岩井コスモ証券のIPO口座はライバルが少なく狙い目の証券会社か?

ブログの中で何度もIPOで参加オススメの証券会社として紹介している岩井コスモ証券について解説していきます。

岩井コスモ証券という名前に馴染みが無いかもしれませんが、同社の歴史は古く遡れば始まりは大正の頃になります。

そんな歴史と伝統を誇る証券会社ですので、毎年多くのIPOを取り扱っています。

IPO当選を狙うのなら開設しておいて損は無いでしょう。

是非、この記事を読んで検討して見て下さい。

岩井コスモ証券とは?

岩井コスモ証券は、大正四年に創業した岩井証券が、大正六年に創業したコスモ証券と2012年に合併してできた岩井コスモホールディングス(8707)の証券事業会社です。

岩井コスモ証券自体は創業間もないので聞きなれない名前かもしれませんが、歴史ある2社の歴史を汲んでいる企業ですので、その実力は確かなものです。

社名に岩井とありますが関西を中心に営業を展開しており、証券事業を始め近年では生前贈与や財務相談といった新事業にも触手を伸ばしてサービスを拡大させています。

また、若年層や個人投資家を囲い込む為にIPOにも力を入れていくと宣言しています。

時価総額から見ても、その長い歴史が物語る実績から見ても、押しも押されぬ日本の中堅証券会社です。

岩井コスモ証券のIPO ルール

岩井コスモ証券のIPOルールは、岩井コスモ証券が請負った枚数の90%は窓口での配布、そして、残りの10%がインターネット口座からの応募者を対象たしたコンピュータによる完全抽選による配布です。

過去の実績を見る限りでは残念ながら岩井コスモ証券が主幹事となったことは無いので、、、正直な所、1回のIPOでの配布枚数は多くはありません。

しかし、その分IPOを目的とするライバル口座数も少ないので、結果として他の証券会社と比べるとIPOの当選確率は高いと考えられます。

また、今後岩井コスモ証券はIPOの取り扱いを拡大していくとコメントしているので、IPOの当選を狙うのなら口座を開設しておいた方が良いでしょう。

岩井コスモ証券のIPO 実績

2015年

2月
ホクリヨウ

3月
ショーケースティービー
エスエルディ
イード
RS Technologies
Aiming
シンデンハイテックス
モバイルファクトリー
sMedio

4月
海帆
レントラックス
Gunosy

6月
スマートバリュー
マーケットエンタープライズ
デジタルインフォメーションテクノロジー
中村超硬
ファンデリー
ナガオカ

7月
富士山マガジンサービス
アイリッジ
イトクロ

8月
PCIホールディングス
パルマ
アクアライン

9月
アイビーシー

10月
GMOメディア

11月
かんぽ生命
日本郵政
ゆうちょ銀行
ロゼッタ
ベルシステム24ホールディングス
ネオジャパン

12月
インベスターズクラウド
鎌倉新書
ランドコンピュータ
オープンドア
アークン
マイネット
一蔵

2016年

3月
中本パックス
富山第一銀行
アカツキ
ヒロセ通商
アイドママーケティングコミュニケーション
ウィルプラスホールディングス
エボラブルアジア

4月
エディア

6月
アトラエ
ジェイリース
キャリア
ソラスト

8月
デファクトスタンダード

9月
カナミックネットワーク
串カツ田中
ノムラシステムコーポレーション
バリューデザイン
G-FACTORY

10月
マーキュリアインベストメント
九州旅客鉄道

11月
フィルカンパニー
スタジオアタオ

12月
シンシア
リネットジャパングループ
セグエグループ

岩井コスモ証券は流石大正からの流れを汲む証券会社なだけあり、毎年平均30件前後という多くのIPOが行われています。

岩井コスモ証券のメリット

岩井コスモ証券の最大のメリットはIPOの取り扱いが多いので、口座を開設することで多くのIPOに応募することができることです。

また、国内株式を始め外国株式・投資信託・個人向け国債など幅広い商品を取り扱っており、個人投資家が投資する上で望ましい商品は一通り揃っています。

更に、数多くの銀行から振込み手数料無料で資金を移動させることができるので利便性でも優れています。

そして、、、どういう訳か岩井コスモ証券のIPOのスケジュールは、他の証券会社よりも1日遅れています。

つまり、他の証券会社でIPOに外れた後で資金を岩井コスモ証券に移動させて、再度同じIPOに応募することができるのです。

これはIPOにおけるセカンドチャンスとなり単純に抽選が2回に増えるので当選のチャンスが広がります。

岩井コスモ証券のデメリット

岩井コスモ証券のデメリットは、取引手数料が割高だということです。

岩井コスモ証券は手数料コースを3種類用意しています。

1つ目が、1約定毎の取引額に応じて手数料が発生するスタンダードコース

1約定 500万円以下 1080円
1約定 500万円超 1000万円以下 1620円
(以降は500万円刻みで540円ずつ上昇)

2つ目が、1日の取引金額に応じて手数料が決まるアクティブコース

取引額10万円 86円
取引額20万円 172円
取引額30万円 259円
取引額40万円 345円
取引額50万円 432円
取引額100万円 864円

3つ目が、取引の上限が定められた1ヶ月定額制で手数料が定められたマンスリーコース

1ヶ月 取引数50回迄 10800円
1ヶ月 取引数100回迄 21600円

一昔前の手数料体型です。

SBI証券楽天証券といったネット証券と比べると、手数料は比べ物にならない程高いと感じてしまいます。

手数料だけ見ると、ハッキリ言えば絶対に利用しないのですが、多くの方が同じように考えて行動するので、自ずとライバル口座数は少なくなりIPOの当選確率が高まるので、総合的な見れば利用価値は充分あります。

そして、IPO目的で利用するのなら手数料はアクティブコースに設定して利用するの1番割安に利用できるので、そうするのが良いでしょう。

また、岩井コスモ証券のIPOでIPO当選後に購入を取り止めることはできません。

岩井コスモ証券ではIPO申し込み時に購入資金が拘束されるので、IPOに当選したら何があっても絶対に購入することになります。

この点は、よくよく理解して参加しないと、後で後悔することになるので気をつけてください。

まとめ

岩井コスモ証券はIPOの取り扱い実績が多く、しかも、公平な抽選方式を採用しているので、資金の多く無い個人投資家にも当選のチャンスがあります。

それに岩井コスモ証券のIPOスケジュールは他の証券会社と異なるので、これを利用して他の証券会社のIPOに外れた後から資金を移動させて、再度岩井コスモ証券からIPOに応募できるというメリットがあります。

これらのメリットがある限り、IPO投資において、その利用価値は大いにあります。

IPOの当選を狙うのなら口座を開設しておいた方が良いでしょう。

大手の証券会社はIPOの主幹事となることも多いので、中小の証券会社と比べて、単純に当選本数は多くなりますが、当然それを目当てに沢山のライバル達が口座を開設しているので、単純に当選本数に比例して当選確率が高くなる訳ではありません。

逆に当選本数が少なくとも、ライバル口座の数が少ない岩井コスモ証券のような中小の証券会社の方が当選確率が高くなることも実際あります。

IPO投資では上手く中小証券会社を利用することが当選のカギになるでしょう。

口座開設は以下よりどうぞ。
岩井コスモ証券のIPO