以前、歯の汚れを除去してくれる上、ポリリン酸のコーティング効果で弱った歯を保護するはたらきが期待できるナイトホワイトニングを試してみました。が、正直なところ、私にはあまり効果が感じられませんでした。

そして今回、なんと似たような歯磨きジェルを見つけたのです。

その名も『薬用ちゅらトゥース』という歯磨きジェルで、スポイトでとる点も、ジェルの色もそっくりな商品。一体ナイトホワイトニングとどう違うのか、結局は同じじゃないの?と思った私は、さっそく試してみることにしました。

薬用ちゅらトゥースの効果を知りたい人、ナイトホワイトニングとどちらを買おうか迷っている方は、こちら管理人によるのレビューをぜひご覧ください。

薬用ちゅらトゥースはナイトホワイトニングの類似品なのか?

薬用ちゅらトゥースの存在を知った時、失礼ながら最初に思ったのが「ナイトホワイトニングの類似品じゃないの?」でした。似たような成分の商品を他社が販売しているのでは、と思ったのです。

スポイトを使う一風変わった容器も似ているし、中身のジェルの色もそっくり。しかも、どちらも同じ青リンゴのような爽やかな味が評判となっています。

やはり同じような商品なのでは、と感じた私は、正直に言うと薬用ちゅらトゥースには期待できませんでした。

ナイトホワイトニングを使用してみた時のレビューを見ていただくと分かるのですが、それほど劇的な効果を感じなかったのです。(※ナイトホワイトニングのレビュー記事はこちらをご覧ください。→→『歯の着色汚れに効くナイトホワイトニングを使ってみた感想~評判商品の体験レビュー~』へ)

似たような雰囲気のある薬用ちゅらトゥースも、結局は高い効果を期待できなさそうだな、というのが使う前のイメージでした。

とはいえ、きちんと比較してみないことには正しく判断できません。薬用ちゅらトゥースとナイトホワイトニングの両方の成分を比較してみました。

薬用ちゅらトゥース

>>『薬用ちゅらトゥース』公式サイトへ
主な成分はナイトホワイトニングと同じ。リンゴ酸やポリアスパラギン酸など歯の汚れを浮かしたり溶かしてはがす成分が配合されている。

ナイトホワイトニング

>>『ナイトホワイトニング』公式サイトへ
薬用ちゅらトゥースに配合されている成分と有効成分に大差はなし。

この結果から、成分の組み合わせでは判断ができないことが分かりました。やはり使ってみないことには、違いが分かりそうにありません。

ナイトホワイトニングと効果は同じ?

肝心の効果についてですが、歯を白くしたいという点においては、どちらも同じような成分の組み合わせなので大差はないように感じました。ただし、配合量などで効果が変わってくることもあるので、まだ分かりません。

もしかしたら、ナイトホワイトニングのほうが効果があったと感じるかもしれませんし、薬用ちゅらトゥースのほうが歯が白くなる可能性もあります。

どちらも配合されている主な成分は、歯の表面にこびりついた汚れを浮かしたり溶かしてはがすタイプのものばかり。リンゴ酸やポリアスパラギン酸などは他の商品にも配合されているほど汚れを落とす効果が注目されています。

これに加え、虫歯の原因となる酵素のはたらきを阻害するウーロン茶エキスも両方に配合。(ただし、薬用ちゅらトゥースのほうには他にも茶エキスが配合されています)

  • 歯にこびりついた着色汚れを落とす
  • 虫歯の発生リスクを低下させる

この2点は、ナイトホワイトニングと同じはたらきです。あとは成分の配合量による違いで、どこまで差が出るかが気になります。

薬用ちゅらトゥースを実際に試してみた感想

さっそく注文して届いたのが、こちら。

薬用ちゅらトゥース本体の他、オマケとしてワンタフトブラシが1本もらえました。

せっかくなので、こちらも試してみます。

箱を開けてみると、どこかで見たようなフォルムのビンが出てきました。やっぱりナイトホワイトニングに似てるなあ、と思いながら手にとってみて、違和感。ちょっと大きいような気がしたので、内容量を改めて比べてみました。

すると、なんと薬用ちゅらトゥースのほうが10g多い30g。ナイトホワイトニングを使った時は説明書とおりに使っていたのに何故か1か月分が月の途中で使い終わってしまうという事態におちいったので、多いのは高ポイント。

その分、数百円だけ高いのですが、そもそも単純計算すると10日分で2,000円くらいするので、数百円の違いはあまり気になりません。定期コースだともっと安くなりますが、今回はお試しなので単品購入にしました。

ビンを開けてみれば、中身もスポイト式な点がそっくり。ビンが大きめな分、少しだけスポイトも大きいです。1回でかなりの量がとれるため、1回の歯磨きにスポイト1本分で十分でした。

