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『ぼくは愛を証明しようと思う。』は、恋愛プレイヤーの潔白さを証明してると思う

      2016/08/29

bokuai

これまで、アンダーグラウンドシーンで共有されてきた恋愛工学が、世に広まりつつある。

小説、『ぼくは愛を証明しようと思う。』が出版され、ヒットしているからだ。

男性が、女性を魅了するための叡智の集合体である恋愛工学。そのノウハウが凝縮された本書を手にすることで、多くの男性が恋愛プレイヤーとして市場に参入することとなるだろう。
臆面なく真理を語る恋愛工学は、その真理を包み隠そうとする女性や非モテ男子の批判の的になったりもする。しかし、いま現在恋愛に悩む男子は、間違いなくこの『ぼく愛』を一読すべきだ。

本を読み終えた翌日にはアラ不思議、非モテから一転これまで相手にされなかった女性から一気にモテ始める、なんてことはもちろん無い。
しかし、真実に触れることで凝り固まった非モテ思考から解放され、モテるきっかけを掴めることは確かだ。

というわけで今日は、恋愛工学について少し語ろうと思う。

そもそも恋愛工学って?

恋愛工学は、『ぼく愛』の著者である藤沢数希氏が提唱したものだ。
彼は研究者やエリート金融マン、アルファブロガーなど様々な経歴を持つ、ネットの世界ではちょっとした有名人だ。そんな彼が数年前にスタートさせたメルマガ『週刊金融日記』によって、恋愛工学は一気にブレイクスルーを果たした(何を隠そう僕もいち読者で、当サイトのコンテンツもバリバリ影響を受けているw)。

語弊を恐れず言うと、恋愛工学とは「成功するナンパの仕方」であったり「狙った女を口説き落としてセッ○スする方法」を、極限までシステム化したものだ。
もちろんこれらの方法論は、これまで多くの恋愛コラムやナンパブログ、書籍などて散々語られてきた。しかし実際のところ、その内容はナンパ師の腕自慢エピソードだったり、毒にも薬にもならない精神論のようなものがほとんどだった。
恋愛工学は、これまでブラックボックスとされてきた「美女と出会い、口説き落とすまでの方法」を解析し、一般男性にも体得できるレベルにまで体系化することに成功している。

恋愛工学、ひいては『週刊金融日記』が読者から熱狂的に支持される理由は大きく分けて2つ。まず1つめは藤沢数希氏の文章術だ。知的な語り口にちょっとしたユーモアを感じさせる筆致は、読者の脳に直接働きかける。長めのテキストでも、読んでいて苦にならないどころか、どんどん引き込まれて中毒症状のようなものを起こしてしまうことさえあるのだ。さらに、知っている者とそうでない者で大きく差が出る「スタティスティカル・アービトラージ戦略」や、「セッ○ストリガー理論」「非モテコミット」など、秀逸なネーミングセンスで名づけられた恋愛テクノロジーの数々も大きな魅力だ。

そしてもう1つ。それはメルマガというコミュニティだ。『週刊金融日記』のコンテンツの半分以上は、読者からの投稿と、それに対する藤沢氏の回答で占められている。
そこでは読者の失敗談や成功報告、童貞プレイヤーの悩み相談(卒業報告も‼︎)まで、赤裸々に語られている。TwitterなどのSNSでは大炎上ものの議論が、有料メルマガという隔離されたコミュニティ内で活発に議論されているのだ。特に、上級プレイヤーによる、新たなテクノロジーについての投稿が素晴らしく、恋愛工学をより強固で盤石なものに昇華させている。

『週刊金融日記』を購読することで、非モテ男子は徐々にモテるようになり、元々モテる男はさらにモテるようになるという現象が当たり前のように起きているのだ。

そして、それら恋愛工学の知識を随所に散りばめつつ、一冊のストーリーに書き上げられた小説が『ぼくは愛を証明しようと思う。』である。
月額864円の有料メルマガに登録せずとも、この一冊を読めば恋愛工学の屋台骨となるノウハウはおおかた理解することができてしまうのだ。

