レジャー季節の注意点!蛇に噛まれたらどうすればいい?症状と対処法について

毎年夏になるとレジャーをして過ごす方が多いと思います。

私もみなさんがご存知のように趣味の一つとしてできたる簡易無線をやっています。電波をより遠くまで飛ばして遠くの方と交信するには高い山や建物などない広いロケーションの良いところに出向いて運用します。

私の実家はある県の田舎なのですが先日久しぶりに帰郷したらなんと庭を蛇がはっていたのです。

私の田舎では珍しい光景ではありません。日常の光景ですが久しぶりだったので少しびっくりしました。

日本国内では強い毒を持っている蛇といえば沖縄のハブを思いつくと思います。本州でもマムシや以前は毒がないとされてきたヤマカガシですが現在は毒があるということがわかりました。

ハブの危険性はいうまではないと思いますがマムシやヤマカガシに噛まれてしまったという報告も出ています。

残念ながら死亡例も出てしまっています。

今回は山のレジャーに出かける方もたくさんいらっしゃると思います。もし蛇と遭遇したら万一噛まれてしまったらというお話をさせていただきたいと思います。

蛇に噛まれないようにするには

この記事を書くにあたり蛇の毒がどのくらい強いのか調べていたら沖縄のハブが一番強いかと思ったのですが、マムシが一番強いということがわかりました。

沖縄だけの問題ではなく関東に住む私たちの身近に起こりうる出来事なのです。

マムシはハブより毒性が強くまともに噛まれれば大人でも危険です。年間数人の死亡例が出ています。それ以上に毒が強いのはヤマカガシだそうです。

マムシの生息場所は海岸沿いなどの岩場、登山道、沢などの岩場、草むらなどの日陰、湿地帯と幅広く生息しています。ヤマカガシは田畑に多く生息しています。

噛まれないようにするには生息していそうなところに行かないのが一番です。でも農業や林業など職業柄不可能な方も多いと思います。

まず服装ですが肌のろしつが少ないものにすることです。万一噛まれてしまったとしたとしても直接肌に噛まれた場合と服の上から噛まれた場合とは体に受けるダメージは違うと思います。

マムシもヤマカガシも攻撃性に関してはとても低くむしろ臆病な種類の蛇なのです。ガサガサと音を立てながら歩いたり棒切れで草木を叩きながら音を立てながら歩くと近くにいたとしても噛みつきに行くということはなく逃げてしまいます。

非常に臆病でおとなしいと言われています。ただし捕まえようとしたり尾を踏みつけたりしてしまった場合は防衛反応として噛みつきに行くことがあります。かま首を上げて攻撃態勢を整えたとしてもその場を離れれば追ってくることはありません。

噛まれた場合の症状

マムシなどの場合は噛まれたところに痛みが生じます。20分か30分くらいで噛まれたところが赤く腫れてきます。引きつったようなようになり変色してきます。そしてしばしば血液が混ざった水疱が形成されてしまいます。

治療をしなかった場合は歯茎から出血したり嘔吐物や便や尿にも血液の混入が見られるようになってきます。

蛇に噛まれてしまった場合の対処法

噛まれないことが一番ですが万一噛まれてしまった場合は急いで医療機関の受診が必要です。しかし決して慌てず冷静に対処してください。噛まれた部位をあまり動かさずに安静を保ちます。可能なら噛まれた場所を心臓より低く保ちます。

衣服を緩めたりアクセサリー類も外しておきましょう。飲食物は避け傷口を冷やしたり傷口を切り開いたりするのは逆効果です。止血帯できつく縛るのも同様です。医療機関では解毒剤の投与と傷口に対する処置が始まります。

毒蛇でもドライバイトと言って噛んだ時に毒が注入されないことの意味ですがその場合もあります。しかし噛まれた現場においては判断が難しいです。

噛まれても適切な治療を行えば命を奪われることはありません。これらのことを知識としてお持ちいただけたら幸いです。

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