お金に困ったら見るブログ 〜極貧乏脱出方法まとめ〜

お金がなくなり窮地に陥ってから復活した人の体験談を紹介 貧乏から脱出する方法、貧乏にならないための情報を提供していきます。

クレジットカード 節約術

複数のクレジットカードで支払を遅らせて生活をやりくるする裏ワザ

初めまして。ハルと申します。

私は大学卒業後に地方の学習塾に就職をしました。

「ブラック塾企業に入社し、バツイチうつ病からの復活劇」の記事で書いていますが、色々と事情がありまして、27歳の時に離婚をし、一人暮らしを始めました。

その時の月収は20万円。

支払いに必要なものは家賃4万、水道光熱費1万5千、携帯1万、養育費4万、奨学金返済2万5千円、ガソリン代1万5千円、車の保険料が1万円の15万5千円が基本でした。

すべて使い切る計算で、残りが4万5千円の食費や生活用品を購入するお金が手元に残る計算になります。

不測の事態。正体不明の請求が。

贅沢ができるわけではありませんが、お金に余裕がある状態だった私。

離婚のショックもあり、引きこもりがちでしたが、それでも気持ちを切り替えて、明るい未来への第一歩を踏み出したはずでした。

しかし、一人暮らしを始めて1ヶ月、私の手元に届いた1通の手紙が、私の生活を大きく変えてしまうのです。

それは、クレジットカード会社からの請求書でした。

「6月分お支払い金額 8万円」

「ん?何言ってんだwこんなに使ってないし、不正請求か…」

しかし、正式な書類です。不思議に思った私は、すぐにカード会社に問い合わせました。

本人確認をしても、何に使ったかが分からない状態でした。やはりそういうことは簡単に電話で教えてくれないのですね。

しかし、ネットで閲覧できるということで確認をすると…

使い込んであるではないですか!

当時、上限60万円にちょっと届かないくらいの状態です。

内容を見ると、貴金属、スーパー、赤ちゃん用品のディスカウントストアなどなど。

ここで、私は気づくのです。妻が私の名前で契約をし、使っていたのだと。

私は妻に確認の電話をしました。すると、

「お金に余裕なかったから使ってたよ。言ってなかったっけ?」

「私は、ぎりぎりの生活だから、ちゃんと払っといてね。もう関係ないし。」

怒りを覚えました。生まれて初めて、女を全力で殴りたいと思いました。

しかし、これが最後だと思い、私はこのカードの返済を始めるのでした。

リボ払いで乗り切る

私が行った方法はリボ払いで乗り切る方法です。

とりあえず、60万すべてをリボに変更すると、一月あたりの返済は4万円ほどになるのです。と、いうことは当時の私は手元に残る5千円が食費です。絶対に生活なんてできないレベルです。

そこで考えたのです。何かいい方法はないかと。まとまったお金を手にする方法はないかと。

そこで思いついたのが、ボーナスです。当時は6月下旬でした。そして私の会社のボーナスは9月と3月でした。普通の企業ならよかったんですけどね。

一気に全部返すことは無理なので、私は3年かけて健康的に返済する計画を立てました。その作戦のカギを握るのが、やはりクレジットカードです。

私は、審査の基準が甘いと言われるクレジットカード会社を2社リストアップしました。そして、そのうちの1社と契約をしました。

2社のカードを使い分けるテクニックで乗り切る

契約をする際に気を付けることは、カードの締め日と返済日です。

これを間違えると大きな痛手を負います。

まず、最初のカードA(TSキュービック社)は25日締めの17日払い。私が契約したカードB(Express)は20日締めの6日払いでした。この締日の違いが余裕を生むのです。

7月、カードが届きました。

そして、20日まではAのカードで乗り切るのです。そして、21日になったらBのカードに切り替えるのです。

それはなぜか。

Bのカードの支払いは、7月21日~8月20日分の請求が9月6日にくるからです。

つまり、8月の支払いを0で乗り切れるのです。

そうすることで、ボーナスまでの2か月間のうち、1ヶ月を支払いなしで食いつなぐことに成功したのです。

その間、Aのカードは使いません。

そして、8月21日からAのカードを使うのです。そうすると、9月17日の支払いは8月21日から25日までの5日分になるので、額を抑えることができるのです。

こうして、お金のない8月を乗り切り、9月分の支払いを1月遅れにすることで、ボーナスで返済をした僕は、次の3月のボーナスまでを乗り切る作戦に出るのです。

ボーナス支給の3月まで乗り切った方法 3枚目のクレジットカード

ボーナスの残りは20万円ほどでした。

つまり、1月あたり3万3千円+月収の残り5千円が僕に残された生活費。

食費が月3万だとして、付き合いで使うお金が1万5千円ほど必要だったため、月々7千円のマイナスです。と、いうことは4万2千円足らなくなる計算になるため、この4万2千円のための作戦も考えたのです。

10月、11月、12月と2枚のカードを使い分け、月々の返済をなるべく押さえるようにしました。

ボーナスの残りもあるので、また訪れるであろう現金のない生活のために、Bのクレジットカードの利用額を0のままにして、使わないようにしました。

そうするとまた、21日以降で翌々月になるので、1ヶ月逃げれる計算になります。そしてその時が訪れるのです。12月に出費がかさんんだのです。

ということは2月の支払いで、あ…3月の支払いが厳しくなる…

そこでもう1つのクレジットカードC(楽天カード)を作ることにしました。

これは最初に審査が一番緩いと思ったカードです。

クレジットカード会社は「信用」でカードを発行しているため、支払いが滞ったりするとアウトになるところもあります。僕の場合、滞ってしまう可能性もありました。

ですから、審査が緩いところは最後の最後の切り札で使うようにしたほうがいいのです。

このクレジットカードは、月末締めの翌月末払いです。たまらない待遇ですね。

すぐにでも発行したかったのですが、2月頭に届くように1月中旬に発行しました。そして、2月、3月はそのカードのみを使って過ごしました。

すると、2月、3月分の生活費はすべてボーナス一括払いです。こうして、魔の1年をクレジットカードを使って乗り切ったのです。

その頃には、Aのカードの利用額も減っており、月々の返済は3万円ほどになっていました。

さらには4月の昇給(6000円ほど)も相まって、なんとかこのカード利用生活から抜け出すことに成功したのです。

カード払いの考え方

人によって、そのときの苦しさは違うと思います。

ですから、利息を考えるのではなく、そのとき払えるか、払えないかを大切にした方がいいと思います。

私は毎日のようにお金が足りるか足りないかの計算をしていました。そうするとどうしても心がすさんでくるんですね。人に攻撃的になったり、相手のことを思いやれなくなったり。

ですから、そういう感情をしまい込むことと、落ち着く意味も込めてリボ払いを使っていました。

この利息は、生活ができる保障と、人間として大切な感情を得るために必要なお金だと割り切っていました。

やはり、ボーナスというまとまったお金がない限りはできる方法ではないですが、ボーナスも含めて考えること、(退職金も考えました。仕事は辞めたくなかったですが)つまり、「今」苦しくても、「未来」を含めて考えることで、かなりことは乗り切れると思います。

ですから、ポイントとしては

①締め日と支払日が異なる3つのカードを利用する

②発行後1ヶ月は支払い0になること

③リボ払いをうまくつかい乗り切る

この3つをポイントにしていくことで健康的に生活ができると思います。

何かの参考になればと思います。