ブラック企業の見分け方を紹介。間違ってブラック企業に入ってしまってブラック企業を辞めたいと思っている方,適切な行動指針についても

ブラック企業の見分け方 〜ブラック企業をすぐにでも辞めたい方へ〜

このエントリーをはてなブックマークに追加  

ブラック企業に入らないためにはどうすればいいのか?

ブラック企業に就職・転職しないためにブラック企業の特徴、見分け方を知っておいてください。

 

日本にはまだまだブラック企業が存在します。そして増え続けています。これは皆さんで止めていかなければなりません。

 

ブラック企業とは従業員に違法な残業を強いたり、会社の経営状態が悪いことを理由に給料の未払が続いたり、求人広告とは全く違う無理な労働条件を突きつけ従業員を使い捨てにするような企業を言います。

 

ブラック企業はどうして増えているのでしょうか。経営者が暴利をむさぼるため、会社を潰さないため、上司の憂さ晴らしのため、等々、ブラック企業はほとんどが経営者の利益のために従業員を犠牲にすることで起きます。

 

ブラック企業に入社したばかりに命を失った人も多くいます。

 

最近では電通社員の過労死問題がニュースとなっていますよね。

 

参考:24歳東大卒女性社員が過労死 電通勤務「1日2時間しか寝れない」 クリスマスに投身自殺 労基署が認定

 

人々を苦しめているブラック企業の経営者は経営の資格などありません。あなたが手を貸す必要はなく、できるだけブラック企業には入らないようにしましょう。そして、間違って入ってしまってもすぐにやめるようにしてください。

 

とはいえ、実際にその企業に入ってみないとブラック企業であるかどうか、外部では判断ができません。

 

では、どうすればブラック企業に入らないようにすればいいのでしょうか。

 

会社に入る前にあなたができることは事前の情報収集です。ブラック企業の特徴、見分け方を理解し、事前にブラック企業対策をしておきましょう。

 

 

ブラック企業の特徴を理解し、転職先の企業に当てはめてみる

あなたが転職・就職しようとしている会社がブラック企業ではないかどうかを判断するにあたり、まずはブラック企業の特徴を事前知っておく必要があります。ネットの口コミ・評判を見る時はもちろん、面接や就職説明会や求人情報を見る際にも以下のようなブラック企業の特徴がないかをチェックしてブラック企業を見分けましょう。

 

ブラック企業の特徴は主に以下が挙げられます。

 

離職率が高い

ブラック企業であるため、入ってもすぐ辞める人が多く、結果として離職率が高くなっています。従業員を使い捨てにするような企業です。一派的に離職率が高い業界としては飲食業界、宿泊企業、塾等の教育関係が高くなっています。ブラック企業はとにかく社員の入れ替わりが激しいことが特徴です。

 

2年目や3年目等の若い先輩がいない

ブラック企業は若い人材を散々使いまわしてボロボロにして捨てることが多いため、結果として残る人が減り、1年もたたずして辞めてしまいます。若い年次の先輩がいないということは離職率が高く、ブラックである可能性がありますので注意が必要でしょう。

 

いつも求人を出している。職業安定所や新聞求人広告等に1年中「従業員募集」の広告が出ている

これもブラック企業は離職率が高いことが原因です。離職率が高いため、いつも人材が不足しており、求人広告をずっと出し続けなければならなくなっています。社員を使い捨ての駒のように考え、ひたすら酷使します。これは転職をする前に事前にわかることですので、転職活動中の方は条件の良さに目を奪われるのではなく、求人掲載期間にも注意して転職活動をするようにしていください。

 

ネットの口コミを確認するとブラックな評判がたっている

企業名で検索したり、求人サイトの口コミで確認しておきましょう。後述しますが、企業の口コミをチェックできるサイトがあります。ただし、口コミは主観が多分に含まれるため判断は慎重に。

 

アルバイトの比率が高い

人件費をできるだけ抑えるためにアルバイトの比率を高め、正社員はサービス残業をひたすらさせられている傾向があります。

 

社員数に対して求人数が多い

離職率が高く、人材が不足しているため求人数が事業の規模に比して多くなります。

 

ホームページが簡素で陳腐

できるだけ経費を抑えるためホームページも簡素なものとなっています。

 

