認知症予防と看護ケア方法について ~食生活と生活習慣の改善~

元気に年齢は重ねていきたい。私は常にそう思っています。

できたら一人になっても誰の世話にならずに人生を全うしたいです。健康長寿は元来誰でも持っている願いだと思いますがいかがでしょうか?近年おいて少子高齢化が大きな社会問題になっています。

それに伴い認知症の問題も浮き彫りになってきています。老化は誰にでも訪れます。認知症は予防ができる場合があります。今回はそんな認知症ケアと予防についてお話をさせていただきます。

認知症予防で大切なこと 食生活と運動

食生活においては洋食より和食が良いとされています。野菜や魚、果物などです。それは血中コレステロールを下げる効果があり動脈硬化を予防してくれる効果があるからです。私もどちらかというと洋食の割合が圧倒的に多いので和食を心がけるようにしたいと感じました。

次に運動についてです。体を動かさずに一日ベッドや布団の上で寝ていては二十歳くらいの若者でも筋力は衰えてしまいます。刺激も全くありません。それでは脳が活性化できません。そればかりか高齢者になると認知症を発症したり認知症を悪化させてしまうことになってしまいます。

散歩したり体に大きな負担がかからない程度の運動で良いので是非やってみましょう。それと頭を使う脳トレーニングなどもいいみたいです。絵画や園芸、ゲームなども認知症に効果があると言われています。

生活習慣はいかがでしょうか?喫煙歴が長かったり飲酒歴も要注意です。

飲酒に関してはある程度の飲酒は体に良いとされていますが記憶がなくなるほどの飲酒や酔いつぶれるほど毎日飲酒するのは肝臓にかなり負担がかかりよくありません。

嗜好品なのでストレス解消や気分転換などの効果はあると思います。特に喫煙は有害物質が含まれていて発がん性もあり動脈硬化を進行させてしまいます。

また受動喫煙により自分だけではなく副流煙で周りの方々の健康も害してしまいます。節煙などと言わずになんとか完全禁煙にしましょう。

2014年の統計から喫煙をする高齢者は認知症になる可能性が2倍になるという統計があります。記念をするということは認知症だけではなく様々な病気を予防するということもあります。

認知症ケアについて

認知症のケアは認知症になってしまった方1人の問題ではなくなります。1番関わりを持つのはご家族だと思います。

認知症のケアはとてもデリケートで根気と優しさと理解が必要です。どんなケアをしていけば良いか?お伝えしたいと思います。

認知症になってしまった方は自分自身のことをうまく表現ができません。体の体調が悪くても十分に表現ができないことがあります。食欲がないな、顔色が悪いな、いつもと調子が違うかな?など些細なサインを見逃さないようにしましょう。

見守りと観察ですが予期せぬ行動を取る場合があります。身の回りに危険物などを置かないようにしましょう。洗剤や漂白剤を口にしてしまう方もいます。そのようなものも周りから除去しましょう。

転倒して骨折をしたらそれこそ長期入院となったら寿命を縮めてしまうことになってしまいます。何故なら病院などの閉鎖的で殺風景なところに入院を余儀なくされると認知症が進行してしまったり多くの身体的な合併症に見舞われるからです。廃用症候群、沈下性肺炎、感染症などです。

関わり合いも多く持ちましょう。

「ボケているから目の届く範囲で見張っていればいいんでしょ」という考えは大きな間違いです。

どんなことでも良いので声がけしてあげてくださいね。寒くないですか?お腹は空いていませんか?話しかけられたら耳を傾けてあげましょう。それらが認知症の方を支えることになりコミュニケーションを良好にしていくからです。

最後にその方の尊厳を守る尊重することです。身体抑制や虐待はもってのほかです。どんな理由があるにせよそれらは正当化することはできません。ケアにあたる方々のケアやストレスをが溜まり始めると問題も起きてきます。介護にあたる家族の方々もケアを受けれるように相談ができるような体制作りもしましょう。

認知症ケアは始まりがあっても終わりは見えてきません。少しでもお役に立てばとても嬉しいです。

看護師の認知症患者さんとの接し方は認知症患者との接しかた、看護についてを参考にしてください。

また、介護予防については「介護の工夫」というサイトも役に立ちます。