看護師に向いている人、そうでない人の違い

よく日常会話でAさんは学校の先生に向いているよねとかBさんは芸術家に向いているよね。ということを耳にする事があります。

看護師にも向き不向きがあるか?

看護師にも向き不向きがあるのでしょうか?個々の考え方にもよりますが私はあると思います。

看護師という職業は白衣の天使というきれいなイメージがありますが決してそんな事はありません。なぜなら命を預かり命を取り扱う職業だからです。ゆえに責任感が強くないといけません。責任感がないいい加減な人にはなれないと思います。

心身ともに健康であること

他人の健康管理をするのですから自分が健康でないといけなくなります。肉体的にも精神的にもつらい事が多いかもしれませんので、心身ともに健康である事が望ましいです。医学は日進月歩です。看護師が行う看護も同じ事が言えます。いつまでも古い看護はよい看護とは言えません。時代の流れのニーズにより変えていく柔軟な対応力や向上心も持ちあわさなければいけないと思います。

現場での仕事はハードな事が多いです。次々と訪れる救急車、長時間の手術、病棟急変、緊急心臓カテーテル検査、緊急内視鏡検査など多忙きわまりないです。あなたはそんなものたちに負けないで立ち向かえる事が出来るでしょうか?もし不可能ならあきらめて違う道に進む事を提案します。不可能でも色々な事に立ち向かえるならひょっとして看護師になれる資質を持っているかもしれません。

コミュニケーション能力が必要

それと看護師は対人間相手の仕事です。コミュニケーション能力は高い事にこしたことはありませんがそうでなくても人間に対して関心があれば問題ないと思います。

でも日頃からトレーニングを積んでおきましょう。法律的な事を話してしまうと現行法では音声機能、視覚、聴覚、言語機能、精神機能に障害があり業務を適切にできないものには看護師免許を与えない事があるというのがあります。皆さんは該当していないでしょうか?

勤務をする部署や病院によっても働き方が違い資質を問われます。手術室なら血を多く見る機会はたくさんあるでしょうし血が苦手な方は手術室などの部署は止めた方がよいでしょう。老人が好きということだけでも老人看護は勤まりません。多くは認知症を患ってしまっているので理解力がなく突拍子もない行動をするかもしれませんね。優しさと忍耐力がものをいう部署です。

DMATなどに従事していると、時と場合によっては悲惨な災害現場を目の前にしたりします。そんなときも看護師として平常心で与えられた任務をまっとうできるでしょうか?強靭な精神力と体力、知力、判断力が求められます。

参考:災害時に大活躍するDMATの話【DMATになるためには】

このように看護師の仕事というのは好きだから、かわいい白衣が着れるから、不況に強いからと安易な気持ちでなってしまうと大変な苦労をしょいこみ理想と現実の狭間で苦しむ事になります。資質も大事ですがそれだけではない事が既におわかりだと思います。

日々努力をする心が最も重要

看護師の資質を持ち合わせる事も大切ですが、努力をする資質を持っている事がよい看護師になれる資質ではないでしょうか?私はそう考える事ができます。私の場合大手の電気事業会社に勤務していましたがつまらなくなり半年で辞めてしまいました。そこからアルバイトでオートバイショップに勤務し惰性の毎日を過ごしていたところお客さんのすすめで看護師になる道を選びました。

そんなわけですから人には言えず思い出すだけでもいまだに涙が出てくる事があります。私には看護師の資質がなかったのですが適応をしよう!なんとかしなくてはいけないぞ!という努力する資質はあったと思います。だから今このように看護師としての職業を続けられているのです。

これから看護師になりたい、看護師になろうとしている方は努力する、あきらめず立ち向かう資質を自分の中で育て上げ看護師になってほしいと思います。