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デートの服装徹底攻略、スーツに合わせる革靴の選び方

      2016/12/27

デートで着るスーツスタイルの解説編です。この記事では革靴の選び方について解説します。
最もおすすめなのは、実用性が高くてドレスライクな、黒の内羽根ストレートかダブルモンクストラップです。また、他のどの衣類とも違い、流行り廃りや消耗の少ない革靴は、それなりに高価なものを選んだほうが実はお得というのもポイントですね。

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スーツに合わせる革靴のフォーマル度は「黒 > 茶」「内羽根 > 外羽根」がルール

【Point!!】
フォーマル > カジュアルの考え方は左から順に、
ストレートチップ > プレーントゥ ≧ ダブルモンクストラップ > セミブローグ > フルブローグ(ウィングチップ)
そして、
黒 > 茶、内羽根 > 外羽根

デートに適した革靴について考える前に、まずは革靴のフォーマル度について抑えておきましょう。上記ポイントで挙げているとおり、最も格式高いのがストレートチップと呼ばれるもので、つま先部分に一文字が入ったものです。本来、冠婚葬祭に相応しいとされているのは黒の内羽根ストレートチップのみですね。

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上記ポイントで挙げている他にも、クォーターブローグやUチップなど様々なタイプの革靴が存在しますが、基本的には余計な装飾が入れば入るほどカジュアルテイストになるという考え方でOKです。たまに、穴飾り(メダリオン)が入っている方がドレス感が高いと勘違いする人がいますが、真逆です。穴飾り入りのブローグ靴は、カントリーシューズが起源になっているので、カジュアルライクであることを覚えておきましょう。

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また、かつては茶色の革靴はスーツスタイルに相応しくないとされていました。ファッション先進国であるイタリア人が積極的に取り入れたことで、今では茶色の革靴もビジネスシーンで当たり前になっています。しかし、フォーマル度としては低く、ドレスライクではありません。

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そして、内羽根がフォーマル、外羽根がカジュアルというルールも知っておきましょう。甲の部分がフラットなのが内羽根、立体的なのが外羽根です。

(左:内羽根 右:外羽根)

王宮で使えていた人たちが履いていた靴が内羽根だったことからフォーマルに、騎士たちの軍靴が外羽根であったことからカジュアルになった、というのがルーツですね(諸説あると思いますが)。
という訳で、最もフォーマル度の高い革靴が黒の内羽根ストレートチップ、カジュアルライクなものが茶色の外羽根フルブローグということになります。


(Dress→→→Casual)

このことを踏まえた上で、モテる男子が選ぶべき革靴を考えていきましょう。

おすすめ1:冠婚葬祭とビジネスで使える「黒の内羽根ストレートチップ」

【Point!!】
黒の内羽根ストレートチップの長所
・フォーマル度が高い分使用範囲が広い
・スーツスタイルに合い、安物であっても高価値に見える

まず前提として、革靴はどれだけ安物を選ぶとしても最低20,000円前後で購入する代物です。理想としては、できれば50,000円以上のものを何年も履き続けるべきアイテムなんですね。金銭感覚は人それぞれですが、決して安くない買い物をするのに、茶色の外羽根靴なんて買ってしまうと利用シーンが限られてしまう訳ですよ。せっかくなら、普段の仕事はもちろん、結婚式やお葬式まで使える黒の内羽根ストレートチップを買うのがおすすめです。

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もちろん利用シーンの広さだけがおすすめの理由ではなく、やはりドレスライクなだけあって、最もスーツスタイルにマッチします。先の尖った細身の靴はとてつもなく女性ウケが悪いので、正統派のラウンドトゥ(丸いつま先)かセミスクエアトゥ(やや角ばったつま先)を買いましょう。

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あとは、仮に安物を買ったとしても、黒靴場合はパッと見ただけでは値段の良し悪しがわかりづらいという利点もあります。茶色の革靴は、そこそこの高級なものは確かに伊達男風でカッコいいですが、チープなものはモロに分かります。色落ちも目立ちやすく、手入れのされていない茶色の革靴ほどみすぼらしいものはありません。よって、第一候補としておすすめするのは黒の内羽根ストレートチップです。

おすすめ2:オフスタイルにも使える「黒のダブルモンクストラップ」

【Point!!】
黒のダブルモンクストラップの長所
・紐靴には無い個性的なお洒落さを演出できる
・オンオフ両方使える。さらに冠婚葬祭もOKという万能感

モンクストラップシューズには、シングルとダブルがあります。シングルの方はややインパクトに欠けますが、ダブルの方は見た目も華やかで、女性ウケという観点からもかなりおすすめできる革靴です。

