こんにちは、看護師のヨッシーです。11月ですね。まだそこまで寒くありませんが、季節の変わり目、風邪、インフルエンザには十分注意してくださいね。
救急で働いていると大変なことや困ったことはたくさんあります。今月はその中の一つをお話をさせていただきます。
どこの救急病院でも頭を悩ませている酔っ払いの方の受け入れです。
お酒の席というのは私も大好きです。美味しいものを食べながら気の合った仲間たちと語り合いながら時間はあっという間に過ぎていきます。
しかしそのあとは五体満足で(少し大げさですが)自宅まで帰ります。これは当たり前のことです。しかし当たり前でないこともあります。
お酒を飲みすぎて泥酔して動けなくなり警察に保護されてしまった、転倒して怪我をしてしまい救急車で病院に運ばれてしまった。ここまではまだ可愛い方です。
普段はいい人でもお酒を飲むと・・・
以前に勤務していた救急病院でこんなことがありました。
救急要請で「○○歳の男性で飲酒後の転倒で頭に傷があります。縫合の必要性があります。バイタルは・・・」という要請がありました。
その病院は比較的繁華街の近くにあり週末や年末年始その他催し物があったりすれば酔った方の怪我で運ばれる方も比較的多かったです。
救急要請の電話から程なく救急車は到着しました。
どのくらい飲んだかはわかりませんがアルコール臭はかなり強いものでした。
職場の同僚が救急車で同乗してきましたがその方も同じように強いアルコール臭を漂わせていて救急外来はアルコール臭で充満してしまいました。
バイタルサインは異常がなかったのですが、転んで頭を切ってしまったので傷を確認後頭のCT検査の指示が出ました。
受けごたえはできたのですがアルコールの影響でうとうととしてしまう状態でした。ストレッチャーからCTの検査の台に移してまさに検査が始まろうとした時ですが突然大暴れしてしまい台から落ちそうになってしまいました。
私を含めて転落しないようにスタッフ総出で抑えましたが力が強くとても大変だったのを覚えています。
しかし大変なことが発生してしまいました。
抑えていた看護師が足を抑えていたところその足で蹴られてしまいその勢いでCT室の壁に叩きつけられてしまったのです。
その看護師は後頭部打撲と頚椎捻挫、腰部打撲と思いもかけない重傷を負ってしまったのです。
検査もそこそこに頭にその酔った方は異常がなかったので傷害事件として取り扱いのため警察に電話して警察に来てもらいました。
その看護師はその後仕事の継続が難しく、救急外来は騒然となり、診療や救急車の受け入れは全面的にストップしてしまいました。
警察官が看護師を蹴った方に事情聴取をしている時に一緒に来た同僚の男性が「普段はおとなしくてとてもいい人なんです!」と弁護をしていましたが実際に怪我を負わせてしまったのは事実です。
酔っていたから、酔っていたから覚えていないということは許されません。
怪我を負ってしまった看護師や我々にも事情聴取され怪我をしてしまった看護師が被害届を出すということで傷害の現行犯で逮捕、その場で手錠もかけられ治療が終わった後は警察署に連行されていきました。
この間に救急要請が数件ありました。中にはもしかして重症の患者さんかもしれないという内容でした。しかも病院のすぐ近くでした。直接病院に来た方も数人いらっしゃった方もいました。具合が悪くなんとか病院に来たのに診察が受けられなかった。とても申し訳がなかったです。
このように一人の酔っ払いの方のせいでたくさんの方々が不利益を被ってしまいました。
それだけではありません。その病院では飲酒後の患者さんは一切受け入れをしなくなってしまいました。
酔った方々が全部このような迷惑をかけるような方々ではないと思います。しかし以前から酔った方の診療には問題がありました。診療には非協力的、暴言を吐く、暴れる、診察代は払わず踏み倒すなどです。
その後のその病院の体制がどうなったかはわかりません。現在の病院でも酔った方が救急搬送されてきます。やはり暴言や少し暴れる、診察には非協力的などが見られます。
場合によっては診察が終わるまで救急隊に付き添わせる場合があります。またこちら側が危険と感じた場合は警察官の同乗も救急隊に依頼する場合もあります。お酒は自己責任で誰にも迷惑をかけずに楽しく飲んで欲しいものです。
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楽しいお祭りがありました
さて、プライベートな話題に移りたいと思います。
今月は秋晴れでとても青空が澄んだ日に私が住んでいる地元でお祭りがありました。
町内ごとに山車があり何ヶ月前から整備点検したりおはやしの練習をしたりと大変な盛り上がりがありました。地元をはじめその周辺でも有名なこのお祭りはたくさんの方々が訪れました。
路上にも出店がたくさん出ていて毎年この時期になると母親に近所のお祭りに連れて行ってもらい出店でおもちゃやわたあめを買って食べたことをよく覚えています。
焼きそば、おでん、りんご飴、ラーメン、おもちゃ、タイラーメン
にわかに作ったビアガーデンなど歩いているだけでもワクワクしてしまいとても幸せな気分になってしまいました。
このお祭りの目玉はなんといっても各町内から出されている山車です。
とても大きく子供から大人まで山車を引きながら町内を回ります。山車がすれ違うことができないほど大きいので交通整理も大変です。おはやしもこの山車上で行われ軽快な音とひょっとこお面をかぶった方の踊りもまた楽しかったです。
ここでも国際化の波がありました。主な看板や案内板には英語、中国語、韓国語が書かれていてお店の案内にも同じような言語が書かれていて外国の方々にもお祭りを少しでも楽しんでもらおうという試みがありました。
歩いていても外国の方が多かったですね。写真撮影していたり動画を撮っていたりしていました。今流行りのスマホの自撮りをされていた外国の方々も目にしました。地元の方々も外国の方々も楽しんでいる様子があちらこちらに見られてとても微笑ましかったです。
毎年開催されているこのお祭りは地元にとっても大イベントの一つです。何ヶ月前から準備をしています。警察や消防、消防団の方々も治安や安全に配慮してくださり大変だったともいます。
私の知っている範囲では大きな事件や事故はなかったと思います。
しかし私自身にとても大きな事件が発生してしまいました!
出店の食べ物がとても美味しかったのでついつい食べ過ぎてしまい公表は出来ませんが体重が増えてしまいました。
美味しいから仕方ないよねと言い訳をしてしまいましたが皆さんも食べ過ぎには注意ですよ。とても楽しいお祭りでした。