2017年2月看護師日記 ~インフルエンザ?風邪?高熱?すぐに病院に行くべきか?~

風邪やインフルエンザが猛威を振るっている昨今いかがお過ごしでしょうか?

今月の月別日記はインフルエンザを取り上げてみます。

あまりにも今年はインフルエンザが多く接した患者さんから「病院に熱で行こうかどうか迷ってしまった。翌日でも大丈夫だとは思ったけど念のために来ました。」という声が多く聞かれました。

私の勤務するERでも昼夜を問わずまた大人も子供も高熱を出してしまい受診する方もまだまだ多いです。

体調が悪くなったり急な怪我をしてしまった場合病院に行くのが通常だと思います。

ERに勤務していると「もっと早く受診すれば入院しなくても済んだのに」とかその逆に「明日の受診でも間に合ったのにな」。と様々です。

現在インフルエンザが猛威を振るっていますが高熱が出た場合すぐに受診した方が良いのでしょうか?

症状によっては自宅で様子見れることも

まず高熱が出る仕組みを簡単にお話をさせていただくと人間の体に入ってくる悪い菌は熱に弱いものが多いのです。体の反応で熱を出して体の中に入ってきた悪い菌を追い出すか殺そうとしている反応なのです。

だからこのお熱が出る反応は悪い反応ではないのです。

しかし、高熱が出ると節々が痛くなったり体がだるくて動けなかったり辛い自覚症状が出てしまいます。だから皆さん病院にいらっしゃると思います。中には高熱=重病という図式が出来上がっている方もいらっしゃいます。

もちろん高熱の陰に重病が隠れていることもあります。

自宅で様子見れる場合もあります。今からお伝えさせていただくのは病院には行かずに数日間自宅で様子を見るということではありません。

深夜や休日で医療機関がやっていないということを前提のお話です。翌日に受診するまでのつなぎの説明になります。

まず食欲があって元気なこと、自覚症状があっても睡眠が取れること、食事が摂取できなくても水分がしっかりと取れること、排尿があること、意識がしっかりあり上記のこと全てに当てはまること。

小さいお子さんの場合は生後三ヶ月以上で機嫌が良く授乳や食事が取れて機嫌よく遊んだり眠れること。排尿も見られることです。

これらのことができていれば自宅でしっかり安静にして栄養補給しながら翌日の受診へとつなげられるとは思います。

考え方は十人十色なのでもちろん受診することだって構わないとは思います。

すぐに受診しなければいけない場合

今度はその反対です。高熱などですぐに受診しなければいけない場合です。

高熱によって意識がはっきりしない場合、飲水ができない場合、食事が全く摂取できない場合、排尿が全くなく舌が乾燥している場合、小さなお子さんの場合は機嫌が悪く泣き止まない、泣いても涙が出ない、眠れない、排尿が全く見られない、舌が乾燥しているなどです。

その他としては他の症状が強く出ている場合です。激しい下痢をしている、呼吸が苦しい、咳が止まらないなどです。

すぐに受診しなければいけない場合の症状はすぐに手当てしないと重症化してしまう場合があります。

自力で動けない場合や受診場所を探すのに時間がかかりそうな場合、もう重症だなと感じたら救急車での搬送が望ましいと思います。

うがい、手洗いをして不要不急な外出は避けまたインフルエンザのシーズン前は予防接種を受け対策をしっかり立てておきましょう。

参考:2016年のインフルエンザの特徴、症状、対策について

大切な家族ペットのご紹介

テレビのニュースでもし自分のペットが死んでしまったら仕事には行く?それとも休む?という興味深いニュースがありました。意見としてはペットを飼っている人のほとんどは休むという答えでした。

そしてすごくうらやましいなと思ったのがペットが死んでしまった場合会社から休暇が与えられるということもあるそうです。ペット忌引きということでしょうか?まだあります。

ペットと過ごすための時間を作るために二日間の休暇を与える会社もありました。私の職場にもそのような制度があれば嬉しいのですが残念ながらありませんでした。

ペットを飼っている方は多いと思います。もう家族ですよね。

一昨年に茨城の洪水での救助シーンが多く放映されましたがその一つに私が涙が止まらなかったシーンがありました。

どのようなシーンかというと自衛隊の救助隊員がヘリコプターから洪水で屋根に避難している人を救助していました。人間はもちろん救助していたのですが犬を救助しているシーンがありました。

救助隊員が受けた命令は「人命救助」です。

でもこの救助隊員のやり取りを後から知ったのですが、犬を抱えていた飼い主を見て「ご家族ですね!順番に救助しますからしっかり屋根から落ちないように抱いていてください」と。

そして犬も人命救助の一環として救助されました。このやり取りを知った時も涙が止まりませんでした。

賞賛に値するか?人命救助なのに犬も救助したことに対する命令違反に問うべきか?という記事を見かけましたが、命に犬も人間もないというある評論家の方がおしゃっていたのでこの救助隊員が処罰されていないことを祈りました。

私も現在犬二匹を飼っています。

もちろん大切な家族です。彼らの具合が悪かったりするといてもたってもいられません。かかりつけの動物病院に駆け込んでしまいます。猫もいましたが昨年の七月に急死してしまいました。

悲しくて寂しくて三時間以上亡骸を綺麗なバスタオルに包んで抱きかかえながら泣いてしまいました。

そんな私の大切な家族を少しですがご紹介させていただきますね。

上からチワワのチロ♂です。とっても神経質ですがとても頭が良く小さいせいもありますが身のこなしは素早いです。

真ん中のコロ♂はマルチーズです。甘えん坊でとても寂しがりやで一人ではいられない性格です。とても食いしん坊です。散歩も大好きです。

最後に昨年死んでしまったアメリカンショートヘアとみけねこのミックスのリン♂です。ペットショップの店員さんに「とっても人懐こくていい子ですよ」の一言で家に連れて来てしまいました。

やはり食いしん坊で寂しがりやの甘えん坊でした。でももういません。原因はわからなかったのですが急死してしまいました。

彼らにはいつもいつも癒されて力を与えられました。

仕事で嫌なことや辛いことがあっても家に帰って三匹に会えばそんなものは吹き飛んでしまいます。

生きているものはいつか死を迎えます。人間も同じです。

でも彼らと家族になれたこと一緒に過ごした時間は忘れられないもので私の人生の一部です。私はこの三匹に感謝してもしきれません。そして今更ながら命の大切さや尊さを学びました。

いつもいつもありがとうね!