岡三オンライン証券はIPOに当選したいなら狙い目の証券会社

準大手証券会社の岡三証券グループホールディングス(東証一部 8609)はネット証券事業として岡三オンライン証券を運営しています。

TVCMを放送しているので名前を知っている方も多いのではないでしょうか?

正直TVCMを見ても『ふーん、岡三証券ってよく似た名前のオンライン証券をやってるんだ』で終わってしまうと思いますが、、、

実は!この岡三オンライン証券はIPOの狙い目証券会社です!

IPOの当選を狙うのなら開設しておくことをオススメします。

今回は、そんな岡三オンライン証券の魅力とIPOでの活用方法を解説していきます。

Sponser Link


岡三オンライン証券とは?

創業80年を超える長い歴史を持つ岡三証券グループホールディングスが、わざわざ新規のネット証券会社として2006年に発足させたのが岡三オンライン証券です。

岡三証券は対面営業による取引が有名で『情報の岡三』と呼ばれるタイムリーな情報を武器に根強い人気を誇ります。

しかし、そんな岡三証券もネットで情報を調べるような新規の若年層の取り込みには苦慮していたようで、その打開策として岡三オンライン証券が産まれました。

岡三オンライン証券では、ネット世代を意識して、安価な手数料とネットを活用したタイムリーな情報提供や取引ツールの提供を行い着実に市場シェアを拡大させています。

岡三証券と岡三オンライン証券は何が違うの?

岡三グループホールディングスは、グループ内に岡三証券と岡三オンライン証券の2社の証券会社を抱えています。

余り同社に馴染みがないと、何故同種の2社が同じグループにいるのか?疑問に思うことでしょう。

簡単にご説明すると、、、

岡三証券

超老舗証券会社、対面取引メインで高所得者層が主要顧客、至れり尽くせりの質の高いサービスを提供します。
高サービスで高手数料

岡三オンライン証券

新興証券会社、ネット取引メインで若年層が主要顧客、顧客が自身である程度調べるサポートを行います。
中〜低サービスで低手数料

つまり、岡三証券グループホールディングスは、個別のターゲットに対して最適なサービスを行う為に、ターゲット毎に別々の証券会社を作った!ということです。

当然ですが証券会社を2社作ると手続きも2倍、経費も2倍になります。経営面から見ると合理性に欠けますが、それを考慮しても尚踏み切る確信が岡三側にはあったということだと思います。

多くの証券会社では1つの証券会社の中でネット口座と対面口座を選択することで、顧客自らサービスを選択する形を取っていますので、岡三証券グループホールディングスのように別会社を設立する証券会社は本当にレアケースです。

岡三オンライン証券の特徴

では、岡三オンライン証券の特徴を見ていきましょう。

特徴1.情報の岡三

岡三証券は『情報の岡三』と呼ばれる程、新鮮な情報を提供する!と業界では有名です。

その伝統は岡三オンライン証券にも活かされていて、タイムリーな情報が提供されます。

また、情報を自社で分析して表示してくれるので取引判断の助けにもなります。

特徴2.ツールの使い勝手は良好

岡三オンライン証券はネット証券という分野に特化しているので取引ツールを取引商品に応じて、ベテラン向け、初心者向け、簡単手続き用と複数用意しています。

これだけラインナップが整っていればユーザーは自分に合ったツールを選択して利用できるので、とてもユーザーに優しいラインナップです。

その姿勢が評価されて、株取引をする人が集まるSNS『みんかぶ』の2016年の取引ツールランキングで1位を獲得しています。

特徴3.安価な手数料

岡三オンライン証券はネットで情報収集をするネット世代をターゲットにしているだけあり、手数料は業界の中でも安価に設定しています。

一回の株取引手数料(税込)