給与が相場より異常に高い

過酷な労働で離職率が高く、人材が不足しているため給与を高く設定しています。入社後、給与を下げられるケースも。また、例えば月収20万円〜50万円といった、レンジを広くして募集しているところは最低ラインの20万円からのスタートとなることろがほとんどですので、注意が必要です。

 

説明会等で社長が精神論を振りかざしてくる

体育会系の考えで「ひたすら努力すれば報われる」的なことを言い、過酷な残業を正当化しています。やけにアットホームな環境であることをアピールしている会社も注意が必要です。

 

面接のハードルが異常に低く、面接当日に採用される

これも離職が高いことが原因です。人材が不足しているため、人を選ばずにすぐ採用して過酷な労働を強いられます。

 

試用期間が異常に長い

試用期間の間に過酷な労働をさせ、給与の安い試用期間で辞めさせられるというケースもよくあります。

 

一族のワンマン経営である

自己の利益だけを優先し、従業員の利益を考えていない。

 

労働雇用契約書を発行しない

法に違反しているのが通常な状態。

 

ブラック企業は以上のような特徴があります。事前にチェックし、今から就職しようとしている会社、転職しようとしている会社に当てはまらないか確認しておきましょう。もちろん、あくまでブラック企業の可能性があるというだけなので、上記の項目が当てはまったからと言って必ずブラック企業であるとは限りません。

 

ブラック企業大賞ランキング

ちなみに2016年度のブラック企業大賞は以下の通りとなっています。(2018年度以降は下記のリンク参照)

 

大賞:株式会社 電通
ニュースでも賑わした電通です。やはり今回の事件のインパクトが強かったようですね。

 

業界賞:ディスグランデ介護株式会社
介護福祉の企業ですが、ブラックでした。未払賃金、十分な休憩をとれないといったことが続き、ノミネートされたようです。介護業界はこれからも必要とされる業界なので、改善が強く求められますね。

 

業界賞:株式会社プリントパック
印刷機に巻き込まれて社員が死亡する事件が発生、それを機械の不具合といった軽微な事件で済ませ、悪評が上がりました。また、残業時間も多く、過労死ラインを超える労働を強いていたことから選ばれました。

 

ブラックバイト賞:DWE JAPAN株式会社(「しゃぶしゃぶ温野菜」FC企業)
こちらはブラックアルバイトでのノミネート。4ヶ月連続勤務を学生に強いて、「辞めたい」と訴える学生を「懲戒解雇処分」にすれば就職ができなくなるぞと脅し、辞めさせなかったという悪企業。本当にこんな会社があるのかと疑ってしまうほどのブラック企業でした。改善を求めます。
 
特別賞:日本郵便株式会社
パワハラを受けた従業員が心疾患で亡くなった等、あらゆる被害を広げている。

 

ウェブ投票賞:日本郵便株式会社
一般市民よりウェブ投票により選出。

 

引用元:ブラック企業大賞
 
以上のようにブラック企業大賞が決定されていました。いずれも日本を代表する大手企業ばかりで、日本の主要企業がブラックなんだと痛感させられました。

 

もちろん、これはほんの一部です。まだまだブラックな会社は多いですし、ノミネート対象にならない中小企業はもっとひどいことを強いている可能性があります。とにかく、日本にはブラック企業が多いんだということを認識してほしいです。

 

そして、決してそのような企業に手を貸さないことを意識してほしいです。

 

ブラック企業に入らないためには!その企業の口コミ・評判をチェック!

ブラック企業に入らないためにまずは事前に企業の口コミをチェックしてください!

 

では、ブラック企業に入らないためにはどうすればいいのでしょうか?

 

実際にその企業で働いている人、辞めた人の口コミをチェックするということがブラック企業に入らないために事前にあなたができることの一つです。

 

本当にブラック企業なのかどうかは入社してみないとわかりませんが、入社前でも実際に働いている人や過去に働いていた人の口コミ・評判、そして年収をネットで見ることができます。口コミや評判は求人サイトで企業別に掲載されており、簡単に見ることができます。

 

例えば以下のような口コミが掲載されています。

 

企業の口コミはキャリコネ転職サービスで無料で見ることができます。

 

ブラック企業に入らないための対策としては企業で実際に働いている人たちの口コミを見るのが最も効果的と言えます。まずはあなたが転職・就職したいと思っている企業の口コミが載っていないかチェックしましょう

 

口コミは投稿者の主観が入っていますので全てを信じる必要はありませんが、一つの参考情報として転職活動に生かすようにしましょう。

 

