病院に入院設備があれば必ずと言っていいほど入院患者さんがそこにはいます。
施設にも老健などにも入居されている方もいらっしゃいます。
病院では重病な方や手術後の方など自分自身で動けない方も少なくありません。老健などの施設でも介護度にも寄ると思いますが寝たきりで介護を受けている方もいらっしゃいますよね。
リネン交換は定期的に一週間に二回くらいとか汚染があったらその都度交換はしていると思います。動ける患者さんはベッドから降りていただいたり車椅子に乗っていただいたりしてその間リネン交換を行います。
しかし寝たきりや自分自身で動けない方のリネン交換はどのように行なっていますか?ベッド上でそのまま行うことが多いと思います。
今回は臥床患者さんのリネン交換の実務についてお話をしたいと思います。
準備をしましょう
まず環境やプライバシーの配慮をしましょう。
患者さんの体の一部が露出してしまうので配慮は必要ですよ。カーテンを閉めたりついたてを使用しましょう。
ホコリや落屑してしまった皮膚などがシーツの上にはあることを考え交換する側はエプロンや予防衣、マスク、手袋を着用しましょう。患者さんも体温調節できない方もいますので室温にも十分配慮しましょう。
患者さんの付属物は大変重要
シーツを交換する場合寝たきりや鎮静のかかっている患者さんそして点滴や動脈ライン、人工呼吸器装着中、大きな手術の術後で体にドレーンが入っている場合など生命に関わる付属物があると思います。
私が経験したことですがICUでそけいぶからバールーンバンピング中の患者さんを受け持った時シーツ交換を行いました。
この患者さんは鎮静をかけながら気管挿管しながら人工呼吸器管理している方でした。
私はもう一人の看護師とペアを組んでシーツ交換を行なっていましたが、挿管チューブばかりに気を取られてしまいシーツを交換する際体位変換をした時にブシューというなんともにぶい音がしたんです。
視界に入ってきたのはバルーンバンピングしている接続チューブが外れてしまっていること。
非常に焦りましたがすぐにドクターや他の看護師を呼び寄せすぐに対処したので大事には至りませんでした。
このようなことは絶対にあってはいけません!
関連記事:事故抜管、自己抜管の対応と看護について
必ず二人以上のペアで交換を
身動きのできない方のリネン交換を一人で行う方はいないと思います。一人でやろうとしてもできないことばかりか転落のリスクや時間がかかることによって患者さんの身体に負担がかかってしまうのでいいことはありません。
また看護者側にも腰を痛めてしまうなどデメリットばかりです。必ず二人以上のペアで行うことですよ。前述した患者さんの付属物の事故抜去にもなりかねませんから。
寝たきりや意識のない方でも
なんでもそうですが意思の疎通ができないからといって一方的に何かをするということはないと思います。このような患者さんにも必ずリネン交換をする際訪室した時からリネン交換をする説明や挨拶をして一方的でも会話形式で声かけしながらリネン交換をしましょう。
意識のない方でも寝たきりの方でも自分に何をされているかはわかっています。その時にいきなり体を傾けられたり動かされたりした時は驚いてしまったり血圧やその他の状態が変動することも考えられます。声かけはどんな時でも誰にでもどんなことをする時にも非常に重要と私は考えています。
その他の注意点
もちろん清潔なものを使用していると思います。
褥瘡の予防にもつながるのでシーツのシワがないようにしたりシワシワになっていないか確認しましょう。
終了する時はここでもリネン交換を終了した旨を説明し付属物に異常はないか?抜けていないか?外れていないか?位置の異常はないか?バイタルサインの測定をして異常はないかを確認し終了しましょう。
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