ストーリーはフィクションでも、そこで扱われている技術はガチ

『ぼく愛』は、わたなべ君という、ごくごく一般レベルのサラリーマンが主人公だ。ごくごく一般レベルとうのは、つまり、日本男性の大半を占める非モテに属するということである。そんな彼が恋愛工学と出会い、女性を魅了するために奔走するのが物語の主軸だ。
まるで『週刊金融日記』のいち読者の、モデルケースかのような話だが、物語自体も充分に楽しめる小説として作られている。藤沢氏の文章術については先に触れたとおりだが、ミステリー作家顔負けのギミックも仕掛けられていたりする。

しかしやはり最大の見どころは、ストーリー内の至るところに仕込まれている恋愛工学のテクノロジーだ。
面白いのが、ストーリー自体はもちろん創作なのだが、作中に出てくる技術の多くはノンフィクションの世界で実際に使われていることだ。
オープナー(ナンパの第一声)や、ルーティーン(相手を魅了するトークスクリプトや、キスに持ち込む際の必勝パターン)など、『週刊金融日記』で藤沢氏自身が取り上げたものや、読者の成功報告で共有された貴重な技術が、小説内で惜しむことなく披露されている。

そう、『ぼく愛』の中で女性を虜にしているトークの数々は、決して机上の空論ではなく、現実世界で実際にお墨付きを得たものが描かれているのだ。

色んな女性と関係を持とうとする『恋愛プレイヤー』は悪?!

恋愛工学を駆使して女性にアプローチする男、つまり恋愛プレイヤーは、しばしば批判の対象となる(もちろん現実世界ではプレイヤーかどうかなんて知る由もないので、ネットの世界で)。

「ナンパなんてクズのすること」

「女を食い物にするなんてサイテー」

しかし、これらの批判は恋愛工学の、いや、現代恋愛市場の本質を全く理解できていない。
なぜ男は色んな女性にモテなければいけないのか、そして無知なナンパ師や風俗通いの非モテと比べて、いかに恋愛プレイヤーがひとりの女性を深く愛しているか、『ぼく愛』を一読してその理論に触れれば、批判の気持ちがゼロになるとまでは言わないが、また違った角度から恋愛というものを見つめるいいきっかけとなることは確かだろう。

また、『ぼく愛』では、恋愛工学の技術に溺れることによって陥る苦悩や、恋愛プレイヤーなら誰もが起こり得るかもしれない最悪のケースまで描かれている。恋愛市場で闘うということは、必ずしもオイシイ思いばかりではない。
常に計算されたリスクを取り、常に潔白な精神を持って闘わなければならないということが語られているのだ。

非モテにウジウジしている暇があったら読め!

恋愛工学をネットでバッシングするグループは大まかに2つあると言われている。恋愛市場を正確に理解できていない層の女性と、嫉妬心に駆られた非モテ男子だ。
このうち、女性はどちらにしろ現実世界では恋愛工学を受ける側(魅了されるかどうかは置いといて)の立場なのでまぁ良しとしよう。しかし嫉妬系非モテ男子(最近のメルマガコミュニティではチ◯ポ騎士団と命名されている)は、一刻も早く目を覚ますべきだ。

胸に手を当てて思い返してみよう。これまでどれだけの思わせぶりな女たちに裏切られてきたか。気になる女子のかまって系SNS投稿に、必死で知恵を絞って良い言葉を書き込んだ見返りは何かあったのか。誰からも相手にされなかった結果、どれだけ己のサーベル(チ◯ポ)を自分自身の右手で抜いてきたのか。

『ぼく愛』は、そんなチ◯ポ騎士団に残された最後のチャンスなのかもしれない。
この本を読んで街に出ることで、わたなべ君のように劇的に人生が変わることもあるかもしれない。そうならなかったとしても、少なくとも、もしかしたら、職場や学校で気になっていた女性を恋愛工学で魅了し、彼女にできるかもしれない。そういう、小さいけれど、どんな上級プレイヤーよりも幸せになれる奇跡が起こせるかもしれないのだ。

