看護師の転職の頻度・回数について

今の時代「アベノミクスで景気が上向き良くなっている」と言われてはいますが就職難が現実です。長年にわたり看護師として働いてきましたが、看護業界が景気に左右されたというのはあまりなかったように思います。その証拠としてどこの病院や施設でも看護師の求人は常にあることが多く不足しているんだなと感じます。

そして今の職場でもそれ程入職者や退職者は多くありませんが人の出入りが見受けられます。

看護師の転職について

私も何回か転職を繰り返しています。看護師として転職したのは合計三回です。多いか少ないかはわかりませんが普通の一般企業や民間企業の転職数なら多く感じます。

私の転職歴をご紹介したいと思います。

看護師になる前

高校卒業後に看護とは無関係な理数系の大学に進学後四年後に就職をします。当時はバブルのど真ん中の時期で働く場所には困りませんでした。運が良く大手の電気保安会社の技術員で働いていましたが肌に合わず半年で退職してしまいました。そのあとはフリーターで働いたりして生活をしていましたが、父が食道癌で命を落としたことがありそのお見舞いで少しだけ病院というものに接点がありました。

レントゲン室の助手に転職~准看護師へ

そしてたまたま見た求人誌に自宅近くでレントゲン室の助手を募集していたことがあり、電気と関係があるので興味を持ち就職をしました。そこで働いていくうちに看護に興味を持ち准看護師の学校に翌年から働きながら進学し資格を取得しました。知人の紹介で違う病院に転職して准看護師としてスタートが始まり准看護師歴は長かったです。

看護学校進学~病院勤務

看護師の学校の進学を期にその病院を辞めて大きな総合病院に勤務し、卒業間近にその総合病院を退職しさらに違うところに転職しました。そこで東日本大震災がきて救急や災害看護にも携われる病院に行きたいと思い、今の病院に転職しました。

他に人の履歴書を見ることは人事課以外の人はもちろん見ることができませんがなんらかの理由で一回か二回は転職する看護師は多いと思いますが、中には八回や九回転職を繰り返したという看護師も聞いたことがあります。そこまで行くと何か問題のある人かなと思ってしまいますが、実際はそんなことはなく仕事ができて一生懸命働いていく姿が見受けられました。

看護師が転職を重ねる理由

なぜそんなに転職をするのか少しだけ聞いてみましたが「働く場所が多く募集が常にある転職しやすい環境にあるから自分が納得できるところをさがしている。」とのことでした。不景気で働く場所がない方が聞いたらなんと贅沢なことだと感じるでしょう。私もその中にいながらとても贅沢ですし、悪いことはしていないのに申し訳ないなと思うことがあります。

現在、医療機関は沢山あります。その数だけ求人もあると感じます。看護師の転職の頻度は結論から言うと多いと思います。今のこの看護師不足が続く限りは転職の頻度の多さは変わらないと思います。転職もせず一つのところに長く勤務することも素晴らしいと感じます。でも少数派でほとんどそのような看護師は見ていません。

看護師の転職の回数はどのくらいがいいの?

看護師の不足が長いと言われる時代に長くいると転職することが日常生活の一部にさえ感じることがあります。個人的には自分が納得する職場を見つけたいと思うなら転職の頻度が多くてもいいかなと思います。

私も転職を何回か繰り返していいところが見つかったのですから。

参考おすすめの看護師求人サイトランキング

でも他の方たちに迷惑をかけ不愉快な思いをさせる転職活動は慎むべきだと思います。転職の頻度の多さを推奨しているわけではありません。不必要、不要な転職をたくさん繰り返していると履歴書を見られた時に良い印象を持てなくなります。転職活動も多少多くてもほどほどにですよ。