足の裏にもホクロはできる?除去やおすすめのケア方法

足の裏のホクロ

「足の裏にホクロができたと思ったら、実は皮膚ガン(メラノーマ)だった」

という話を、テレビで見たことのある人は多いのではないでしょうか。

今回は、

  • 足の裏にできるホクロに似た黒いシミの正体は本当に皮膚ガンなのか?
  • 足の裏にホクロはできるのか?
  • 足の裏にできたホクロは除去できるのか?

について、普段からできるケア方法とともにご紹介します。

足の裏にできるホクロのような黒いシミの正体

足の裏を見てみると、黒い点のようなものができていた。という経験はありませんか?

一時期、足の裏にできた黒いシミについて、

「皮膚にできたガン『メラノーマ(悪性黒色腫)』の可能性が高いから注意したほうが良い!」

と、多くのメディアで取り上げられました。

足の裏にできる黒いシミで注意したいのは、ホクロのように見えてまったく別のものだったケース。たとえば、内出血や皮膚ガン(メラノーマ)には要注意です。

足裏の内出血(歩きすぎ・靴擦れ)

歩きすぎや足に合わない靴が原因で、足の裏に内出血や靴擦れが起こっていることがあります。

管理人も足の裏に黒っぽいシミを作っています。内出血と思わなかったころは、足の裏が汚れているのかな?くらいにしか思っていませんでした。

これが内出血した足の画像です。一見するとシミなのか汚れなのか、ホクロの仲間なのか分かりにくいですよね。

内出血や靴擦れの場合、安静にしておけば治ります。1日経って血管の傷がふさがったら、お風呂であたためると内出血の色も薄くなっていきます。

帰ってすぐの内出血したてのときにお湯であたためると、かえって内出血が広がりやすいので、必ず1日以上は間を空けるのがポイントです。

  • いつもより多く歩いた
  • 慣れない靴・新しい靴を履いた
  • 歩き方にクセがある

足の裏に内出血や靴擦れができるおもな原因は、この3つです。

たくさん歩けば、いつも以上に足の裏が摩擦ダメージを受けるため、内出血しやすくなります。また、慣れない靴や新しい靴を履いたときもなりやすいです。

自分は慣れた靴・履きやすい靴だと思い込んでいる場合もあるので、内出血ができたときは靴が足に合っていない可能性を考えましょう。

歩くたびに足が靴の中で動く方は、サイズを見直したり、靴の内側に貼る滑り止めを貼ったりして調整すると防げます。

靴のサイズに問題がない方は、使い古した靴の中敷き部分、いわゆるインソールと呼ばれるクッションシートをチェックしてみてください。

特定の場所だけへこんでいたり、穴が開いたりしている方は、歩き方にクセがあり、その部分にばかり力を入れている可能性が高いです。

単純にインソールが固すぎて内出血や靴擦れが起きている場合もあるので、固いインソールの靴は、クッション性のあるインソールを入れてから使いましょう。

爪先やかかとだけを覆う補助機能的な靴下も売っています。足に合う方はこういった靴下を試してみる方法もあります。

ちなみに、管理人も爪先と指の付け根をカバーするタイプを使っていましたが、毎回靴の中でずれて脱げるので、すぐに使わなくなりました。

内出血や靴擦れが起こるような合わない靴や歩き方のクセは、体全体のゆがみの原因にもなります。

きれいな足の裏だけではなく、全身の健康のためにも足に合った靴を履きましょう。

ホクロに似た皮膚ガン(メラノーマ)

足の裏にできる、ホクロによく似た外見の皮膚ガン(メラノーマ)は、日本人に多いメラノーマの症状の一種です。

メラノーマとは、黒いシミやホクロのような外見をしている悪性腫瘍で、イボのように膨らんだタイプや、アザのように大きなものもあります。

日本皮膚悪性腫瘍学会の公式サイトによると、足の裏や手のひら、爪などにできるメラノーマは『末端黒子型黒色腫』と呼ぶタイプで、青年から壮年期以降の年代に多いそうです。

一般に青年から壮年期以降の足底や手足の爪に生じます。最初は不整形の黒色斑で始まり、数ヵ月から数年を経て色素斑内に結節や腫瘤、潰瘍を生じます。外的刺激が誘因になることがあります。日本人では最も多い病型です。
出典:日本皮膚悪性腫瘍学会

ちなみに、厚生労働省の統計情報でよく利用される年齢区分を参考にすると、青年期は満15歳から30歳未満をさし、壮年期は満30歳から45歳未満までだそうです。

メラノーマと呼ばれる皮膚ガンの症状は複数の種類があり、中には白人が発症しやすいもの、高齢者の発症が多いものもあります。そのため、メラノーマは高齢者特有のものだと誤解している人も多いかもしれません。