10万円以下 106円
50万円以下 378円
100万円以下 648円
300万円以下 1,620円

NISA口座内での取引でも手数料は変わりません。

多くのネット証券会社ではNISA口座内の取引では手数料無料を行なっているので、、、その点を考慮するとNISA口座内での取引は別の証券会社の方が良さそうですね。

特徴4.岡三証券との連携

岡三証券がIPOの主幹事や副幹事になっていると、その一部が岡三オンライン証券にも流れて岡三オンライン証券から応募できることがあります。

しかも、岡三証券から岡三オンライン証券にIPOが流れた時は多くの場合で大々的に公表されずに行われるので、応募者も少なくなり当選確率がアップします。

但し残念ながら毎回ではありません。
しかし、岡三証券が主幹事の時には高い確率で分配されているのでチェックしておいた方が良いでしょう。

岡三オンライン証券のIPOルール

岡三オンライン証券のIPOはステージ制による抽選を導入しています。

まず初めに応募者は過去3ヶ月間の手数料によって3つのステージに分けられます。

ステージS 手数料100万超
ステージA 手数料100万以下10万以上
ステージB 手数料10万未満

そして、3段階の抽選が行われます。

1回目がステージSの人のみを対象とした抽選

2回目がステージSとステージAの人を対象とした抽選

3回目がステージSAB全ての人を対象に行われる抽選

分かりづらいと思いますが、、、
ステージSの人は3回抽選のチャンス
ステージAの人は2回抽選のチャンス
ステージBの人は1回抽選のチャンス
があります。

気になる配分割合ですが、これは3回目のみ岡三オンライン証券のIPO引き受け数の10%以上を配分すると公表されているだけで他の配分割合は公表されていません。

ただ、この抽選システムで100%全ての配布を行うので、応募すれば当選のチャンスは充分あると思います。

また、岡三オンライン証券はIPOに当選するまでは資金を投入する必要がありません。

資金を移動させずに手軽にとりあえず応募することができるので参加の敷居が低いのGOODです。

※ちなみにこのステージ制度はIPO当選の裏技に使えます
ネットで噂の岡三オンライン証券のIPO裏技当選法について考えてみた

岡三オンライン証券の過去のIPO取り扱い実績

2016年

1月
はてな

2月
エボラブルアジア
ウイルプラスホールディングス
ヒロセ通商
アグレ都市デザイン
グローバルグループ
富士第一銀行
ブラス

3月
エディア
ハイアス・アンド・カンパニー

5月
バーチャレクス・コンサルティング
ジェイリース
ストライク
ホープ

6月
インソース
セラク

7月
三井不動産ロジスティクスパーク投資法人

8月
バリューデザイン
ノムラシステムコーポレーション
カナミックネットワーク
デジタルアイデンティティ

9月
JR九州
マーキュリアインベストメント

10月
エルテス
WASHハウス
フィル・カンパニー

11月
ティビィシィ・スキヤツト
セグエグループ
グレイステクノロジー
リネットジャパングループ

2017年

2月
日本再生可能エネルギーインフラ投資法人
No.1
ティーケーピー
ソレイジア・ファーマ
力の源ホールディングス
インターネットインフィニティー
ほぼ日

3月
ウェーブロックホールディングス

5月
GameWith
ビーブレイクシステムズ
エコモット
ディーエムソリューションズ

6月
ジェイエスビー
ユニフォームネクスト

・まとめ

岡三オンライン証券は岡三証券のIPOが流れた時に当選チャンスがある証券会社です。

応募した全ての人に当選の可能性があるので、IPOの当選を狙うのなら口座を開設しておいた方が良いでしょう。

また、同社に口座を持つ多くの投資家は、取引を殆どしないIPO目的の方、口座開設キャンペーンで何となく口座を持っている投資家ですので、その点を逆手にとって敢えて岡三オンライン証券をメイン口座にして!日々手数料を払いIPO時の当選確率を上げる!という損して得取れという戦略も有効です。

3ヶ月で取引手数料が10万を超えるのなら、やる価値は充分あります。