看護師のライフスタイル【夜勤や上位資格について】

私は看護師歴が長い看護師です。資格を取得時から色々な科で経験を積んできました。

ICU、手術室、外科病棟、脳外科病棟、整形崖病棟、精神科、小児科カテーテル室、内視鏡室、ERなどです。

同じ看護職でありながら沢山の異なった内容の仕事や経験が出来る職業はそんなにはありません。経験やその経験にもとづく学習は看護師として成長できるチャンスです。勤務形態も一般企業と違って不規則なことがあります。一般企業でも夜勤がある仕事があります。看護師の仕事は病院や入院設備のある施設なら24時間365日看護師がいなければなりません。それは昼間、夜間を問いません。勿論、土曜日、日曜日や祝日も関係ありません。

看護師のライフスタイル

そんな看護師のライフスタイルは独特なものになってきます。週末が必ず休みの企業と違い、週末も仕事になってきます。そのかわりに平日が休みになりますね。

連休や週末は出かける方が多いので行楽地などは混雑します。平日ならそんなことが少なくレジャーも楽しめます。私は長年にわたり平日の休日を楽しんでいます。

夜勤のときのスケジュール

夜勤があるときは夕方の4時半ころから引継ぎが始まるので午前中などはゆっくりし、夜勤に備えて鋭気を養います。夜勤明けなどはやはりとても疲れてしまいます。でも一歩、病院を出ればフリーになります。夜勤が終わると、とてもお腹が空きます。どこで何を食べようか?なんて考えるときは至福の時間だと感じます。いやしいとは思いますがそんな朝の時間を迎えるために頑張っている時もあります。

参考:看護師のストレスにはどのようなものがあるのか【夜勤、休日出勤等】

看護師の様々な研修制度

また看護師は研修や勉強の機会に恵まれます。やる気があれば上位資格、看護学士、認定看護師、臨床心理士など難関ではありますが、業務に直結した資格取得も可能です。その他でも看護師向けのセミナーや講習会も盛んに行われておりスキルアップも可能です。

ほんの一例ですが、私が取得した講習会で取得、勉強したものをご紹介したいと思います。

好みや働いている科にもよりますが私は救急が好きなので救急に関連したものです。一般的にBLSと言われていますが、一時救命処置と言います。器具や薬剤を使わずに救命処置をするという内容。BLSと似ていますがACLS。これは高度な医療処置を行い救命処置をするという内容。PALS。これは小児における救命処置の内容です。高度な医療処置を行います。個人的にはこのPALSの講習会はかなり難しかったのを覚えています。

上記はすべて内因性における救命処置の内容でした。

では次に外傷における講習会の内容をご紹介したいと思います。

JPTECについて

「防ぎえた外傷死」

そんな言葉をどこかで耳にした方もいると思います。

JPTECといい、救急現場で重傷外傷と判断された場合、必要最低限の処置観察を行い傷病者の安定化をはかり出来るだけ早く医療機関に搬送するといった内容です。救急隊員や消防職員の受講者が多いですが看護師も近年受講者が増えてきます。ちなみに私はこのコースのインストラクターになるべく勉強をしています。

参考:病院前外傷救護と看護師【JPTECの受講のすすめ】

ITLSについて

次は少し難しくなるのですがアメリカの救急医学会認定のコースでITLSというものがあります。現在の日本の救急隊員には高度な医療処置は認められていません。いずれは処置の拡大が予定されています。このコースはいくつかのコースに分かれています。アドバンスコース。重症外傷の傷病者に対して気管内挿管や薬剤投与などを行い救命するというコース。ペディアトリックコース。小児の外傷コースです。小児特有の救命処置で親の対応など特殊な内容も含まれています。

最後にアクセスコース。車などの車両事故から中に取り残された傷病者などを救出するコースです。実際に車両を破壊したり切ったりするかなり変わったコースで受講者も救急隊員や救助隊員がほとんどです。看護師でも受講は可能です。私はインストラクターの資格を持っています。看護師のライフスタイルにはチャンスや自分を成長させるチャンスに恵まれています。

参考:特殊な外傷コースと看護師【ITLS(インターナショナルトラウマライフサポート)講習】

大変なことも沢山ありますがそれを上回る良さが看護師のライフスタイルにはあると思います。