しかし、足や手に発症する『末端黒子型黒色腫』は、若くて中学生や高校生で発症するケースもあります。

自分はまだ若いから大丈夫、と思っている方も、足の裏にあやしい黒いシミやホクロのようなものを見つけたら、皮膚ガン(メラノーマ)を疑うべきです。

はっきりとした原因が解明されていませんが、メラニン色素を作るメラノサイトという細胞が関係していることから、ホクロのように紫外線や皮膚への刺激が原因では、と考えられています。

メラノーマについての詳しい解説と早期発見の方法は別ページでまとめているので、そちらもぜひ読んでみてください。以下のリンクから該当ページへ行けます。

→→『ホクロのガン「メラノーマ」はホクロ除去で早期発見できる?』へ

足の裏にホクロはできる?原因と対策

歩き方のクセなどで、足の裏に内出血ができたり、何らかの刺激によって皮膚ガン(メラノーマ)ができるように、ホクロが足の裏にできることもあります。

  • 大きさが6mm以上のもの
  • ひとつのホクロ内で濃淡の差がある
  • 黒い液体が染み出したような模様に見える
  • 形が左右非対称で、きれいな円形ではない
  • イボになっていたり、ザラザラしている

足の裏以外でも、これらの特徴に当てはまるホクロやシミは、皮膚ガン(メラノーマ)の可能性が高いです。逆にホクロの場合もあり、素人では判断しにくいものです。

判断が難しいのは、ホクロも皮膚ガン(メラノーマ)も原因がよく似ているから。

紫外線など刺激を受けた皮膚が、刺激から肌を守るためにメラノサイトという細胞へ信号を送ります。

メラノサイトがメラニン色素を作り出し、日焼けやホクロなどができますが、皮膚ガンもホクロのようにメラニン色素が多く集まった状態です。

つまり、足の裏に紫外線や外敵刺激を受けやすいような人は、足の裏にホクロができる可能性は高いのです。

たかがホクロ、と放置しておくわけにはいきません。ホクロが皮膚ガン(メラノーマ)に変化するケースもあり、足の裏のホクロはとくに変化しやすいため、早めに対処すべきです。

足の裏のほくろは、他の部位のほくろに比べてがんになりやすく、悪性黒色腫の約4割は足の裏に発症するからです。歩行することにより、ほくろを刺激することが発がんの原因と考えられています。
出典:宮崎県医師会

宮城県医師会の質問コーナーでも、このようにメラノーマ(悪性黒色腫)の約4割が足の裏にできる、と解説されています。

ホクロが足の裏にできたときの対処法

足の裏にできたホクロは、早めに対処することをおすすめします。

ホクロによく似た皮膚ガン(メラノーマ)の可能性がありますし、仮にただのホクロだったとしても、将来的にガンに変化する危険性は無視できません。

皮膚にできるガンといっても、油断できないのがメラノーマの怖いところです。皮膚表面にだけできるのではなく、内臓などに転移しやすい特徴を持っています。

足の裏に黒いシミを見つけたときは、まず内出血や靴擦れなどホクロ以外の一時的なものなのか、ホクロのように半永久的なものなのかを確認しましょう。

靴や歩き方を見直しても、お風呂などであたためても変化しないようであれば、ホクロもしくは皮膚ガン(メラノーマ)の可能性が高くなります。

ホクロや皮膚ガン(メラノーマ)は、放置しても消えることはありません。直接的な対処が必要です。

よくある自己流のケアは絶対に止めましょう!(お灸や外国のホクロ取りクリームなど)

ホクロの見た目が消えてもホクロの根の部分は残っています。余計な刺激を与えたことで、かえってガンに変化させてしまう危険があります。

※自己流のケアが危険なのは、ガンに変化させるリスクだけではありません。何故、自己流のホクロ除去がダメなのかは、別ページで解説しています。

ホクロを自己流で取ろうと考えている方は、以下のページも読んでみてください!

→→『ホクロ除去クリームはおすすめできない!エステや自己処理が危険な理由』へ

ホクロ除去できるクリニックで治療する~クリニックの選び方~

足の裏にできたホクロは、専門のクリニックで除去してもらいましょう。

美容外科などでのホクロ除去は顔だけのイメージを持っている方もいるかもしれませんが、体にできたホクロはもちろん、足の裏のホクロ除去も行ってくれるところばかりです。

クリニック選びのポイントは、きちんとホクロの状態に合わせた除去方法を提案してくれるクリニックを選ぶこと。

  • 病理検査の対応可能
  • 施術方法が複数ある

まず、足の裏にあるホクロがただのホクロなのか、皮膚ガン(メラノーマ)なのか知らなくてはなりません。

もし皮膚ガン(メラノーマ)だった場合、体の他の部位に転移していないか、改めて専門の病院で検査を受ける必要が出てくるためです。

そのため、クリニック選びでは病理検査に出すことが可能なところを選びましょう。クリニックによっては毎回行っていなくても、対応可能な場合もあります。

メラノーマの病理検査は、部分的な採取ではなく、メラノーマだと思われる部分全体を切除して病理検査に提出します。レーザー治療のみのクリニックでは、対応してもらえません。