そして、本気でプレイヤーを目指すのならやはり本家の『週刊金融日記』を購読すべきだろう。
ここでは、チ◯ポ騎士団と違って自分の非モテを素直に受け入れる、童貞プレイヤーがいる。成功確率を少しでも上げるデートプランや、トークスクリプトを提供してくれる中・上級プレイヤーがいる。
どんなに情けなくてカッコ悪い失敗で打ち負かされても、ヘラヘラ立ち上がってまた歩き出す。そんな、金城一紀氏のザ・ゾンビーズのような集団がここにいるのだ。
そして、チ◯ポ騎士団と名づけてネタにしつつも、心の底からチ◯ポ騎士団を馬鹿にしている人間はおそらく一人もいない。なぜなら、僕も含めておそらく恋愛プレイヤーの9割以上は、チ◯ポ騎士団出身者だからだ。
誰もが一度は、フレンドシップ戦略と非モテコミットで失敗した苦い経験はある。モテと非モテの違いなんて、所詮はいつ間違いに気づくかだけの違いなのだ。

神より与えられしその光り輝く剣は、自らの右手で抜くものではない。
愛する女性に奉納するものなのだ!

さいごに

個人的に胸にグサリときた『ぼく愛』のひと幕。
上級プレイヤーの永沢さんとともに、街コンやストナンで修業をするわたなべ君。その途中、二人は銀座のナンパバー(300Bar)へと立ち寄った。

中に入ると、まだ7時だというのに、まるで満員電車のように混んでいた。バーカウンターには行列ができている。店内にいる女の子たちは、みんなナンパされている。よく観察すると、ナンパされている女の子の近くには、さらに他の男もたくさんいて、女の子に話しかける順番を待っているようだった。

この状況ならナンパ初心者でチキンの自分でもナンパできると息巻くわたなべ君。
しかし、「こんなところでナンパするのは時間の無駄だ」と言い放ち、永沢さんはわたなべ君を引き連れて店を出てしまう。わたなべ君は理由を訊ねた。それに対する永沢さんの回答のなかに、こんな言葉があった。

それは、彼らが心の弱い人間だからだよ。ここはナンパしていいナンパスポットですよ、と権威のある誰かに言われて、実際に他のみんながナンパしているのを確認して、それではじめてナンパができるんだ。だが、そんな場所はすでにレッドオーシャンもいいところで、ナンパできても、セッ◯スなんてできやしないんだ。本当の恋愛プレイヤーは、みんながナンパしないような場所でナンパするんだ。

僕はいわゆるバーナンクラスタで、ナンパをするなら圧倒的に週末のバーが多い(大阪なので300Barは無いが)。
その主戦場としているバーは、21時を過ぎると『ぼく愛』で出てきたバーのように工業高校級の男女比率となり、クソレッドオーシャンと化すのだ。そうなると泥試合もいいところで、連絡先交換してもほとんどが死に番、ただただ消耗して帰路につくこととなる。19時台、20時台の、まだ誰もナンパをしていない、そんな空気感が一切漂っていない時間帯に行うナンパの方が圧倒的に目的達成の確率が高いのだ。
とは言え以前書いた記事でも推奨しているとおり、バーナンパは初心者プレイヤーにはとてもおすすめだ。街コン、合コンよりは良い出会いがあるし、レッドオーシャンなりの戦術がないこともない。ただ、やはりAクラスをコンスタントに狙うのであれば、バーナンパでは限界があるのが現実なのだが。
僕もいつかはわたなべ君や永沢さんのように、まるで呼吸をするような感覚で、カフェとかでさらっと美女に話しかけるメンタルを身につけたいなぁ。

そんで、ぼくも愛を証明しようと思う。

【15/07/27追記】Kindle版も出た!!諸事情で部屋の本棚に置くのが厳しい場合はこっちがオススメ。

海外でヒットしたナンパバイブル『ザ・ゲーム』も、かなり具体的に女性を魅了するロジックが描かれているが、ストーリーがクソつまらんので最初は『ぼく愛』から読むのがオススメ。

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