看護師の活躍の場は病院や診療所だけではありません。しかし病院などの医療機関で働く看護師が多いのは事実です。でも病院だけではありません。今の世の中少子高齢化が大きな社会問題になっています。
それに伴い老人福祉施設も多くなり多くの企業が参入しています。看護師はそんな老人福祉施設でも働く場所があります。(参考:老人福祉施設において看護師と介護士の役割・業務の違い)
老人福祉施設とは何か
介護保険の適応を受けることができる高齢者が生活の場として入居する施設です。いわば入居者の方にとってはそこが家になるわけです。
老人福祉施設の生活の様子
入居者の方はもちろん三食の食事が提供されています。入浴もできます。病院などのように病気や怪我の治療をするわけではないのでその方のペースに合わせた生活が多いです。テレビを見たり、他の入居者と談話したり私に言わせるとゆっくりと時間が流れているように思えます。
日常生活動作が自立されている方ばかりではありません。寝たきりの方や認知症がひどい方、車椅子の方などもいて介助が必要な方も大勢いらっしゃいます。介護施設には通常医療資格を持たないヘルパーさんが常駐し入居者の方のケアを中心的に行なっています。
食事介助、入浴介助、着替えの介助、お部屋の掃除など日常の生活を支援しています。時として家族の代わりに病院受診の付き添いをすることもあります。
老人福祉施設での勤務 診療所付の老人福祉施設
私が派遣などで赴いた老人福祉施設は沢山あります。実名は出せませんがこれから老人福祉施設に興味を持ったり高齢化社会に貢献したいという方たちのために少しでも参考になればと思います。
どこの老人福祉施設でも経営母体が大きく企業が経営しているところが多いです。中には病院が経営しているところもありました。
一番理想的ですごくいいなと思ったところがありました。老人福祉施設の中に一般外来を持つ診療所付きの老人福祉施設です。
日常は内科だけの単科で近所の方の日常診療をしています。看護師も二十四時間常駐し施設内であらゆることに対応しています。そしてすぐにドクターコールができて医師から症状に合わせた指示を受けることができ投薬したり、点滴をしたり状態に応じて医療行為をすることにより状態が悪くなった入居者の方の症状安定化をはかることができます。
医師もすぐにかけつけてくれてくれるので、よっぽどの重症ではない限り外の医療機関に受診はしなくても良いのです。動くことができない方や外の医療機関に受診する場合は緊急ではない限り介護タクシーを呼ばなければなりません。その手間を考えると双方の負担はかなり軽減されます。
先ほど入居者の方にとって施設は家ということをお話し致しましたが施設の種類によっては看護師が二十四時間常駐しているところもあります。老人福祉施設も人員不足でいつも募集しているところもあります。ヘルパーさんや看護師も例外ではありません。
ある施設に派遣で赴くと監視カメラがどの部屋にも設置されているところがありました。もちろん録画もしています。老人福祉施設でそれは認められているのかは疑問でしたが、その施設は寝たきりや重度の認知症の方が多く常に監視をしているとのことでした。スタッフがケアしているところも映ります。
施設自体はお世辞にも綺麗なところとは言えませんでした。私は個人的にはプライバシーが侵害されたりケアしているときにも監視されているような感じがしてそこでは働きたくないと強く思いました。
介護施設に就職するには
簡単です。今はインターネットで簡単に検索できます。それと施設が求める准看護師や看護師資格を所有していれば面接でよほど印象が悪くなければ就職はできると思います。老人福祉施設で経験がない方は派遣でいいので少し働いてみると一番よくわかります。人材派遣会社を通じて紹介してもらうという手もありますよ。あとはやる気とよく検索をして自分にあったところに就職をしましょうね。(参考:おすすめの看護師求人サイト人気・評判ランキング)
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