最近の大学生は新聞を読まなくなった。。。

全国的には、新聞(朝刊、夕刊)をとって読んでいる人は約71%、とっていない人は約29%というデータがあります。

とっていない人の理由は、テレビやインターネットで十分と思っている人が70%以上を占め、新聞をとっていない、新聞代が高い、習慣がない、時間がない、と言う人が続いています。

この傾向は今後も引き続き続いていくと思われ、新聞の位置づけに大きな変革が求められています。

大学生で見ると、約70%の人が読んでいないようです。テレビやインターネットで十分と思っているようです。親と同居であれば、家で新聞を取っており、それを見ればいいのですが、内実は新聞でテレビの番組かスポーツ面しか見ない人がかなりいます。

スマートフォンや情報を共有できるSNSを使った交流サイトの急速な普及で大学生の新聞離れが加速しているのです。

スマホは、便利です。持ち歩くことができ、場所や時間を選びません。必要なニュースや情報を適宜探し出せ、利便性、応性、に優れ、スマートです。新聞はスマートフォンに比べ明らかに不利です。

これでは大学生の新聞離れが今後も益々進んでいきます。

新社会人が日経を購読するメリット

新聞という紙媒体で情報を得る、という習慣のない大学生が、社会人になると、自分の持っている情報の量と質に愕然とするでしょう。

スマホやインターネットで得られる情報は、自分で検索する目的志向の情報です。新聞は、自分の興味のないことも載っています。読むことが一生ないような情報も載っています。それが新しい価値観や、ものを見る目を養うのです。それが新聞の価値です。

現在では新聞は、電子版でも有料ですが見られます。今後はこの形が拡充されていくのでしょう。

しかし、新社会人のみなさんは、社会人になると徐々に新聞を購読して読んでいなかったことが悔やまれるようになっていきます。

日経新聞は、こと日本の経済のこと世界の経済のことになると圧倒的な情報量に違いが見られます。全国紙ではなく日経でないといけない理由があるのです。月4,000円の購読料は高いかもしれませんが、ビジネスマンとしての情報の鎧を付ける意味では高くはありません。

日経新聞を購読する具体的なメリット

いくつか具体的なメリットを上げてみましょう。

1、 日経は小説がおもしろい。小説など読まない人にとって文字に親しむことができる。

2、 日経から声がかかった執筆家が名誉にかけて、ありたけの才能を発揮して執筆している。

3、 日曜日の美の美は趣味の絵心を刺激してくれる。

4、 社説はトレンドをうまくまとめて、論説や思考能力を高めるのに役立つ。

5、 ものごとを深く考えるようになる。

6、 入社した会社のトップの考え方や、会社が属する業界のニュースが大掴み出来る。いわばこれは必ず日経を見て知っていなければならないことです。

7、 社会人になって、必要な社会常識や、社会の動き、経済状況など、会社で業務を遂行するためのサイドニュースはほとんど日経で得られる。

8、 日経は、隅から隅まで読もうとすると、新刊書籍2冊分あると言われています。全部はとても無理ですから、見出しだけでもざっと読めば、その日の話題のニュースは読み取れます。何が重要で何が不要かの判断能力の訓練に向いています。

9、 1面でその日の主要なニュース、情報を確認し、詳細が知りたかったら3面で詳しく掘り下げることができます。紙面構成がそのようになっています。

一例を上げましたが、この他にも多くのメリットがあります。それはその人の職種、立場、仕事のモチベーションなどの程度によって異なります。

スマホやインターネットのように情報がどんどん過ぎ去っていく媒体ではなく、過去、現在、未来を活字で行ったり来たりしながら情報を脳に蓄積させていく媒体は新聞しかありません。

経済人になった以上日経をよく読む習慣は必須です。

まとめ

大学生から社会人になった途端、情報の荒波に容赦なく翻弄されます。恐らくそのギャップは想像以上でしょう。新聞の記事に全く関心がなかった人が、その記事の内容を知らないと、社会人として成立しない、仲間と、上司とお得意さんと会話が成り立たないのです。

ビジネスマンは、新聞を朝読んで出社することは日常の習慣でなければなりません。このぐらいのことは最低限やっていないと、企業の中でやっていけません。社会は日経を読むかどうかのレベルでは動いていません。読んでなければ、それだけで仲間から遅れていきます。上司からその人の質が問われることになります。

最低限、日経だけは読むようにしましょう。