りんご病の症状と予防方法について【伝染性紅斑】

りんごは皆さんご存知だと思います。私も大好きな果物の一つでいつも食べていたいです。このりんごのようにほっぺたが真っ赤になってしまう病気が流行しています。今回はこのりんご病についてお伝えしたいと思います。

りんご病とは

正式名称は伝染性紅斑といいます。ほっぺたが赤くなるウィルスによる感染症の一つです。よく幼稚園や保育園で流行したあるいは流行しているということを聞いたことがあると思います。小さな子供だけの病気かと思ったら大人にも感染することがある病気です。

感染力について

感染力は比較的弱いと言われています。しかし、稀に保育園や幼稚園で集団感染をおこしてしまいます。

母子感染もおこします

りんご病が原因で重大な症状になることはないと思います。飛沫感染によってウィルスが拡散されます。妊娠中の妊婦さんが免疫を獲得していてもお腹の中にいる赤ちゃんは免疫がないため胎児に大きな影響をおこすため軽視できません。

りんご病の症状 潜伏期間

見た目ですぐわかる症状が左右のほっぺたに蝶型の赤みを帯びた紅斑ができることです。

その他にも紅斑がお尻、お腹、大腿部、腕などにもできます。そして紅斑が出現する前に多くの場合は風邪のような症状が出現します。発熱(高熱は必ずしも出るとは限らない)鼻水、鼻つまり、咳という症状ですね。りんご病の子がいた場合すでに潜伏期間に入っている子がいると思ってください。

潜伏期間はかなり長くて10日から15日長くても20日と言われています。

最近では大人が感染する例もみられます。

りんご病の記事を書こうと思った経緯は大人が感染する例が多く見られたからです。りんご病は幼児から小学生に多く見られる感染症ですが一度かかると免疫を獲得します。

成人になると50パーセントの高い確率で免疫を獲得できるのですが免疫を獲得できていない大人がりんご病に感染してしまったという報告が多数聞かれています。

さて、大人がりんご病になると子供と同じような症状がでるのでしょうか?大人の場合は子供と違った症状がでてしまいます。

それは関節炎です。

関節炎とは怪我意外でおきた関節の炎症症状を総称した病名です。関節炎の症状として関節の腫脹、痛み、むくみ、関節内に水が溜まるといった症状です。深刻な症状になると全身に及んでしまい体重減少、発熱などの症状が出現してしまうんですよ。

飛沫(咳やくしゃみ)によって感染してしまいます

咳やくしゃみによってウィルスが空中にばらまかれてそれを吸い込んでしまうことで発症してしまいます。

もしまわりにそんな症状の子供がいたらマスクをしたりして感染防御をしましょう。でもりんご病とは限らずとも感染防御は非常に大切です。そして自ら感染源にならないようにします。無理をしないで幼稚園や保育園に行っている場合は集団感染を防ぐために家で安静にして過ごしましょう。

りんご病の治療方法

りんご病に対する予防接種や有効なお薬や治療方法は今のところありません。症状に合わせた対症療法しかありません。

風邪のように体力が落ちるのでしっかりと栄養補給や水分摂取自宅での安静が早く回復する近道です。

しかし食事が摂取できない、高熱で苦しい、脱水症状がある、など症状に変化があっつた場合や辛いと感じた場合は必ず医療機関を受診しましょう。

入浴について

入浴は基本的には大丈夫ですが注意点がいくつかあります。症状の一つとして患部のかゆみがあります。この場合は高温のお湯だとかゆみが増してきてしまうので少しぬるい方がいいですよ。そして短時間にします。入浴後はかゆみ止めの軟膏が処方されているなら必ず軟膏を塗りましょう。

これで少しでもりんご病のことをご理解していただけたと思います。