泣いてしまう新人看護師さんに対する接し方

私が新人看護師の頃に泣いてしまったことといえば、仕事がトロくてなかなか覚えられずに先輩看護師からいじめられた時です。仕事で泣いた時というのはこのくらいだったと思います。

患者さんのことでは悲しかったり、やるせなかったりということはたくさんありましたが、泣いてしまった記憶はありませんでした。

個人的に泣いてしまうことは犬や猫が私は大好きなのでそのような動物の記事や報道、自分の家族として飼っている犬二匹と猫一匹のことで泣いてしまうことがあります。

新人の頃はどんな職業、職場においても大変だと思います。でもそれを乗り切っていかないと後が続きません。新人看護師さんで泣いてしまう場面はやはりたくさんあると思います。

すでに泣いてしまった経験がある看護師さんも少なくないでしょう!泣いてしまうことは悪いことでは決してないと思います。「泣いている暇があったら仕事をしなさい」と心ない言葉を先輩から浴びさせられた新人看護師さんも多いでしょう。

その言葉も間違ってはいません。何故なら患者さんの生命を私たち看護師は預かっているのですからね。

新人看護師さんが泣いてしまう時はどんな時か

私のようにいじめられた時、辛いことがあつた時、仕事ができずに自己嫌悪に陥ってしまった時、患者さんが亡くなってしまった時、患者さんが元気になった、患者さんやそのご家族から暖かい感謝の言葉をいただいた、患者さんが元気になって退院していったなど悪いことやいいことがあった時でも涙は溢れてしまうことがありますね。

いい時に流す涙はとても気持ちがいいものですが嫌なことや悔しい時情けない時に流す涙は嫌な思いをするものです。でもその涙を流すまでの気持ちをバネにして次に活かすことも大切です。

そんな忘れ難い強烈な思いがあるからこそ新人看護師として成長できいつか自分が指導者になった時に人間としても思いやりがある人間にも成長できるのですよ。

泣いてしまっている新人看護師さんを見かけてしまったら

ナースステーションでまたは物陰で泣いている新人看護師さんを見かけたら先輩看護師としてどのように接していったらよいでしょうか?

人目につかないところに連れて行ってあげましょう。

患者さんや面会に来た家族が見たら不安に感じてしまいます。その他のスタツフも気になってしまいますからね。そんな時は訳も聞かずそっと離れずに見守ってあげてください。

一時間も二時間も泣き続けることはないと思いますので疲れて泣き止むのを待ちましょう。

泣くだけ泣いたら後でもしかしたら馬鹿らしく思えたり落ち着きを取り戻すことができるからです。少し落ち着いた頃を見計らって優しい言葉で話しかけてあげてください。

そして泣いてしまったことを悔やまないように深刻に考えることをしないようにアドバイスをしてあげましょう。

涙が出るほど看護に対して真剣で一生懸命に取り組んでいることも認めてあげてください。

また真剣に看護に取り組んでいる姿勢も褒めてあげてください。決して適当に看護に取り組んでいるわけではないのですから。そうすれば捉え方として自分なりに精一杯やっているんだ次に生かそう!と前向きな姿勢を保つことができるでしょう!

仕事が終わったら美味しいものでも食べに行ったりカラオケに行ったり喫茶店などでおしゃべりでもすればすっきりするでしょう。そうすれば気分転換にもなるし気持ちがとても落ち着くでしょう。嫌なことやつらいこと、悲しいこともなかったかのようにまた元気に挨拶をしてくれたり頑張って看護をしてくれるでしょう。

過保護かも思われるかもしれませんが泣いてしまっている新人看護師さんを責めてもいいことはありません。流している涙は真剣な意味合いがあるのですから。

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