まずはあなたの転職したい企業の口コミ、年収情報を検索してみましょう。

 

また、キャリコネでは口コミを投稿することもできます。

 

もし、あなたの会社がブラック企業であるなら、少しでも多くの人が同じようにブラック企業の被害に合わないためにも、あなたの会社のブラックな事実を投稿して情報を共有してください。

 

ブラック企業に間違って入ってしまったら

 

では、間違ってブラック企業に入ってしまったらどうすればいいのでしょうか。

 

出来るだけ早く、勇気を持って転職してください

 

ブラック企業で無理に働くということはブラック企業で暴利をむさぼっている経営者に手を貸すということになります。ブラック企業をやめるべき理由は以下の通りです。

 

  • ブラック企業ではないと成り立たない会社はいずれ潰れます。
  • 人件費を削り続けて価格競争を捻出すると同業のホワイトな企業まで価格競争を強いられてブラックが蔓延してしまいます。
  • 社員を酷使し、自分だけ利益をむさぼっている経営者に手を貸してはいけません。
  • ブラック企業では長く勤めても1年も持たないと思います。どうせやめるならできるだけ早く行動したほうが得です。

 

ブラック企業に入ったらすぐにでもやめましょう。

 

確かに家族を養わなければならないとか、いま急に辞めたら周りに迷惑がかかるとか、中高年になり転職先があるか不安、という思いももちろん理解できますが、それは短期的な考えです。過酷な労働を強いられた結果、あなたが倒れてしまえば養うこともできません。

 

ブラック企業は使えなくなったあなたを平気で切ります。

 

ブラック企業に尽くす必要はありません。あなたの人生はそんなブラック企業のためにあるわけではありません。

 

あなたが壊れてしまう前に勇気をもってブラック企業を辞めてください。ブラック企業をこれ以上蔓延させないように負の連鎖を止めるためにも勇気をもって転職するようにしましょう。

 

ブラック企業で働きながら上司や同僚にばれないように転職活動をする方法

 

できれば今の職場で働きながら次の職場への内定をもらい、ブランクなく転職したいところです。ブランク期間があると収入が途絶えるばかりか、次の転職先の採用担当者にマイナスのイメージを与えてしまいます。

 

ですので、できる限り今の会社で働きながら次の転職先の内定をもらうことをお勧めします。

 

とはいえ、ブラック企業で働いている人は毎日残業でなかなか転職活動に時間が取れないかと思いますし、上司にばれてしまったらどんな仕打ちを受けるかわかりません。

 

そこで、求人サイトのスカウト機能を使うことをおすすめします。

 

スカウト機能とは求人サイト上にWEB履歴書を登録し、スカウト登録しておくことで、あなたに興味をもった企業の採用担当者からオファーが届くようになります。オファーの中から転職先を選べばニーズとマッチしており、採用してもらえる可能性が高くおすすめです。

 

スカウト機能が充実している求人サイトはリクナビNEXTです。なかなか転職活動に時間が取れないという人もまずはスカウト登録だけでもしておけば、働きながらバレずに転職活動を進めることができます。

 

一旦退職してハローワークで求人を探すという手もありますが、ハローワークは企業からすると、求人を掲載するだけで補助金がもらえたりしますので、補助金目的で掲載している企業もあり、ブラック企業の可能性が高くなります。この点からもまずは働きながら転職サイトを利用することをおすすめします。

 

 

ブラック企業の連鎖を止めるためにもまずはあなたから行動していこう!

ブラック企業の連鎖を止めるためにもまずはあなたから行動を始めてください。まずは一歩踏み出しましょう。

 

多くの人がブラック企業から脱出し転職を成功させることを祈っております。

 

以下、当サイトのコンテンツもお役立てください。

 

 その他お役立ち情報、当サイトコンテンツ等

ブラック企業の辞め方 

ブラック企業の辞め方について書いています。実際にブラック企業を退職できた方の体験談を掲載しています。

 

ブラック企業の見分け方 体験談 

実際にブラック企業で働いていた方の体験談です。ブラック企業の特徴を知り、見分け方を身に着けておきましょう

 

全てはあなたが行動することで道は開けます。
行動するのは大変ですが、あなたの未来のために一歩ずつ進んでいきましょう!

このエントリーをはてなブックマークに追加  

Sponser Link


ホーム RSS購読 サイトマップ
TOP ブラック企業体験談 ブラック企業の辞め方