看護師の活躍の場所はたくさんあるということはすでにお伝えしているかと思います。でも今回は「こんな所?」でも働いているんだとびっくりされると思います。それは自衛隊です。
自衛隊といえば戦闘機、ヘリコプター、戦艦、戦車、歩兵など戦闘的なイメージがお持ちだと思います。しかし緊急医療援助やその他の人道支援でも自衛隊の医療は海外でも高く評価され大活躍をしています。看護師もその一人ですよ。
自衛隊看護師は防衛大学や看護学科を持つ大学や看護学校、そして有資格者をそのまま雇用したりする民間とは違う独自の養成を行っています。
自衛隊看護師の年収及び資格条件について 年収は約500万円
まず国家公務員であること。年収は階級にもよりますが、聞いた所によると年収は五百万円くらいと聞きました(差異はあると思うので詳しくはマイナビ看護師を参考に)。
防衛省の管轄ですので国内外の災害支援にも積極的で海外でのそのような仕事もあり積極性を持った方ならもっとも適していると思います。
自衛隊看護師は看護師である前に自衛官として任官しているので国防という大きな使命感の元に働いています。看護の勉強や看護師としての仕事をする前に自衛官という身分なので日々の業務の他に軍事訓練や教練に励む必要があります。
今は平時ですが有事の際は時として負傷した方々を看護するために救護所や野戦病院などで従事するという一般の看護師にはない特殊な環境下での看護業務をする覚悟もなければなりません。
精神的にも肉体的にも中途半端な心構えでは務まらないところなので覚悟は必要です。
自衛隊看護師になるためには自衛隊の看護学校を卒業するという道が通常ですが、看護師の資格を持っている人の中途採用もあります。看護師として自衛隊に入隊して、自衛隊看護師になることもできます。ただし、いずれの道も倍率が高く、狭き門となっているようです。
自衛官としての勤務
自衛隊では国家公務員としての身分ですから安定しています。一般的にですが看護師は女性の職場ゆえに一番の悩みである人間関係について悩む方も多いですが、自衛隊では男性の自衛官が圧倒的に多いため複雑な人間関係は全くないといえば嘘になりますがそんな悩みも少なくなっているみたいです。
そして結婚や恋愛についてですが、男性自衛官が多いため自衛官同士で結婚することも少なくないみたいですよ。
看護大学、看護専門学校、看護師養成所を卒業して看護師資格を取得してからの自衛隊入隊希望者は先ほどもお伝えしたように自衛官としての教育を真っ先に受けなければなりません。
それから看護業務に必要な知識や技術を勉強し看護実務を経験してから晴れて自衛隊看護師となれるのです。入隊はしたものの厳しい訓練や教育で嫌になり中途で除隊するかともいるのでこれもまた覚悟が必要です。
身体条件もかなり厳しいです。その他では危険思想がないか?犯罪歴はないか?などの身辺調査も徹底的にされます。年齢制限もあるので希望者は早めに問い合わせをしたほうがいいですよ。
自衛隊での看護業務とは?
自衛隊にも病院は持っています。自衛隊中央病院や防衛医科大学の付属の病院や地方にもあります。そして各部隊の衛生隊などでも看護業務をしています。
自衛隊に地区病院というものがありますが本来は隊員やその家族、防衛省の職員、家族のための医療機関でしたが現在は民間病院と連携して地域の医療機関としての使命を帯びるようになってきました。自衛隊で働く看護師は平時においては民間の看護師と同じ看護業務を行っています。病棟勤務になると夜勤ももちろんあります。
ただ自衛隊の病院では救急患者さんの対応をしていないことが多く、また大学病院のように高度救急救命センターなどのように高度な緊急処置をする場合が少ないのでその対応に追われるようなことはないようです。難病の患者さんが入院していることも少ないので落ち着いて看護業務が行えるという点ではメリットになると思いますがもっと高度なことを勉強したい、スキルアップしたいという方には場合によっては物足りないという場合があります。
いかがでしょうか。自衛官としての看護師業務。興味を持っていただけたらぜひチャレンジしてみてくださいね。
自衛隊看護師の求人
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自衛官の看護師の求人は数は少ないですが、定期的に出ますのでチェックしてみてくださいね。
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