東日本大震災からまだ5年しか経過していないのに九州の熊本県に大きな大震災が発生し尊い命がたくさん奪われてしまいました。
また家屋の倒壊、大怪我をされた方々に対して心からのご冥福とお見舞い申し上げます。
現地で救難救助そして医療活動やその他被災者の方々のために活動されている皆さんどうか気をつけてください。
熊本の大震災が発生した日は夜でしたので自宅にいました。テレビを見ていたので速報で熊本県で大震災が発生したのを知りました。
災害は忘れた頃にやってくるとは言いますがあまりにも残酷で非情です。その前において人間は無力です。全く想像もしていませんでした。
東日本大震災が発生した時も私は自宅にいました。そのことがクロスしてしまい自然の猛威に今回の大震災に対して恐怖を感じました。
減災がキーポイント
このように大震災をはじめとする自然の猛威は突然やってきて大きな爪痕を残します。
私たちは英知ある人間です。災害でいちいちめげてはいられません。時として立ち向かっていかなければならない場合も出てきます。もし被災してしまったら減災することだってできると思います。自分の命を自分自身で守ることも減災です。
とにかく災害が発生したらまず自分自身が安全か危険にさらされていないか確認しましょう。それが第一です。
家族は?その他同居していない家族や友人の安否を気遣うのはそれからでも遅くはありません。自分が安全でなければまた怪我や命をなくしてしまったら逆に残された方々が悲しみます。
減災の対策として最低限すぐに持ち出せるものは揃えておきます。
着替え食料や飲料水。内服している薬や頓服で使う薬などです。貴重品は最低限にしましょう。私の自宅ではバックひとつでいつでも避難ができるようにします。
ペットたちの対策としても持ち物はすぐに持っていけるようにして食料や薬もストックしてあります。一緒に住んでいない家族の連絡先や避難場所も必ず控えてあります。
あとは個人的に持ち運びができるバッテリーを持っています。携帯電話やノートパソコンの充電用としてです。無線機もいざという時に簡易連絡用としても備えています。ヘルメットもあれば良いのですがなければ昔の防空頭巾タイプのものも販売しているので購入してもいいと思います。
そして自宅を出て避難する時はブレーカーを切っておくようにします。
なぜかというと発災した時停電が多くの場合起きてしまいます。電気が復旧した時にショートし電気火災が発生してしまうからです。
お互いの助け合い
困っている人がいたら手を差し伸べてあげましょう。ただしこれも危険がない範囲です。日の中に取り残されている人を助けに飛び込んでしまったら間違いなく自分の命を落としてしまいます。
私は看護師なのでできることはなんでもしようと考えています。この記事をお読みになっている看護師さんや看護学生の皆さんも応急手当の知識や技術を身につけておけば怪我をした方を前にしても圧迫止血をしたりなどのちょっとした行為が命を救うことになります。
災害は予想ができず早く将来予想ができるようになるといいですね。前もって少しでも早くわかればその間に避難したり備えをしておくことだって可能になってきます。しかしこればっかりは私たちの力ではどうにもできません。そんな技術が早くできればいいと思っています。
でも大切なのはお互いの助け合いです。近所の方々とは今からでも遅くはないので挨拶だけしかしない間柄でも顔見知りになっておきましょう。
「こんにちは今日はいい天気ですね!」些細な会話でも顔見知りになれば大きな減災になるかもしれません。少しでも尊い命が奪われないように。
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