「外見じゃなくて中身だよ」という言葉をよく耳にします。確かにその言葉は間違ってはいません。
しかし場合によっては「外見も中身も大事」ということがあります。その中の一つとして私たち看護師の身だしなみです。ほとんどの施設は決められたユニホームがあります。
髪型にも規定があるところも多いでしょう。今回は看護師の身だしなみについてお話をさせていただきます。
髪型や髪色はおしゃれの一部ですが
ユニホームに関しては極端に汚れていたりしわがひどかったり匂いが強いというユニホームをまとっている看護師さんを見たことはありません。髪型に関してはどうでしょうか?
看護師はほとんどが女性なので髪のおしゃれをしたい方も多いはずです。ロングヘアーにしたりカラーリングしたりです。
看護師は命の現場で常に仕事をしています。それにそぐわない髪型やカラーリングは禁止という施設ごとに内規があります。私が勤務する病院では髪の長さは肩に掛かるくらいの長さなら束ねてアップしなければなりません。
カラーリングに関しては外人さんのように金髪はもちろん例外ですがカラーリングのサンプルがあってあまりに髪の色が奇抜だと注意されます。そして何日までに色を直しなさいと業務命令をされます。それに逆らうことはもちろんできません。
やはり長い髪を束ねたりアップすると印象も変わり清潔感を感じます。髪の色も個人的には金髪でもいいんじゃないのかな?
と思いますが患者さんや家族などが見たら派手ですし印象も「この派手な髪色の看護師さんに自分の家族を任せて大丈夫かしら?」という不安感を感じさせてしまうことがあるそうです。職のことをわきまえて清潔感を出すことが大事なんです。
髪型に関して注意点を簡単にまとめてみると
- ロングヘアーや肩に掛かるような髪の長さは束ねたりアップする。
- ・フケや抜け毛に注意する
- ・ヘアカラーは派手なものは避ける
- ・奇抜な髪型も避ける
ちなみに私は二十代の時看護師になる前の准看護師時代は非常にとんがっていた時期がありました。金髪ではありませんでしたが金髪に近い髪色にして床屋さんでいうスポーツ刈りという短髪にしたことがありました。
それを見た当時の看護婦長(現在は看護師長ですがその当時の名称です)は「髪型と髪の色が元に戻るまで病院に来なくていい」と言われました。
大手を振って仕事が休めるぞ!とのんきな考えで本当に次の日から出勤しなかったらその看護婦長から電話がきて
「なんで病院に来ないの」
といきなり怒られたのですかさず
「髪型と髪の色が元に戻るまで来なくていいと言われたからです」
と言い返すと
「人がいないのでそれどころでないのよ!すぐに出てきなさい!」
と言われたので髪型も髪の色もそのままで出勤しました。
しかし勤務場所はなんと断りもなく手術室でした。皆さんは決してこのようなことなく内規に従わなくてはダメですよ。
おでこを見せるような髪型は清潔感も上がって運気も上がる(確信はありません)そうです。
常に清潔感を心がけましょう
看護師は常に清潔感を保つことが大事ということはすでにご理解していると思います。
マニュキュアはしない、付け爪は絶対にダメというか業務に支障をきたしてしまいますね。香水はつけずほんのりと柔軟剤の匂いがする程度がいいでしょう。白衣を着用していると派手な色の下着は透けて見えてしまうので目立たない色にしましょう。靴下も白衣ならば白がいいでしょう。
アクセサリー類はどうでしょうか?
結婚指輪くらいはいいのではないかと思いますがそれぞれの医療機関ではアクセサリーの一部とみなされて禁止というところもあると思います。ピアスやブレスレット、イヤリングも禁止されているところも多いと思います。
お化粧は女性なら基本中の基本です。すっぴんなんて勇気がないという方もいると思います。かえって薄化粧くらいの方が清潔感を感じますが厚化粧は逆効果なので注意しましょう。
眉毛なども抜いてかく人もいますが印象も変わって派手に見られてしまいます。自然な感じが無難です。アイラインやアイシャドウも同様です。口紅も真っ赤なものや派手なものを避け無色のリップクリームがベストです。
もしくまなどができてしまったら疲れて見られてしまいます。ファンデーションでカバーしましょうね。
看護師である以上は清潔感が第一です。私も自分の清潔感を振り返るいい機会になりました。