夜勤をやめたくなったら。その進路と方法について

現在勤務しているERでは夜勤があります。病院自体が救急指定病院なので二十四時間三百六十五日稼働しています。中で働く看護職である看護師は病棟なども、もちろん夜勤があります。病院の求人で夜勤ができる人という付加条件をよく見ることがあります。

とはいえ、夜勤は体力的にも大変ですし、ずっと続けられる自信がない人も多いかと思います。では、夜勤をやめたくなったらどうすればいいのでしょうか。その方法についてお話しさせていただきます。

夜勤は義務?

私たちのような病院では看護師の夜勤は不可欠になってきます。患者さんが救急搬送されてきたり来院したり入院患者さんがいるからです。外来や化学療法室勤務の看護師は日勤だけになります。少なくとも救急指定病院だったり入院設備があり患者さんが入院していれば夜勤はしなければなりません。

家庭に事情でできない看護師もいますが、特別な事情がなければ義務ではないと思いますが夜勤はやらざるおえません。

就職の際面接で夜勤はできますか?ということが聞かれることもあります。できなければもしかしたら不採用になる可能性もあります。7:1看護のため病院も人材確保に必死です。

ある統計で看護師をやめたい理由の一つとして、夜勤がきついという看護師ならではの理由があげられています。

夜勤は手当の多さから稼げるというメリットがありますが、実際に身体に大きな負担になっているのも事実です。政府もこの事実を重要視していて看護師の夜勤が制限されています。でもこれは努力義務であり強制的な執行ではないのです。

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夜勤の回数も様々

二交代や三交代が現在の夜勤の主流です。三交代は経験がないのでなんとも言えませんが、二交代で現在のERでは大体五回から六回くらいです。私が経験した中で准看護師だったときに勤務した病院では二交代で十回という夜勤の回数がありました。今では考えられませんね。

夜勤がやめたくなるときはどんなとき

私は個人的には夜勤をやめたいと考えたことはありません。救急は時を選べませんからね。

では夜勤がやめたくなる時はどんな時かというと、病棟なら受け持ちが多く重症がいつも入院してきて心身ともに疲れてしまった、家庭の事情(家に病人がいる、小さい子供がいるなど)体調がすぐれない体調を壊してしまったことなどが多いですね。

夜勤をやらなくなった時の進路

看護師として働くなら夜勤のないところは老人施設、医院やクリニック入院設備のないところとなるでしょう。

少し変わった進路では学校(看護学校)の教員、電話相談の仕事や治験もあります。夜勤のある病院でも夜勤をやらなくても良いポジション看護部長や看護師長などの管理職はやらないところが多いですね。

あとは事情を説明して日勤常勤してもらったり検査部門(血管造影室や内視鏡室)の仕事もオンコール(事案が発生した場合対応すること)はありますが一晩病院に滞在して夜勤というものはありません。

参考:夜勤なし日勤だけで働ける場所は

夜勤をやめる方法、メリットやデメリット

病院のホームページで探したりするのも早いかもしれませんが、よりくわしく病院の情報をもっている転職サイトを利用するのがいいかもしれませんね。自分では言い辛いことも交渉してくれますよ。(参考:おすすめの看護師求人サイト人気・評判ランキング

夜勤をやらなくなったことによるメリットは心身の負担が軽くなることです。家族がいる看護師さんは家族と過ごせる時間が多くなりますね。勤務後の時間が有効に使えることもメリットとしてあげられます。習い事をしたり友人との交流を深めるのもとてもいいことだと思います。

デメリットとしては夜勤の手当がなくなってしまうので収入が減ってしまいますね。

いいところが見つかって転職をしようとしても夜勤をやることが条件になっていたら希望のところへの転職ができなくなってしまいます。そんなに不自由することはないとは思いますが多少働けるところや希望のところが少なくなってしまいます。

夜勤をやるやらないは病院の方針や看護師としての考えが各々あるので自分のライフスタイルに働き方も合わせていいのではないでしょうか。

転職を考えているのであればマイナビ看護師がおすすめです。勤務形態を選択して相談にのってもらえますのでとても頼りになりますよ。