液体の色も同じ青色で、さっそく口に入れてみたところ、味も似たような青リンゴ味です。ただ、薬用ちゅらトゥースのほうが甘みが強く感じました。甘いものが好きな人は薬用ちゅらトゥースのほうが好みに感じそうです。

ミント入りですが、これといった刺激はなく、かすかにスーッとするかな?という程度。歯の表面の汚れ除去に関しては、正直ちょっと微妙でした。というのも、前歯が少しザラザラしたところが残ってしまったのです。

ここは付属のワンタフトブラシで磨くときちんと取れたので、歯磨きの時に意識してみがけば予防できます。私の場合は歯ぐきの隙間にも入るという毛先の細い歯ブラシを使っていたことも原因なので、みがき方や歯ブラシ選びを注意する必要があると感じました。

ナイトホワイトニングは歯の表面のコーティング成分が多めに入っていたのか、歯磨きの後の歯のツルツルがすごく実感できました。それに比べると、薬用ちゅらトゥースの磨きあがりは控え目。

みがき残したかな、という前歯部分を除いても、他の歯もそれほどしっかりツルツルした実感はありませんでした。ただし、数日使っただけで歯の黄ばみが薄くなったので、着色汚れには効果があったようです。

舌でさわって分かるくらいの大きな汚れは除去しにくくても、着色汚れのように細かな汚れには浸透して剥がしやすいのかもしれません。

歯ブラシを変えてみると、そのみがき残しも段々なくなりました。歯がコーティングされたようなツルツルは感じにくいですが、歯磨きがしっかりできたという自然なツルツルは実感。さらに、歯の色も明るくなってきました。

劇的な変化(コピー用紙のような真っ白)にはなりませんでしたが、ナイトホワイトニングと薬用ちゅらトゥースで比べると、着色汚れへの効果を感じたのは薬用ちゅらトゥースのほうです。

まだたっぷり残っているため、1か月しっかり試せそうです。このまま試してみて、さらに変化があるかどうかチェックしてみます。

薬用ちゅらトゥースはこんな人におすすめ

薬用ちゅらトゥースとナイトホワイトニングは、有効成分の組み合わせがよく似ています。そのためどちらを使っても同じだろうと考える人も多いでしょう。私も正直、最初はそうでした。

しかし、実際に使ってみて違いがようやく分かってきました。

ナイトホワイトニングは、磨いた後にかなり歯の表面がツルツルします。歯のコーティング成分が多めに入っているか、コーティング効果が出やすい配合になっているのかもしれません。

薬用ちゅらトゥースは、ナイトホワイトニングほど歯がツルツルしませんでした。むしろ多少はザラザラした部分が残ったのですが、付属のワンタフトブラシで磨けば十分にカバーできる程度のものです。

その一方で、続けて使ってみて歯が白くなってきたように感じたのは、薬用ちゅらトゥースのほうでした。最初は変化がありませんでしたが、続けて使っていると少しずつ歯の黄ばみが薄くなってきました。

このことから、薬用ちゅらトゥースは歯をとにかく自然に白くしたい人(着色汚れを除去したい人)、ナイトホワイトニングは歯の表面をコーティングしたい人(ホワイトニング済みの歯を維持したい人)に向いています。

ホワイトニングを体験したことのない人が初めて使うのであれば、薬用ちゅらトゥースのほうがおすすめです。一度でもホワイトニングをして、白くなった歯を維持したいという人は、コーティング効果のあるナイトホワイトニングを使ってみてください。

薬用ちゅらトゥースのレビューまとめ

有効成分の組み合わせだけを見てみると、どうにも薬用ちゅらトゥースとナイトホワイトニングに違いがないように見えます。しかし、使ってみた感覚で言うと、薬用ちゅらトゥースのほうが若干歯が白くなりはじめたように感じました。

というのも、薬用ちゅらトゥースは内容量30gなのに対して、ナイトホワイトニングは20g。量を気にせずたっぷり使えたのが良かったのかも知れません。

配合量に関して詳細に発表されているわけではないので、どちらが多く有効成分を配合しているかは、使ってみた人の実感で判断するしかないでしょう。

少なくとも私は、歯のツルツル具合はナイトホワイトニングに、白さは薬用ちゅらトゥースに軍配が上がると感じました。

商品1本の価格で見ると、ナイトホワイトニングのほうが数百円ほど安くみえますが、30gと20gという内容量の差を考えると、むしろ薬用ちゅらトゥースのほうが安くなります。

1か月分たっぷり使えるので、ナイトホワイトニングのように途中で足りなくなることもありませんでした。1か月しっかり使いたい人や、長期で使い続けたい人は、薬用ちゅらトゥースを選んでみてはいかがでしょうか。

☆今回試してみた商品☆

>>『薬用ちゅらトゥース』公式サイトへ

↓すでにホワイトニング済みで白さを維持したい人はこちら↓

>>『ナイトホワイトニング』公式サイトへ