タバコの受動喫煙による害について【副流煙がなぜ体に悪い影響を与えるのか?】

インターネットのニュースで受動喫煙による死亡者数が多数。という見出しを見てショックを受けました。

なぜなら喫煙している人が健康を害してしまうのは仕方がないとして非喫煙者の人がタバコの副流煙などで死亡するということについて納得がいかないからです。

気がついたら受動喫煙

私の亡くなった父は1日40本を吸うヘビースモーカーでした。

食事の時も平気でタバコを吸っていました。

すごく臭くて煙いし、せっかく母の手料理がまずくなってしまったものでした。

昔の家庭は亭主関白が多く特に父は鹿児島県の出身で頑固者でした。食事の時にあからさまに嫌な顔をしたら文句があるなら出て行けと言われそれから怖くて顔に表したり言葉で言えなくなってしまったものでした。

その反動で私はタバコは吸ったことがありません。当時私たち家族は今問題になっている受動喫煙者になってしまったのでした。

今でこそはタバコの健康被害が世間の知る事となり公共の場でも喫煙できるところが増えてきました。

医療機関はどうでしょうか?

信じられないお話なんですけどヨッシーが准看護師の資格を取った頃病院の中でも喫煙ができていたのです。

灰皿ももちろん置いてありました。約10年くらい前にも駅のホームの中にもタバコが吸える場所もありました。

現在はほとんどのところは禁煙になり喫煙者は肩身の狭い思いをしているのかなと思います。

ある循環器内科のM先生は心筋梗塞で救急車で運ばれてきた患者さんに「今から緊急で心臓のカテーテルをやり心筋梗塞を治療します。ところでタバコは吸いますか?」と患者さんに聞いたところ「1日1箱吸います」と答えました。

「タバコは心臓に絶対に良くありません今後は禁煙しましょう!」と。その循環器内科のM先生は1日2箱吸うヘビースモーカーだったのです。知っている私たちは説得力がないなと感じていました(笑)。

いつも利用する駅の改札口を出てしばらく歩くと喫煙所があります。そこを通るといつもタバコを吸う人が大勢いてそばを通るだけでも煙くて仕方ありません。まさにいつの間にか受動喫煙なのです。

なぜ受動喫煙がいけないのか?副流煙の害について

副流煙を吸うとまず煙くなり息がしづらくなりますね。その他としてにおいが洋服や髪の毛についてしまう、目が痛くなる、喉が痛くなる、頭が痛くなる、咳が出る。タバコの受動喫煙以外に考えられない症状を急性受動喫煙症に相当すると言われています。呼吸器疾患をお持ちの方には特に注意が必要です。

副流煙に含まれる有害物質ですが二酸化硫黄、微小物質のPM2.5、一酸化炭素、アンモニアなどが含まれているのです。

これらの有害物質を吸い込んでしまうと副鼻腔炎、喘息、アレルギー性皮膚炎、気管支炎などが出現したり慢性的にこれらの病気をお持ちの方々は悪化する可能性があります。

高血圧や糖尿病、脂質代謝異常などの方々は動脈硬化や心筋梗塞の予防のためにも副流煙に注意しましょう。

まだこれだけではありません。

この世には妊娠している女性がいます。妊娠中でも喫煙している女性を過去に見たことがありますが目を疑ってしまいました。妊娠中の受動喫煙により乳幼児突然死症候群や中耳炎、幼児の発育障害、低体重児が発生しやすいと言われています。

さらにもっと重大なことをお伝えしなければなりません。

おおよそですが受動喫煙で肺がんと虚血性心疾患でなくなってしまう方々は年間6800人もいるのです。

これは重大な問題ですね。自分は何の落ち度もないのに副流煙が原因でそのような恐ろしい病気になってしまうのでは泣き寝入りですね。一歩外に出たら十分な対策を講じましょう。

家族で喫煙者着た場合は家では禁煙にしてもらいましょう。無理な場合は庭やベランダで喫煙し喫煙しない家族の方々のために喫煙する場所を考えてあげましょう。

ちなみに私の家の中は禁煙です。車の中も禁煙です。食事に行った時は必ず禁煙席です。

「百害あって一利なし」このことわざの意味がよくわかったような気がします。

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