私は昨年のメルカリ上場中止の報道を見てから、当分の間はメルカリの上場は無いだろうと思っていましたが、それは誤りだったようです。
NHKから「メルカリが6月にマザーズに上場へ」と報道されました。
これが本当なら嬉しい誤算です。
メルカリ程の規模と将来性を持つ企業が上場するとなればある程度のリターンが期待できます。
思わず笑みがこぼれてしまいそうな話題です。
ですが、ちょっと待ってください。
半年前も同様のメルカリ上場報道が流れ、その僅か数週間後に一転上場中止という報道がされました。
私は前回の報道時に各証券会社に資金を移動させる手筈やスケジュールを色々考え、得られるかもしれないリターンにワクワクしている最中に完全に裏切られ手の平で踊らされる悲しいピエロになっていました。
(楽しかったので良かったんですけとね)
でも今回もピエロになるのはごめんです。
そこで、今回の記事ではメルカリ上場の信憑性を検証、それと、いずれやってくるメルカリ上場に役立つ様々な関連情報を紹介していきます。
貴方の投資の役に立てて下さい。
目次
今更ながらメルカリとは?
メルカリは日本を代表するフリマアプリ「メルカリ」を運営する企業です。
今では当たり前となったスマホとインターネットを融合させて家にある品を簡単にネット上に掲載して手軽に個人間で売買できるようにしたサービスの始まりがメルカリです。
現在では数多の類似のフリマサービスが出てきていますか、メルカリの知名度は他のサービスと比較して圧倒的に高くフリマ=メルカリというイメージの定着にまで至っています。
近年では日本での確固たる地位を足掛かりに米国にも進出を果たし市場規模を拡大させ、日本の有望な新興企業と世界中から注目されています。
創業5年ながら日本を代表するネット企業です。
メルカリ上場のニュースの信憑性は?
メルカリの上場に向けての報道は前回と全く同じ「メルカリがマザーズに上場する!」という内容、そしてメルカリ側からの発表も前回と同様に「様々な可能性を検討しているが決定した事実はない」というお約束の言葉
これを見る限り
私は上場するのは100%では無いが何も問題なければ上場する予定で進めている
という所が実情だと推察しました。
今だから分かりますが前回の上場中止はメルカリのアメリカ事業の分岐点だったようです。同様に危うい要素が顕在化してくれば上場中止になる可能性はあるかもしれませんが、そう考えると、このままいくのであればメルカリ上場の可能性は高そうです。
メルカリが上場するとなれば今年の一大イベントになる
報道によるとメルカリの上場規模は2000億円規模にもなると予想されており、この通りならば文句なしで今年最大規模のIPOとなります。
近年の大型上場となったLINE・JR九州・日本郵政・SGホールディングスと同様のお祭り騒ぎになるでしょう。
しかも、メルカリは創業5年の新興企業ですので、ここからの成長余地も大きく日本のみならず世界規模の事業展開を上手く描ければIPO時の初値は実力以上に大きく上昇するでしょう。
高い知名度に惹かれた投資家、将来性を見込んだ長期投資家、取引量と規模の大きさに投資妙味を見出す短期投資家など、ザッと見て見ても多方面から買いが期待できるので上場となれば超人気化すると考えられます。
否が応でも期待してしまいますね。
ちょっと気が早いですが…メルカリが上場した後の話
私はメルカリのIPOで複数当選したら半分は長期保有するつもりです。
現段階で既にメルカリの国外事業は好調で日本国内の事業と併せて相当な規模の売上を上げています。
メルカリが一体どこまでグローバルに市場規模を拡大出来るかわかりませんが、規模の拡大が継続するまでは保有を継続していこうと考えています。
また、メルカリ自身はフリマアプリに拘らず自由な形で企業規模を拡大していく方向性を示しています。
この規模で自由な形で市場規模の拡大を進めるともなれば、プチAmazon的な企業になるとも考えられ投資価値は大きいと判断しました。
もしかしたら日米ダブル上場もあり得る?
