【2019年相場予想】下落トレンドになる理由を挙げてみました。

ドイツ株価

2018年も残すところあと僅かとなり、そろそろ2019年がこんにちはし始める今日この頃ですが、有名無名を問わずトレーダーの間ではある噂をされている方が多いです。

そしてそのある噂とは「2019年は下落トレンドなんじゃね?」というものです。

今回はその2019年下落トレンド説について検討してみたいと思います。

2019年下落トレンド説の根拠

アメリカの低金利政策の終焉

FRBはリーマンショック後にゼロ金利政策を導入しましたが、現在はパウエル議長の指揮のもと、漸進的な利上げを推進しています。

現在のアメリカ政策金利は2.25パーセントと歴史的に見ればまだまだ低水準ですが、今後もFRBが利上げを推進していくなら、これまでの超低金利から生まれた株高は大きく調整される可能性があります。

貿易戦争による景気減速

当初はトランプ大統領の「ふかし」と見る向きも多かった米中貿易戦争ですが、どうにも大統領は本気だったらしく、完全に激化の一途を辿っております。

このまま争いが長期化、泥沼化するようだと世界経済の減速は免れないのではないかと考えている投資家も多いようです。じわじわと世界経済に暗い影を落としている米中貿易戦争ですが、これもまた2019年下落トレンド説の根拠となっています。

パッとしない欧州情勢

ブレグジット問題やイタリア問題により今年のヘッドラインをよく賑わせた欧州ですが、どれも解決の目処は立っておらず、未だ火種が燻り続けているようです。

また、ドイツ銀行がいよいよヤバいとの噂もたっており、万が一ドイツ銀行が破綻するようなことがあれば、間違いなく下落トレンドが確定します。

と、ゆうか、やはり2019年は下落トレンド

懸念と比較して、景気のいい話を殆ど聞かないというのが最大の理由ではないのかと個人的には思います。

2017年のトランプラリーのようなイケイケ感が2018年には完全に消滅しており、今年は「ヤバイようでなんだかんだ耐えた」ような印象を受けます。

問題は山積みですがとりあえずは誤魔化してどれも決定打にはならなかった感じでしょうか。とはいえ先送りには限度がありますので、先送りした何かが再び吹き出すような事があれば、2019年の下落トレンドは免れないように思います。

だけど空売りするのは危険かも

このように、2019年に明るい見通しを持っている方は少ないというのが現状だと思います。

しかし、だからといってそれを見越して暴落狙いの空売りを仕掛けるのは危険かもしれません。

ダウチャート1

画像のチャートは世界経済の総本山といってもいいNYダウの月足チャートですが、正直に言って「これ下がるの?」という印象を持ちます。

特に24000には鉄壁の何かが居るようです。

チャートだけを見ればここから27000ドルを超え、30000ドルを目指す展開があってもおかしくはありません。確かに株価は明らかに過熱しているように見えますが、喜んで売れるかといえば微妙です。

少なくともここで一世一代の大勝負をする気にはなれません。結局適当なレンジで終わりそうな気もします。勿論サポートのある24000を一気に割り込むような展開になれば、ナイアガラが起きる可能性は非常に高くなります。

それでも空売りするなら。ドイツ株価指数の空売りか?

ドイツ株価

こちらはドイツ株価指数の月足チャートです。少し小さいですが綺麗な三尊ですね。

もしも、2019年下落トレンド説を信じて売るのだとしたらこちらの方がいいでしょう。

こちらは皆様お馴染み、日経平均の月足チャートです。直近でかなりの大陰線が出ており、こちらもNYダウよりは売りやすい気がします。

日銀さんと正面から戦いたい方は是非。

このようにNYダウ以外はやや怪しいチャートとなっております(ドイツは「かなり」という感じですが)とはいえアメリカ株が上昇しているのに日本株やドイツ株が暴落する、というのは少し考えづらいのでそこも考慮する必要があります。

2019年一杯は耐えて、本場所は2020年のような気もします。当然新規の材料も今後出てくるでしょうから、そこにも注目しておきたいですね。

まとめ

  • 2019年下落トレンド説にはかなりの根拠がありますが、蓋を開けてみないと分からない部分もあります。
  • NYダウは依然として強そうに見えますが、24000ドルの攻防次第では暴落が起きるかもしれません。
  • ドイツ株価指数は赤信号が出る手前ですが、日経平均はまだ頑張れそうな気がします。
  • 2019年の動き次第では2020年に地獄の釜の蓋が開くかもしれません。

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