看護師として勤務すれば多かれ少なかれ夜勤というシフトを経験されると思います。「若いときは一晩中寝ないで飲み歩いたり遊んだり車で遠くまで出かけたりしていたから夜型人間にはぴったり」なんて思う方も多いと思います。
しかしそれは甘い考えですよ。遊びなら何も気を使うことはありませんが看護師の夜勤の仕事は患者さんの命を預かることです。気楽に仕事など出来ず遊んでいるときと比べたらはるかに体力や気も使います。
全身全霊を患者さんに傾けないと待っているのは重大な医療事故につながる恐れです。
なぜ夜勤が必要なのか
簡単なことですよね。入院している患者さんがいるからです。交代で24時間365日入院患者さんを看護しなければならないからです。入院設備のないところでしたら当たり前ですが夜勤はありません。日勤だけですね。入院設備のないところでもあるとしたら夜の11時くらいまでの勤務の準夜勤でしょうか？
看護師の勤務体制
夜勤があることから
二交代制（朝は8時半頃から夕方5時頃まで 夕方4時半頃から翌朝9時頃まで）
三交代制（朝8時半から夕方4時半頃まで、夕方4時半頃から深夜11時半頃まで、深夜11時頃より翌朝の9時頃まで）
若干の違いはあると思いますが大体このような時間帯になるでしょうか？平日、祝日、土曜日、日曜日などの曜日は問いません。
夜勤専従看護師のメリット
まずは高収入が得られることです。夜勤の仕事は精神的にも体力的にも負担が大きいので夜勤の手当ては大きいと思います。日勤だけの方と比べると収入は全然違うと思います。それと夜勤とはいえ不規則な日勤業務と比べると夜勤あけがあるので自由な時間も多いともいます。
夜勤専従看護師のデメリット
人間というのは夜の時間は寝るようにできています。寝ることによってホルモンのバランスを得られたり体内時計も規則正しくなるのですがそれらが崩れて体調を壊すことが大きく考えられます。
夜勤専従看護師の職場はどんなところがあるか
夜勤専従の職場としては病棟や老人施設、救急外来などが多いですね。それぞれ仕事の内容も違いますし夜勤専従看護師として向き不向きがあるでしょう。
夜勤専従看護師は給与が高いですが働くのであれば業務の内容の情報収集をすることをお勧めいたします。なぜなら給与は高くて良いけど仕事があまりにも忙しくて体調を崩してしまい残念な結果になってしまうかもしれないからです。
給与はまずまずで仕事もそこそこというペースがいいかな？と個人的には思います。
⇒夜勤を辞めたい看護師さんへ ～夜勤なし日勤だけで働ける課や場所は～
夜勤専従看護師の健康管理
健康は大切です。病気や怪我をしている患者さんのお世話をする看護師が健康でないと患者さんを看護することはできません。健康管理は夜勤専従看護師としてではなく人間としても大切な部分になってきますね。
「夜勤ばかりだから体調は崩さないだろうか？」ということをよく耳にします。確かに慣れるまでには大変だと思います。夜勤の生活のパターンを体が覚えてしまえば疲労回復の自分にあったタイミングを見つけることができるからです。自分にも言えることですが看護師はその責任感の強さゆえに限界近くか限界を超えるまで働くことが多いです。またストレスも大きく体にのしかかってくるでしょう。
そんな時は自分なりのリフレッシユができるようにしないと息つなぎができなくなってしまい追い詰められて行ってしまいます。夜勤専従看護師をする上で大切なのはしっかりと「栄養補給」「十分な睡眠」を心がけましょう。休日には友達とおしやべりをする、スポーツをするなどの心身ともにリフレッシュできることも夜勤専従看護師としての資質と言えるでしょう。