精神科看護の役割について【精神科看護師になるためには】

看護師を続けて行くと星の数ほどの患者さんに接します。私は一時期、常勤勤務をはなれ非常勤で勤務した時(参考:看護師の派遣制度【単発派遣や長期派遣契約について】)の患者さんの話をしたいと思います。

精神科の単科病院での勤務

総合病院や救急病院を渡り歩いた経験があります。しかしある事情があり、退職し、少しこれからのことを考えたい時期がありました。看護師は今も昔も不足していてその頃は特に看護師不足と言われていた時期でした。以前、お世話になった看護部長から私が退職をして仕事をしていない情報をどこかでつかみ連絡をくださいました。

「本音を言えば常勤で勤務してもらいたいけど気軽なアルバイトでいいから手伝ってくれないか?」と声をかけて頂きました。その頃は暇を持て余していたので断る理由もなかったので週に三回くらい日勤をするという約束で勤務を始めました。

どのような病院かというと精神科の単科病院でした。精神科は全くの初めてで興味はありましたが、未知の世界だったので踏み込む勇気はありませんでした。

配属先は男子の閉鎖病棟です。閉鎖病棟とは文字通り閉鎖された病棟です。カギがないと出られませんし入ることが出来ません。それだけでもどんな病棟か察しがつく方も多いと思います。

どんな患者さんがいるかというとアルコール中毒、統合失調症(その頃は分裂病と言われていました。)躁鬱病の方が多かったです。

参考:アルコール中毒治療病棟の看護

勤務初日に出入りするカギを渡されました。「この鍵を紛失した場合院内、院外を問わずすぐに報告すること、それから絶対に紛失することがないようにすること。」と強く念を押されました。なくしたら始末書も書かされ病棟のカギを全部取り替えなければならないとのことでした。

勤務初日は患者さんの名前と病棟の流れを早く覚えなさいとの指示でした。

患者さん自体は自分で身の回りのことは出来るし会話もできる人ばかりだったので少し安心していました。病院の言葉でいうとADL(日常生活動作)は介助なしの自立です。心の中はそのようにはいかずだから入院しているわけです。

例えば妄想や幻覚で日常生活が送れない、暴れてしまう、気分が落ち込みすぎて生きていくのが嫌になってしまう、この世の中が楽しくて全財産を使ってしまい一文無しになってしまった方、お酒がやめられずに飲みすぎて体を壊し断酒が出来ない方などが当時は沢山入院していました。

その頃は精神医学もかなり進歩していて、いいお薬もあり内服さえきちんとしていれば普通の人と変わりませんでした。

精神科に勤務した感想

精神科に非常勤とはいえ勤務させて頂いたことは自分にとって大いに有意義でした。普段の病院の患者さんは足を切ったりすれば縫合して治ります。熱が出たら解熱剤を使えば熱は下がります。

このように目に見えることが多いのですが心の中は見えません。患者さんの疾患そのものを看護師の心でキャッチしなければいけません。これは精神科に勤務する看護師の醍醐味だと思いました。

患者さんも幻覚や妄想、色々な言動で表し危険行動がなければ基本見守りです。その方は統合失調症の五十代の男性で抗精神薬を内服し精神療法も受けている方です。濡れたタオルを頭にのせて(当時の季節は真冬でした。)ホールで昼下がりポツンと座り独語が(ドイツ語ではなく独り言です。)聞かれました。

真冬の寒い時期に暖房が入っているとはいえホールは寒い場所でした。風邪をひいてしまうことを心配した私はなぜ濡れたタオルを頭にのせているのか?尋ねました。その患者さんは「主治医に治療の名目で放射能を全身にかけられた。それからというもの肌が焼けただれてしまい熱く感じる。頭は体の中で一番大切な所だから心配で冷やしている。」勿論、肌も焼けただれていませんし、放射能などありません。

全否定をすると症状が悪化するので、「風邪をひいてしまうから続きは明日にしましょう」と話すとお部屋に帰っていきました。精神科勤務は大変な所もあり敬遠されがちですが、それ以上に看護師自身の六感を使って看護するという大きな魅力を感じました。

こちらも参考に
非常勤で精神科看護師として閉鎖病棟に勤務したときのこと。

精神科看護師になるためには 精神科看護師の求人

精神科は他の科に比べて比較的拘束時間も少なく、外来病院の場合は夜勤もなく、看護師の身体的な負担は少ないというメリットがあります。一方、精神科ですのでメンタルケアができることが必要ですし、時には患者さんに暴言を吐かれたりすることもありますので自分自身のメンタルも強く持っておく必要があります。

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精神科は身体的に楽であるということと、患者さんへの接し方で回復を実感できるためやりがいを感じる人が多く人気の高い科になっています。

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