カメラ転売ビジネスは在宅副業におすすめ ~仕入を安定させるのがコツ~
世の中にはいろいろな副業があります。
その副業の収入が本業を上回ったとき、一念発起して本業にするというケースは結構ありますよね。僕の場合は副業にされがちな小規模ビジネスをいきなり本気でとりくみました。
その結果、ある程度売り上げをあげることに成功したんです。
小規模ビジネスとは「カメラを転売するビジネス」。
はっきり言いましょう。この副業、カメラが好きならば100%成功します。
なぜカメラ転売ビジネスをするようになったのか
なぜこのカメラ転売ビジネスをすることになったか、詳しくは「親家族の生活費を一人で背負い消費者金融に手を出し借金まみれからの復活」の記事で書いていますが、まずはさくっとご紹介しましょう。
僕の親が元々やっていた仕事ができなくなったため、僕自身が親の生活費の工面をすることになりました。しかし早々にパンク。全く払えなくなってしまいました。
当初はカッコつけて養ってやるというスタンスをとっていたんですが・・
追い込まれるとそうはいきません。なんとか僕の援助がなくても生活できる「収入源」を親にもってもらいたい、と考えました。
そうはといっても身体が自由にならない親にはできるビジネスは限られています。在宅が大前提。種銭は数万円しかなく、失敗は許されない。
こんな状況でできるビジネスはあるのか。ふと思いついたのは、「転売」。
僕は過去にゲーム機の修理・転売で少し儲けたことがありました。それを本格的にすれば親も食っていけるかも?元々ゲームに興味のない親が日々かわりつつあるゲーム機事情についていけるはずがない。
途中で挫折してしまう可能性が高い。何かほかにイイ商材はないものか。親が興味を持ち続けられる商材がいいんだろうな・・
そこまで考えれば、自然と思い浮かびました。
「そうだ、カメラだ。」
論より証拠。まずはやってみるべし。ジャンク屋で仕入れたカメラが3倍の価格で
父は昔からカメラが大好き。撮るのも好きでしたが、いじるのはもっと好き。
ジャンク屋でボロボロのカメラを買ってきてはキレイにして、使えるようにしてました。カメラならやっていけるかもしれない。
父にやってみようと伝えると全然乗り気ではありませんでした。そんなのが商売になるのか、と。趣味だぞ、と。
説得するのも面倒だったんでとりあえずやってみようと、ジャンク屋で適当に買ってきたカメラを修理してもらってヤフオクで売ることにしました。
僕が買ってきた適当なカメラでしたが、修理後はちゃんとうまく動いている様子。なかなかキレイで購買欲をそそるクオリティーです。これは買い手がつきそう。
結果、ジャンク屋で仕入れた金額の3倍で売れました。
論より証拠。この結果には説得力があったようで、父も重い腰を上げざるを得なかったようです。
カメラ転売は「仕入れ」を安定させることが重要
これから商売としてやっていくなら、「仕入れ」を安定させなければなりません。カメラがあったりなかったりする近所のジャンク屋ばかりに頼るのはリスクが高い。
つねにカメラが出品されているヤフオクで仕入れることにします。
父の修理はクオリティーは高いですが、時間がかなりかかります。これでは回転率がわるい。
とくに時間がかかるのはフィルムのカメラの内部構造を修理するとき。デジカメは修理できません。傷などや色落ちを直すのはものすごく速い。
おのずとキズだらけで安くなっているカメラを狙うことにしました。時間のかからない修理で済むカメラだけ仕入れ、それをドンドン直して出品する戦略をとることに。
仕入れのための落札と出品のコツ ヤフオクを利用
出品用とは別の落札用アカウントをとっていざ、出品状況のチェック。
さすがヤフオク、なかなか数があります。
ここで落札金額をしくじってしまうと損がでます。状況的に失敗は許されない。実は落札を開始する前に、ヤフオクで手に入りやすいカメラの機種の中古価格をしらべておき、そこから逆算した仕入れ価格をつくっていました。
自動入札ツールをつかって、終了6分前に仕入れ価格で入札するように設定。
種銭はあまりなかったので入札数自体はすくなかったのに、結構な高確率で落札できました。念入りに中古相場をしらべたのがよかったかもしれません。
送られてきたカメラをキレイにして出品用アカウントでネットの中古価格より100~500円安くして出品。これも面白いようにあっさり売れました。
売れれば種銭が増えるので、仕入れもどんどん増えます。売上もうなぎのぼり。
カメラ転売ビジネスの売上 ~具体的な数字の推移~
最初に使った仕入れ値は30000円ほど。それで5~6台のカメラを落札しました。
それをキレイに修理して原価の2.5倍を開始価格にします。その価格が結果的にネットの相場価格より100~500円やすくなるように逆算して仕入れ価格を決めなければなりません。
最初の利益は45,000円といったところでした。
現在では仕入れ値は300,000円以内というルールを決めています。
これは作業量の限界という点から。仕入れと販売のルールは一度も変えていません。そのため、月々の利益は450,000~500,000円を安定して稼いでいます。
モンスター落札者との戦い
ですが、そう簡単にもいかないのが人生。壁にもぶつかりました。
その壁とは「お客さん」。とんでもないモンスター落札者にあたることが増えたのです。転売という行為自体がいやなのでしょうか。
落札した後の評価で「仕入れ値でうってくれなかったので非常に不愉快です」という理不尽なものが目立つようになりました。
この問題については、いまだに解決策を導き出せていません。ネット特有の転売嫌いさんたち。この人たちとどうつきあっていくかが今後の課題です。
まとめ カメラ転売ビジネスは在宅副業におすすめ ~
最初はパソコンが苦手な父のためにヤフオクの業務はぼくがやっていました。
今では父が一人でやっています。
梱包は母、それ以外は父、と自分たちだけでまわせているようです。自発的にここまでできたのはなにより父がカメラが好きだからだと思います。
理不尽クレーマーにも頭を悩ますことなく楽しそうに仕事をしています。
こんな姿を見ると、このビジネスに出会うために親は仕事ができなくなってしまったのかなと思うほど。前の仕事ではこんなに楽しそうではありませんでしたから。
カメラを修理して転売するビジネスは技術が必要なこともあり、まだそこまで激戦区ではないようです。カメラが好きという熱意さえあれば、今まで書いてきたことをまるまるマネるだけでも結果がでると思います。
カメラだけではなく自分が好きな商材ならば、成功するのではないでしょうか。好きこそものの上手なれ、とはよく言ったものです。