JFXのスワップポイントについて【豪ドル、NZドルが割と高くおすすめ】
スワップポイントについては、常に変動するものとなっていますが、2015年5月末におけるJFXの実績は以下のようになっています。
ちょっと見づらくて恐縮ですが、この数字は水曜日なので3日分支給されていますから実際のオーバーナイトは三分の一となります。
これは1000通貨単位での数字ですからわかりやすい1万通貨に直した場合、豪ドル円は144円を3で割ってやると48円換算ということで、高いところは50円以上を出しているところもありますが、まあまあといった感じです。
スワップ金利の高い通貨とは
JFXの場合にはまともにスワップポイントがつくのは豪ドル円、NZドル円に南アランド円といったところで、それ以外の通貨は関係ないともいえます。
一時期はスワップで結構がんばっていた時期があるのですが、豪ドルの政策金利が下がってからはトップを走ることはなくなっています。
またトルコリラがないのでちょっと目立ちにくい会社になっているともいえます。またどの業者でも同じですが、買いのスワップポイントに比べて売りのスワップでの支払いがが結構大きいところも気をつけるべき点といえます。
もらえるスワップの大きい会社は支払いも厳しくなるというわけです。高金利通貨でも売りも買いも縦横無尽に対応するつもりならスワップは高くないほうが好都合といった斬新な考え方もあるというわけです。
全体的にいえることですが、主要国通貨というのは最近ではほとんどスワップがまともにつく状況ではありません。したがって資源国通貨や新興国通貨を本当に長期保有してスワップで稼ぐ場合にはJFXよりも条件のいい業者で別途口座開設をされるほうがいいかもしれません。
ただ、スキャルピング的な売買はオーバーナイトを含まない売買であれば、JFXでなんら差し支えない状況といえます。どういった取引を行うかによって、このあたりの判断は異なるものとなってくることでしょう。
スプレッドについては最狭を狙っているJFX(参考:ドル円スプレッド最小を目指すJFX【スプレッド比較】)ですが、スワップに関しては、豪ドルもNZドルもまあまあといった状況で、この部分に最大の注力を払っているわけではないことがよくわかる状況です。やはり主要通貨で激しく売り買いをするのに適した会社ということができるのです。
やはりこのあたりは、しっかり会社のサービスの特徴をつかんで有利に利用できるところだけしっかり取り出していくという割り切った発想をすることのほうが重要といえます。
すべてのサービスが競合他社と比べて秀逸ならば苦労はありませんが、やはり強い部分とそうでない部分を各社ともにもっていますので、機能分担することが適切な利用法となるのです。あらためで上の一覧表をみてみますと、現状では本当にスワップで稼げる通貨ペアというのはかなり限られており、また金利が高い通貨はさまざまなリスクも隣り合わせとなるため、本当にスワップで稼いでいくことを為替取引の主題とするかどうかについてはよく考える必要がありそうです。
毎回さまざまなところに書いていますが、豪ドル円やNZドル円というのは実需の伴わない架空通貨ペア的存在であり、しかも個人の市場参加者に支えられているものですから、圧倒的に買いが多く、通貨が下がりだすと一斉にみなが損きりに走って逃げようとすることから必要以上に大きく下げることになるのです。
したがって底値で買えていれば何の心配もありませんが、レバレッジを下げても為替リスクはそれなりについて回ることになりますから塩漬けにするような事態に陥って本当に意味があるのかどうかはよく考える必要があります。業者が提供するスワップポイントが高額でも使わないなら意味はないですし、実際に自分がどういう取引を主体として為替に向き合おうとしているのかを自分自身で正確に掌握することが重要といえます。