実は私はメルカリは日米ダブル上場の可能性もあると考えています。
LINEは上場時に日米ダブル上場を果たしグローバル市場に打って出ることを世界にアピールし知名度を高めました。
今から世界に打って出ていこうとしているメルカリなら、あの時のLINEと同じように日米ダブル上場を行うメリットがあり実施の可能性は充分あるでしょう。
仮に日米ダブル上場となればメルカリは米国市場よりも日本市場の方が知名度の関係で高く評価され株価も高騰すると予想できます。
そして、この日米の価格ギャップを活かす投資戦略があります。
前回日米ダブル上場時したLINEは米国市場に先に上場しましたが残念ながら知名度が低い事で上場初日のLINEの株価は思った程上昇しませんでした。
しかし、翌日の日本市場のLINEの株価の高騰に釣られて、翌日の米国市場ではLINEの株価が日本市場の株価に寄せて上昇する展開となりました。
米国市場に先に上場するという条件が合うのならメルカリでも同様の展開が期待でき狙っていけます。
メルカリIPOの主幹事予想
IPOにおいて主幹事となる証券会社を抑えるのは当選確率を飛躍的に高めることになる非常に重要な要素です。
ここでは10年を超えるIPO投資経験を持つ私がメルカリIPOの主幹事を予想していきます。
予想第1位:野村証券
泣く子も黙る日本No. 1証券会社です。メルカリ程の規模の上場ともなれば必ずや絡んでくるでしょう。
主幹事となる可能性は高いですがIPOでの公平抽選は行われていないので個人的には主幹事となってほしく無い証券会社です。
予想第2位 大和証券
日本4大証券会社の一角です。大規模案件での主幹事実績が多数あります。
ネット関連企業の上場を手掛けることが多くメルカリの上場でも主幹事となる可能性は充分あります。
予想第3位 SMBC日興証券
日本4大証券会社の一角です。中堅IPOでの主幹事実績は多数ありますが大規模案件での主幹事実績は上位2社より乏しいことから3位ですが、乏しい故に狙ってくる可能性もあります。
予想第4位 SBI証券
ネット証券No. 1を謳い文句に安価な手数料を武器して日本4大証券会社のシェアを確実に奪ってきています。
まだまだIPOで主幹事となることは少ないのですが、近年ネット関連企業の案件では主幹事を勝ち取っていることもあり、メルカリの上場でまさかの主幹事を務めるかもしれません。
少なくとも予想した上記4社は主幹事とならなくても副幹事長になる可能性は高いのでメルカリのIPOを狙うのなら、とりあえず口座を開設しておいた方が良いでしょう。
関連記事: メルカリ上場決定!IPO主幹事証券会社はどこか?当選させるために準備すべきこと
メルカリ関連株を紹介
メルカリの上場の報道でメルカリ関連株の動向も慌ただしくなってきました。
ここではメルカリ関連株を紹介していきます。
・ユナイテッド(2497)
メルカリ関連株の本命です。メルカリの創業初期から事業・資本の両面で関連を持ちます。
当時は将来的な子会社化を見据えての出資だったそうですが、今や立場は完全に逆転してしまいました。
最早本業よりもメルカリの動向で株価が上下する状況です。
メルカリ関連株を狙うのなら外せない銘柄です。
・三井物産(8031)
資源に強味を持つ総合商社の三井物産はメルカリにも大きく出資しており取締役も派遣しています。
アジアでメルカリのノウハウを活かした事業を展開するなど結び付きを強めています。
事業規模が大きいのでメルカリによる株価の変動よりも他の要因による株価の変動の方が大きいので強い関連株として見ることはできませんが、本業の商社事業は硬く投資利回りも高いのでメルカリの事情も含めた純粋な投資先と考えても良さそうです。
最後に
今回はメルカリのおさらいから始まり、上場の信憑性、上場による影響力、上場後の投資方針、メルカリの日米ダブル上場の可能性、上場時の主幹事予想、メルカリ関連株についてとメルカリの上場に関わる項目を幅広く解説していきました。
これを読めばメルカリの上場に関する情報を網羅できる内容です。
現段階でメルカリが確実に上場するのかは分かりませんが、私は6月に上場するであろうと思ってワクワクしながら様子を伺っていきます。