2017年9月看護師日記 ~自殺について思うこと~

もう9月の終わりですね。急に冷えて来ましたがいかがお過ごしですか?ヨッシーです。

先日電車に乗ろうと自宅近くに駅まで行ったところ

「人身事故で運転を見合わせています」というアナウンスが駅構内に流れており電車には乗れず通勤の時だったので急いで職場に電話して電車の人身事故で遅れる旨を連絡しました。

電車での人身事故というと踏切で電車と車が衝突したり自殺目的で駅から電車に飛び込んだりするということがありますね。

大体は駅からの飛び込み自殺が多いのではないのでしょうか。

私の勤務する病院にも時々自殺して心肺停止になった人や自殺をしようとしたが、そこまで至らなかった方々が救急車や時には家族や友人が直接病院に連れて来ることがあります。

救急車で運ばれて来る場合死後硬直があっても救急隊は死亡診断ができません。心肺蘇生をしながら病院に搬送します。

自殺しようとしても病院に来たら

もちろん私たちは全力で救命処置を施します。

手首を鋭利な刃物で切ろうとした傷があるならば、ばい菌が入らないように洗浄して消毒し医師が傷を縫合します。

大量のお薬を飲んで死のうとしても点滴をしたり尿道カテーテルを入れて大量の輸液や場合によっては緊急透析をして解毒します。

問題はそのあと

しかし、いくら体や傷を治しても問題はここからなんです。

何が問題かというと自殺しようとした人はまた繰り返すことが多いのです。致命的なことになることは少ないのですが時として致命的になることがあります。

どうか思いとどまってほしい!助かった命や体を傷つけないでほしい!

私が勤務するERには自殺企図で運ばれるあるいは直接来院する方が一ヶ月の間に数件みられます。

処方されているお薬を大量に内服して服毒自殺しようとする方、手首を切って自殺しようとする方、首をつって自殺してしまった方、電車に飛び込んで脳脱(脳みそが出てしまっていること)して既に亡くなっている方など様々です。

私たちERに勤務する医師をはじめとする看護師その他のスタッフはそんな方々を見て「なぜ?自分を傷つけるの?」という疑問が湧きますが処置している間は全力であたっているので後からそんな思いが出てきます。

睡眠薬をたくさん飲んでしまった人が搬送されてきました。

先日、自身に処方されている睡眠薬をたくさん飲んでしまった方が救急車で運ばれて来ました。

救急隊からの連絡で主訴はお薬をたくさん飲んでしまったことによる気持ち悪さということでした。

運ばれて来た方は立派な職業を持っていて結婚されている若い男性でした。一緒に付き添って来た家族にまだよちよち歩きの可愛い女のお子さんがいました。

意識はもうろうとしていましたが受け答えはしっかりしていました。

早速バイタルサインの測定から始まり点滴採血、心電図など素早く処置が始まりました。

お薬を早く体の中から追い出すために大量の点滴を行い心電図や採血の結果は特に問題ありませんでした。

医師が本人を改めて問診したところうつ病の既往歴があり仕事で上司とうまくいかず死のうとしたとのことでした。

自殺しようとする方の心理や気持ちはその方にしかわかりません。結局その方はこのまま帰宅させたらまた自殺をするかもしれないという判断で精神科の病院を紹介して受診させることに決まりました。

帰れる頃には気持ち悪さもなくなりトイレにまで行けました。

点滴を抜いて医師と本人だけで病状の説明をした時に本人から「もうこんな自分はいやだから早く治したい」という意思が見られたのでよかったと心の底から感じました。家族の前では言えなかったこと本当は死のうとしていたのです。

以前の私の記事に生前の私の父の言葉をご紹介させていただいたことがあります。

「死のうとするということはものすごく勇気がいることだ。だからそんな力があったらなんでもできるものだ」

なぜそんな言葉を発したのかよく覚えていませんがそれはとてつもなく大きい負のパワーです。

精神的な病気を持っている方は病気の力で判断力がなくなってしまうことがあります。

精神的な病気がない方でも表に出ないだけで潜在的に精神病を持っていたり発作的に死ねば楽になれると思いが一瞬でも強くなれば自殺しようとしてしまいます。

いずれにしろ私たちが強く思うことは助かった命、治った体を二度と傷つけて欲しくない、社会復帰ほしいという思いが絶えません。

今年買ってよかったもの

ものすごくネガティブなこと書いてしまいましたが・・・。大事なことなので書きました。

では、プライベートな話題に入りたいと思います。

今回は自慢では決してありませんが、今までずっと欲しかったものでとうとう買ってしまったものをご紹介したいと思います。

繰り返しになりますが自慢ではありませんよ(結構自慢だったりして 笑)

もったいぶらさずに早く教えろ!という声が聞こえそうです。

以前にもお話しさせていただきましたがパソコンやタブレットはMacを使っていて従順なMac信者です。

新しいMac製品が発表されると書いたくなる衝動にかられますが給料と見合わせると理性が働いてしまいます。

MacBook Pro2017の15インチを買いました。

色はスペースグレイでヨッシーの理性が今回働かずスペックはカスタマイズしてしまい一番いいスペックにしてしまいました。

今まで母艦となっていたMacBook Airでは最近始めた動画編集をしているとできないことはないのですが、カクツキがあったり遅かったりしてしまい新しく購入を考えました。

今この月別日記を書いているのも新しいMacBook Proで書いています。

MacBook Pro2016はYouTubeなど見ると動画編集で不具合があるということが多く見受けられたので見送っていました。

使って見ての感想はまず色がきれいです。画面も今まで13インチだったということもあって15インチはとても見やすく感じます。

ただし一つだけ大きな欠点があります。

値段が他のWindowsのノートパソコンと比べると高いということです。

そこが一番躊躇したところです。

でも先ほどもお伝えしましたが半分以上理性が働かなくなってしまいアップルのホームページから購入したのですが気がついたらぽちっていました(笑)

これから勉強に使ったり資料の作製に使ったり好きな歌手の動画編集したり用途は無限です。

パソコンデスクに向かうのがとても楽しみな今日この頃です。