看護師の給料の相場について(年齢による違い、各科による違い、役職による違い)

労働をすればその対価として雇い主から給料が支給されます。看護師も例外ではありません。決してお金のためだけではないというお考えで看護師をされている方がたくさんいらっしゃると思います。

しかし生活のためにはやはり給料がないと生活ができません。少しでも給料が高いところがあればまたそんなことで働くことができればモチベーションも上がります。

年齢や働いている科、役職などによる違いのお話をさせていただきます。ただしあくまでも一般論になりますので参考ということでご理解くださいね。

看護師の平均年収について

看護師という職業はお金じゃないよということはわかっています。

しかし転職したり就職するにあたり年収も目安になると思います。医療の高度化専門化により看護師の業務も看護だけではなく診療の補助という医療行為も増えてきています。

就業場所によっても仕事の内容も様々です。またそれだけではなく患者さんの家族やその関係者の対応にも追われていきます。看護師の仕事はスペシャリスト的な感じがしますが実に多くの対応に応えていかなくてはならないのでジェネラルリストかもしれません。

そんな看護師の平均年収とはどのくらいなのでしょうか?もちろん経験や年齢や働いている施設などによって大きく違いがありますが平均年収が約480万円、平均月収が約34万円ボーナスの平均が約80万円(一年)くらいと言われています。

この実態には多くの看護師が給料が安いと感じています。給料のいいところは確かにたくさんあります。それを求めて退職や転職をする看護師もいます。

海外はどうかというとアメリカの例をお伝えしてみると正看護師で約700万円(年収)です。

日本の平均から見ると差が歴然としています。次にオーストラリアですが約540万円くらいです。物価はアメリカは安くオーストラリアは日本と同じくらいです。

年齢による給料の違い

ある総合病院の例をあげてみます。

看護師1年目から5年目で約24万円。6年目から10年目で約25万円。11年目から15年目で約26万円。16年目から20年目で約29万円。21年以上で約30万円という月収の平均が発表されました。

科による給料の違い

勤務している部署によっても年収や月収が変わることがあります。精神科などは超急性期病棟では危険が伴うので手当がいいと言われています。

美容整形外科では保険診療ではないので年収や月収は総合病院などの保険診療施設よりはいいと言われています。

重度心身障害者施設や老人施設なども給料がいいところがあります。老人施設というと給料が安いというイメージがあると思いますが私の知り合いで基本給が35万円という看護師さんがいました。探せばあると思います。

その他のところは若干の違いがありますがあまり変わりませんでした。

役職による給料の違い

看護副主任、看護主任、看護部長など看護の役職にはいろいろな役職名があります。その役職によっては手当の違いから月収や年収が違う場合が多くあります。

これもまた平均的なものになりますが役職を持つと毎月の給料に役職手当がプラスされます。どのくらいプラスされるかというと主任クラスで2万円から5万円。看護師長クラスで4万円から5万円。看護部長クラスになると10万円以上の手当がつく時があります。

しかし役職手当の中にはいろいろな意味があるので例えば残業手当が含まれていたりするので残業しても残業手当は出ないということもあります。

しかし年収を考えると看護主任クラスで約500万円、看護師長クラスで約600万円から650万円、看護部長クラスでは1000万円という年収をもらっているところもあるそうです。

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最後にこれらはあくまでも平均であり高いところや低いところクリニックや大学病院などの施設、経験年数などで大きく異なることをご理解くださいね。