全体を切除して病理検査に出せるよう、メスによる切除も行っているクリニックを探しましょう。レーザー治療しか行っていないクリニックも多いので要注意です。

素人ではホクロと見分けがつかないリスクがありますが、経験豊富な医師はホクロかどうか患部を見ただけである程度判断できます。

メスによる施術・レーザーによる施術の両方に対応しているクリニックなら、カウンセリングでホクロの状態を診てもらってから最適な施術方法を選べます。

メスを使う場合と使わない場合では、痛みや傷の治りが異なる他、施術代も変わる(メスのほうが痛く・高くなる)ため、複数の選択肢があるクリニックがおすすめです。

たとえば、美容外科でレーザー治療もメスによる切除も対応できる、KM新宿クリニックはいかがでしょうか。

足の裏のホクロ除去はKM新宿クリニックがおすすめ

当サイトで口コミや施術方法を調べてご紹介してきたクリニックの中でも、足の裏のホクロ除去におすすめなのは、KM新宿クリニックです。

切除したホクロの病理検査についても、受け付け可能。無料カウンセリングで「ホクロなのか皮膚ガンなのか」を判断してもらうと同時に、病理検査の必要性も相談できます。

メスでの切除とレーザーによる治療の両方を導入しているクリニックは他にもあるのですが、KM新宿クリニックはもうひとつの施術方法も選択可能です。

円筒状の器具を使ってくり抜くという除去方法もあります。局所麻酔によって痛みはほとんどなく、所要時間も短いです。
深いところまでくり抜き、意外と痕が残りにくいと言われていますが、この場合、縫合をしない為に術後に出血する場合があります。別途で麻酔代1000円を頂きます。
出典:KM新宿クリニック

メスで切り取るのではなく、専用の器具でホクロとその下にあるホクロの根の部分のみをくり抜く方法もあるそうです。

小さくて丸い通常のホクロであれば、切除しなくてもホクロのある部分だけをくり抜けるので、小さな範囲の施術で済ませられます。足の裏は毎日歩いて使うので、傷を小さく抑えられる方法は嬉しいですね!

また、KM新宿クリニックの公式サイトの質問コーナーでは、はっきりと『足の裏のホクロも(状態によっては)除去可能』と書かれていました。

他にも臀部や肩など、あらゆる部位のホクロ除去を受け付けているので、足の裏のホクロ除去について、まずは相談してみてはいかがでしょうか。

新宿院と銀座院がありますが、形成外科の専門医資格を持っている医師に相談したい方は、新宿院がおすすめです。女性医師が良い、という方は、形成外科の学会に所属している女性医師のいる銀座院がおすすめです。

KM新宿クリニックについて調べた口コミ情報や評判、料金システムなどをまとめたページもあるので、KM新宿クリニックが気になった方はそちらのページも参考にご覧ください。

→→『KM新宿クリニックの口コミと評判を調べてみました!』へ

足の裏にホクロができたときの対処法まとめ

足の裏に黒いホクロのような、シミのようなものができたときは、『問題のないシミ』『問題のないホクロ』『危険なホクロに似たもの』のどれかに当てはまります。

  • 問題のないシミは、歩きすぎや靴擦れによってできる足の裏の内出血です。
  • 問題のないホクロは通常のホクロが偶然、足の裏のできただけの状態です。
  • 危険なホクロに似たものは、いわゆる皮膚ガン(メラノーマ)で、『悪性黒色腫』と呼ばれるものです。

メラノーマは皮膚ガンですが、放置すれば内臓などに転移する危険があり、早急に対処する必要があります。

問題のないホクロも、放置すると将来的にガンへ変化するリスクがあるため、できればホクロ除去で早めに取り去ってしまうべきです。

いきなりガンの専門医に行くのは勇気がいるし、ただのホクロだったら恥ずかしい。と感じる方は、先にホクロ除去できるクリニックで無料カウンセリングを受けてみることをおすすめします。

そのままホクロ除去も済ませてしまえば将来ガンに発展するリスクを減らせますし、クリニックによっては病理検査で本当に問題ないかどうか確認もできます。

複数の施術方法からホクロの状態に合わせた除去方法を提案してくれるので、手軽で安いレーザー治療で済ませることも、しっかり病理検査を受けることも可能です。

ちなみに、問題のないシミも体のゆがみなど思わぬ問題が隠れている可能性があるので、こちらでご紹介したどの原因に当てはまる場合も、まずは専門医への相談をおすすめします。

→→『KM新宿クリニックの口コミと評判を調べてみました!』へ

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