(左:シングル 右:ダブル)

そして、黒の内羽根ストレートチップはその格式の高さから、カジュアルスタイルに合わせるのはさすがにちょっと無理があります。しかし、このダブルモンクストラップに関してはカジュアルスタイルにもハマるのです。靴の色はやはり黒一択ですね。黒のテーラードデニムなんかを合わせて脚長効果を狙いましょう。ジャケットを羽織れば休日デートのコーディネートとしてはバッチリです。

さらに、モンクストラップは紐靴以外で唯一フォーマルとして認められている靴なのです。つまり、冠婚葬祭もOKです。さすがにストレートチップほどフォーマルシーンに適してはいないですが、失礼にはあたりません(というか実際のことろ、ほとんどの人は結婚式の革靴についてそこまで意識してませんよね笑)。かの英国紳士の象徴、ジェームズ・ボンドもダブルモンクストラップで葬儀に参列しています(しかもハイカット)。

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利用シーンだけで言えば黒の内羽根ストレートチップよりも広いダブルモンクストラップシューズ。これも有力候補として考えておいて損はないでしょう。

スーツアイテムの中で革靴だけは唯一お金をかけるべき

【Point!!】
・いい革靴は長年に渡り履くことができるので、長い目で見ると安物を履きつぶし続けるよりも費用対効果が高い
・おおよそ50,000円を境に、見た目と品質に明らかな差が出る

さいごに、革靴への投資について。なぜ革靴にお金をかけるべきかと言うと、まず見る人が見れば一発でその価値が分かるからです。それは革質だったりウェルトの製法だったりするんですが、50,000円の靴と20,000円の靴では一目瞭然で違う訳です。ただし、高ければ高いほどいいわけではないです。

僕もそれなりに革靴には詳しいつもりですが、80,000円のクロケット&ジョーンズのストレートチップと、180,000円のジョン・ロブのストレートチップをひと目見ただけで違いに気づくことはできないです。そもそも、人様の靴をマジマジ見ませんからね。

もうひとつの理由としては、いい革靴は、手入れさえすればいつまででも履き続けられるからです。英国靴が得意とするグッドイヤーウェルト製法という技術が施された革靴は、靴底が消耗すれば交換することができるので、10年以上愛用することも可能です。つまり、20,000円の革靴を2年サイクルで履きつぶすぐらいなら、最初から100,000万円の革靴を10年履いた方が、値段は同じでも高級靴を愛用できる分後者のほうがお得なわけです。流行り廃りや消耗のリスクがある他の衣類と違い、革靴には投資に値する充分な恩恵があるのです

ちなみに、革靴の見た目や品質に大きな差が出るボーダーは50,000円あたりからです。この価格帯だと、リーガルやジャランスリウァヤというブランドの靴が有名ですね。普通に見た目的にも品質的にも英国靴やイタリア靴に引けを取らないのでなかなかおすすめです。

もちろん、たかだかデートのために、切り詰めてまでファッションに投資するのは非モテのすることです。ローン組んで高い靴を買うぐらいなら、お金が貯まるまでの繋ぎとして20,000円前後の靴を買いましょう。どちらにしろ、僕たちが女性たちのバッグの価値が分からないのと同じで、大多数の女性にとって履いている革靴の良し悪しなんてまぁ分かりません。そして、黒の内羽根ストレートチップかモンクストラップを選んでおけば、スーツスタイルの足元としては完璧です。

さいごに、長年革靴を履くために必要最低限用意するものをいくつか紹介しておきます。まずは何と言ってもシューツリーですね。これが無いと型くずれを起こして変形の原因になります。汗を吸い取る木製のキーパーを買いましょう。1足に対して1つ必要になるので、革靴を買う場合はセットで購入しましょう(高級革靴の場合はサービスでつけてくれることが多いです)。

そして、お手入れに関してはとりあえず乳化性のシュークリームがひとつあればOKです。色んなメーカーがありますが、おすすめは老舗の「M.モゥブレィ」です。

ラストに、クリームを馴染ませるための固い化繊ブラシ、そして日々のホコリ落とし用の柔らかい馬毛ブラシを1本ずつ買いましょう。

東急ハンズとかロフトにいくと山のような種類のシューケアアイテムがありますが、あまり色々買いすぎても、手入れの手順が無駄に増えるだけです。手入れは継続してなんぼなので、できるだけ少ないアイテムと工程を心がけるのがポイントですね。

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