきませんが、歯全体の黄ばみが薄くなり、クリーム色っぽい自然な歯の色に落ち着きました。
使い方の説明書きにあったLEDライトの照射時間より、長めに照射していた効果もあったと思います。
というのも、説明されていた通りに60秒だけ照射していた始めの頃は、そんなに効果を実感せず、10分以上LEDライトを当てるようになってから変化を感じ始めたからです。
毎日しっかり使い続けることも大切ですが、一番の影響はこのLEDライトを長めに当てていたことでしょう。
正直なところ、説明通りに60秒だけだと、1ヶ月使い続けてもあまり効果は実感できなかったのではないでしょうか。
また、シロクナリーナは一般的な通販限定のホワイトニング(クリーニング)歯磨き粉の中では、安い部類に入ります。
5,000円以上する商品も多いことを考えると、歯磨き粉単品だと2,500円で済むシロクナリーナは、値段の割りに十分効果のある商品だと感じました。
シロクナリーナのデメリットや注意点
メリットばかり書くのも良くないので、使っていて感じたシロクナリーナのデメリットもご紹介しておきますね!
シロクナリーナには、以下のようなデメリットがありました。
- 研磨剤が入っている
- 濃い茶渋には効かない
- チューブの中で固まりやすい
シロクナリーナには、研磨剤が入っています。そのため、研磨剤入り歯磨き粉を避けている方にはおすすめできません。
これは次のデメリットにもつながると思うのですが、研磨剤の粒も結構大きいように感じました。そのため、歯の表面に傷がつくことを心配しているなら、シロクナリーナは適切ではない歯磨き粉です。
ただし、ある程度のしつこい汚れを掻き落とすには、研磨剤で擦り洗いする必要があるのも事実。
研磨剤なし歯磨き粉を使い始めて「最近ちょっと歯がくすんできたな」と感じた方は、シロクナリーナのように研磨剤入り歯磨き粉でこびりついた汚れを落とす必要があります。
一方で、研磨剤は歯の表面にこまかな傷をつけてしまうリスクがあり、そのために研磨剤入り歯磨き粉を避けている人も多いです。
研磨剤によって歯の表面にこまかな傷ができると、そこに食べ物や飲み物の色素が入り込み、着色汚れとなります。傷の溝に入り込んでいるので、ちょっとのことでは除去できません。
私はお茶を日常的に飲むため、前歯が茶渋でくすんでいます。研磨剤の影響で一部は濃くこびりついているのですが、シロクナリーナでは除去できませんでした。
歯全体の黄ばみは薄くなったのですが、茶渋のように濃くで目立つ汚れは1ヶ月使い続けても除去できず、残ってしまいました。
このことから、茶渋のように濃くこびりついた汚れより、歯全体が黄ばむような汚れのほうがシロクナリーナを使うのに向いていると思います。
また、複数の歯磨き粉を併用している方は要注意。シロクナリーナのペースト、結構固まりやすいです!
研磨剤入りなので、研磨剤なしの歯磨き粉と併用している(毎日は研磨剤無しを使って数日ごとに1回程度研磨剤入りを使っている)タイプの方は、シロクナリーナを久々に使うとチューブから出てこないことがあります。
固まって詰まりやすいので、一度開封したら間を置かずに使い切るようにしましょう。
詰まったときはキャップを外して(意外と簡単に取れます)、思いっきり雑巾絞りのようにひねると解決します。詰まった分が勢いよく飛び出すので、服などが汚れないように注意してください。
シロクナリーナの着色汚れ除去効果の感想まとめ
シロクナリーナの効果の有無は、結論から先にいうと「効果あり」でした。
ただし、茶渋のように濃い汚れには効きませんでした。
歯全体の黄ばみを気にしている方にとっては、シロクナリーナは十分効果を期待できると思います。
ポイントは、光触媒の効果をしっかり発揮させること。付属のLEDライトを説明書きの通り60秒照射するのではなく、10分程度照射すると効果を実感できようになりました。
使う際は、研磨剤が入っているので、あまり強く歯をブラシでこすらないようにしましょう。強くこすりすぎて歯の表面が研磨されると、かえって茶渋汚れなどがつきやすくなってしまいます。
研磨剤入り歯磨き粉の注意点をよく理解し、目的を間違えなければ、シロクナリーナは十分効果があります。
シロクナリーナは歯全体の黄ばみを薄めるのに使います。こびりついた濃い汚れには、あまり期待しないほうが良いです。
歯全体が黄ばんでいる方は、シロクナリーナを1ヶ月ほど試してみてはいかがでしょうか。
☆今回使用した商品『シロクナリーナ』☆
>>『SHIROKU NARI-NA(シロクナリーナ)で歯の黄ばみを自然な色に改善』
個人的に、安く長く使い続けられるのも良いと思います。歯磨き粉単品でも購入できるので、最初にLEDライトつきのセットを購入しておけば、次からは歯磨き粉代だけで済みます。