泌尿器でもたくさんの疾患を取り扱います。腎臓や膀胱や性器、前立腺などの疾患です。特別なスキルが必要ということはありません。通常の看護スキルがあれば十分です。
しかし泌尿器という羞恥心がとても大きい部位なのでまた男性患者さんが非常に多いというのが特徴です。
腎盂腎炎、尿管結石、膀胱炎などの患者さんが多いのも確かです。性病や性器に関する病気でくる患者さんもいます。女性性器の場合はたいていですが婦人科に行ってしまうことが多いため男性患者さんが多くなってしまいます。
看護師としてのプロ意識を持って 泌尿器科の業務について
検査や点滴、採血はどの科でも同じように行われます。
しかし泌尿器ではデリケートな部分の処置で例えば陰部の剃毛など行うことがあるため男性看護師を配置しているところもあります。
でも私が知る限りでは泌尿器科のクリニックや医院などではあり得ると思いますが大きな病院ではそのような話は耳にしたことはありません。ほとんどが女性看護師です。
処置を行う際にオドオドしていたり恥ずかしそうにしていたりすると患者さんも不安になりますし羞恥心が大きくなってしまいます。逆にセクハラをされるということも発生してしまうかもしれませんよ。
もちろんですが剃毛などの処置をする際はしっかりと説明と同意を得ましょう。看護師であるあなたが逆に異性の看護師から処置を受ける際はやはり同様だと思います。
手術もあります
泌尿器科でも手術はあります。中でも近年増え続けているがんですね。腎臓がんやぼうこう癌や前立腺がんなどです。
まだありますが主なものはそんなところだと思います。処置の内容はどんなことがあるのか処置や診療の介助としてはこれも様々です。
前述した陰部剃毛、尿道カテーテルの挿入や交換、尿道バックの交換造、造影剤を使用しての検査の介助や副作用の有無の確認、点滴、採血、腎瘻カテーテルの交換、膀胱瘻の交換カテーテル周囲の観察やガーゼ交換、化学療法のための援助、導尿処置、排尿指導、膀胱鏡の介助、膀胱洗浄など多くあります。
検査の介助や処置の方法など精通しておきましょう。
すごく大切なプライバシーの配慮
日常の看護場面でも時々見受けられるのですがムダ話です。
医療機関に患者さんたちは何かしら当然ですが心配で不安で訪れています。看護師やその他の医療スタッフの無駄話は不快感を感じるばかりか自分のことを話されているのではないかと感じてしまいます。
患者さんに絶対に聞こえないところで話すとか仕事が終了した時にそのような話はしましょう。当たり前のようでこれが遵守されていない場面をよく遭遇します。付き添いで他の病院に行った時にやはり事務員の無駄話が不快に感じました。私も気をつけるようにします。
特に泌尿器科では性器を取り扱う場面も少なくありません。診察中や処置中は患者さんの羞恥心は最大です。体の露出ができるだけ少なくするように室温にも配慮しましょう。
泌尿器科で働くメリット
女性看護師が進んで働きたいという場所ではどうもなさそうです。
需要は男性看護師だけでしょうか?と聞かれるとそうでもなさそうです。
やはり特殊性のある科なので学習することもたくさんあると思います。泌尿器だけではなく内科的なこと婦人科的なこと外科的なことなどいろいろな科と連携しながら処置や治療を行うこともあります。
そのような場面でも関連する事柄が多くあると思います。泌尿器科だけではありませんが特殊性ゆえの学習性はかなりあると思います。比較的敬遠されがちな泌尿器科ですが私はその学習性の高さから非常に多くの興味を持ちました。
確かに働き辛さは否めませんがそれを上回る魅力は泌尿器科にはあると思います。