看護師の専門学校について【入り方、料金等について】

将来看護師になりたいのであれば専門学校や大学等の養成所に入学をして最低でも2年間は勉強して卒業しなければ看護師国家試験は受けれません。卒業してはじめて看護師国家試験の受験資格を得ることができるのです。

今回は看護師の専門学校につてお話をさせていただきますね。

看護師専門学校への入学の方法

看護師の専門学校の入学の方法はいくつか種類があります。

ほとんどの看護専門学校は受験資格として高校卒業と打ち出しているところが多いです。なぜなら最低でも看護を学ぶ上で高校卒業程度の学力が必要だからです。だから高校卒業という肩書きが必要になってきますね。受験科目は学校によって多少違ってきます。

一般的な受験科目として数学、国語、理科、英語、などの筆記科目、面接、身体測定、書類審査、論文などでしょうか。

社会人選抜という枠を設けている学校もあります。これは社会人で実際に一般企業で働いている方を対象にしているものです。その経験を生かして看護に役立ててほしいという主旨があります。よって試験科目は書類審査のみとか作文や論文を課すだけという簡易的な入学試験になる場合があります。

入学してからはどんな学生生活?

2年制の専門学校についての場合ですが、時間が限られているので早速授業が始まりです。

のんびりしていられるのは入学式ぐらいだけだったでしょうか。毎週週末の土曜日は試験が課せられて金曜日の夜は試験対策で夜遅くまで勉強したのをよく覚えています。これはとても厳しいもので卒業するための単位なので気は抜けません。4月に入学して6月から看護師国家試験対策の勉強や対策が始まります。授業や実習と平行して行われるのでさらにハードになってきます。

週末の試験に加えて7月の始め頃に学期末試験も始まりとにかく試験試験の連続でした。

臨床実習

1年目は学校の授業、単位認定試験、看護師国家試験対策でたくさん遊んだという記憶はありません。

2年生になったらさらに臨床実習が始まります。臨床実習とは実際に病院で指導者監督のもとに病棟で入院患者さんと接して看護を学ぼうという勉強です。

この臨床実実習もとても厳しいものです。各領域ごとなので成人看護、小児看護、老年看護などたくさんの領域ごとに1週間くらい連続で行います。実習の前の事前学習も大切で、事前学習をしなかった学生につては実習はやらせてもらえませんでした。

実習中も指導者の目が光ります。患者さんを実際に受け持つので今この患者さんはどんな看護が必要なのか?短い実習期間ではありますがきちんと自分なりの看護計画を立案して実習に臨まなければなりません。

実習もただすればいいというものではなく、期限付きでレポートを提出しなければなりません。このレポートがいい加減だとはねられてしまい再実習、再レポート提出となります。単位認定が全て認定されなければ卒業ができないイコール看護師国家試験が受験できないという構図になります。しかし看護学校の2年間というものはとても厳しいものですが努力を怠ることをしなければ心配はないと個人的には思います。

看護師の専門学校の学費について

看護師の専門学校に入るには学力が必要ですがもう一つ学費が必要です。学費も決して安いものでもなくこの学費が壁となり看護学校の入学を中には諦めてしまうという残念なことも聞いたことがあります。入学金、授業料などがどのくらいかかるかご存じでしょうか?

これも学校によってまちまちですが2014年度ですが初年度の納付金がなんと¥1,910,000の所から¥0(しかも在籍中は逆に¥100,000の給付金が与えられる防衛大学。卒業後は任官の義務がある。)というように格差があります。

奨学金という手もあるので資金繰りは大変かもしれませんが道は閉ざされることはありません。私の場合は金利が安い銀行からお金を借りて看護学校の費用に当てました。もちろん支払いができれば借り入れなどは必要がないと思います。

簡単でしたが看護専門学校についてお伝えさせていただきました。

参考:看護学校受験から看護師国家試験合格まで