妊娠は病気じゃないよと看護師を私より長くしている大先輩が言いました。確かに病気ではありません。しかし体にはいろいろな変化がでてきます。そして妊娠前よりも気をつけなければならないこともたくさん出てきます。
看護師さんは医療従事者なので今更と思う方もいらっしゃるかもしれませんが意外に知らない看護師さんも多いのです。お友達で妊娠した方がいたらアドバイスができるそんな記事にしたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします。
妊娠さんは妊婦さん一人の体ではありません
当然ですよねお腹の赤ちゃんやお腹の赤ちゃんの誕生を楽しみにしているご家族と一心同体なのです。そしてオメデタ半分と不安半分の気持ちが混ざっていませんか?それとお腹の赤ちゃんと自分自身の体調と健康に留意しなければなりません。この二つは切っても切り離せません。しっかりと体調管理していきましょうね。
妊娠を希望した時から体調管理は始まっていますよ。しっかりと自分自身の身体で気になるところとか治療が必要な状態だったらきちんと治療をしておきましょう。お薬が使えないことがありますからね。
持病でお薬を常用しているなら必ず医師に相談してみましょう。予防接種も受けておきましょう。近年において風疹が流行したのをご記憶されていると思います。その時妊婦さんが風疹にかかってしまい生まれてきた赤ちゃんが障害を持って生まれてきたという報告があります。パートナーである方も一緒に予防接種を受けることも重要です。
妊婦検査を受けましょう。それと定期受診です。母親学級も。
母子手帳の交付は必ず受けましょうお腹の赤ちゃんの記録と妊婦さんの健康記録が記載されます。異常時や次回の検診の時に比較ができますからね。変化があれば対応が早くできるかもしれませんから。
各自治体において保健センターで初めてママになる妊婦さん対象に母親学級が開催されています。妊娠中の過ごし方、食事や栄養のこと歯科の事出産を経験したママからの経験談を聞いて参考にしたり役立つことばかりです。是非参加されてみてください。
妊娠中の最大の敵、妊娠中毒症の予防
一回くらいは耳にされた方も多いのではないでしょうか?妊娠中毒症は個人差がありますが妊娠してから20週以降に出現してしまう高血圧、体のむくみである浮腫、そしてタンパク尿です。残念ながら決定的な知慮方法はなく妊婦さんもお腹の中の赤ちゃんも危険な状態になってしまいます。
次の点に注意してください
偏らない食生活、バランスのとれた食生活で栄養状態を適度に保つ。心身ともにリラックスを心がける。ストレスをためないことを心がける。読書をしたり音楽を聴いたり体に無理のない範囲で自分がリラックスができストレスをためない方法があれば行ってみる。
適度な運動も必要です。妊婦だからといって特別なことがない限り軽めの運動が必要です。適度な運動は血行をよくします。そういった意味でも大切ですし妊婦さん自身の体力低下や筋力低下に役立ちます。筋力が弱ると些細なことで転倒してしまうことになりますからね。
つらい症状や異常を感じたがすぐに受診しましょう
私の友人でお腹が今までないくらい張ってきたがすぐにおさまったので様子を見ていたら繋留流産していました。出血があった、お腹が張ってきた、つわりがひどくて飲食ができない、お腹が痛い、お腹の外傷など何かあったらすぐにでも受診は必要です。様子を見るのは厳禁です。
もし電話でかかりつけの病院に相談できたら時間外でも相談してみましょう。そのためにも主治医を決めておくことはたいせつです。里帰り出産する場合はかかっていた病院などで紹介状を書いてもらい出産する病院の医師が経過がきちんとわかるようにしましょう。
そして無事出産してください!