メンタリストDaiGoの『人を操る禁断の文章術』が危険すぎる!!
かつてテレビで大活躍したメンタリストDaiGoの新著『人を操る禁断の文章術』を読みました。
正直そこまで期待せずに読み始めたんですが、読み進めるごとに見事にハマり、個人的には数年前に大ヒットした『伝え方が9割』を軽く凌駕するぐらいの戦慄を覚えました。
かなり実用的なテクニックも紹介されているので、文章力にいまいち自信を持てない人は必読の一冊だと思います!
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メンタリズムを駆使した『人を操る禁断の文章術』のここが凄い、3つのポイント
「まえがき」で一気に引きこまれる
本に書かれている技術云々の前に、まずDaiGoの魔法のような筆致に瞬く間に引きこまれてしまいます。
冒頭からすでにギミックが仕掛けられていて、「まえがき」を見てしまうと続きを読まずにはいられなくなります。
メンタリストならではのテクニックに説得力がありすぎる
僕はバラエティ番組でメンタリズムを見たとき、驚きつつもどこか一種の手品を観るような目で彼のパフォーマンスを見ていました。いまだにあのパフォーマンスにタネや仕掛けがあるのかは分かりませんが、この本で書かれている文章術は非常にロジカルに説明されています。
読ませるために書くのではなく、行動させるために文章を書く
書かない3原則
「あれこれ書かない」「きれいに書かない」「自分で書かない」
などの理論は、少しでも文章を扱う社会人であれば知っておいて損はない知識かと思います。
前述した「まえがき」はまさに、立ち読み客をレジへと向かわせる「行動させる文章」と言えるでしょうね。
後半はモロに実用的な内容
後半部分では、文章の書き出しやストーリーの展開のさせ方など、かなり実用的なテクニックにまで踏み込んでいます。
これ一冊しっかり読み込んで実践するだけで、たとえばブロガーやアフィリエイターならコンバージョン率が上がるような文章が書けるようになるんじゃないでしょうか。
Kindle版も出ています
ただの手品師じゃなかった、他の本も読んでみたい
DaiGoの何が凄いって、あのままテレビに出ていたら一発屋として終わってしまうことを察知して、自分から身を引いて別の分野を開拓したところだと思います。普通は祭り上げられたら俯瞰で見れないですよ。
作中でもこのことに触れていました。
パフォーマーとして主にテレビに出演する形で世に出たけれど、『このままでは何年も続かない』と思い、ビジネスの勉強をし、心理学と組み合わせることで企業向けのコンサルティングという仕事に結びついた。
すっかりメンタリズム信者になってしまった僕ですが、文章術以外にも何冊か著書を出版されているみたいなんで、これを機に色々読んでみようかと思います。