いろいろな経歴から看護師になる【看護師になるためにはどうすればいいか】

最近の看護学生の中には社会人を経験したり大学や専門学校を卒業した方など経歴が様々です。

いったんは別の道や進路に向かわれたり就職したりしたがやはり「夢を諦めきれない」「やりがいのある看護の仕事がしたい」「社会に貢献したい」など動機はたくさんありますが進路変更をするくらいの志高い人ばかりで意気込みも相当なものと感じます。

看護師への進路変更について

ただ進路変更をするということは、もう一度最初から一年生をやり直すということです。

そうなると最低でも3年間の時間と学費が必要になってきます。

そして、看護学校のカリキュラムはかなり厳しいです。

例えば実習は休むことはできませんし、それに決められた単位数も授業で取得しなければなりません。よって働きながらの通学やアルバイトなどの就労形態でも難しくなってくる場合があるので、下調べはよく行い、その上で免許取得時の年齢、就職などについてもよく考えそれでも強い気持ちがあるならば是非とも挑戦していただきたいです。

すなわち看護師になりたい、看護の仕事がしたいという気持ちを確かめてほしいのです。

一般の大学生から看護師になるためには

もし将来看護師の道を歩みたいと思っているあなたが大学生や短期大学の学生、専門学校の学生ならばそれを続けながら看護師の学校には入学できませんし、そんなに生やさしいものではありません。

とりあえず卒業することが大切です。卒業すれば看護学校入学の際に科目が重なっていれば授業で科目が免除されることもありますし中退というのはあまり評価が高くないと思います。

看護の道を進むのは今の学業をしっかり終えてからでも遅くはないと思います。看護の大学では編入できるチャンスもあるのでそのようなものも利用することもできます。編入学試験はおおむね小論文と面接が多く試験時期は九月から十月ごろに行われることが多いので日程は要チェックです。

社会人から看護師になるためには

社会人である場合は今のキャリアを全てリセットしての再出発になります。看護師になりたいという気持ちは誰よりも強く持っていることが伺えます。

しかし入学試験となると現役の受験生と比べると不利になってしまいます。自分が学んだ各教科と科目の内容が変わってくるからです。

そこで社会人である皆さんの受験対策として社会人入試制度を利用することができます。

これは受験の科目が少なく社会人としての経験や知識を入学試験の時に考慮するというもので普通の入試より小論文や面接に重点がおかれている入学試験制度です。近年では約五割の短大や専門学校、看護系の大学で社会人入試が行われているのでチャンスの枠は広がってきています。

しかし年齢による受験の制限を設けている看護学校があります。また卒業してから資格を取得しても就職の際に年齢が壁になるケースがあります。そこは実社会で積んできた経験やキャリア、仕事に対する心構え、マナーや常識を活かせるところは沢山あります。そんなところで実力を発揮できるものと考えられますのでそれらを評価され必要とされる所は必ずあります。重ねてきた年齢に対しての何かを求められるからですよ。

給料についてですが、看護師は国家資格なので看護師としての職につくまでは他の職歴は反映されません。二十歳の新卒の看護師と三十五歳の新卒の看護師でも給料が変わらないことが多いです。

いろいろな学業や職業を経験してから看護師を目指す方は近頃多くなってきています。私が准看護師の学生の時もすでに同級生で大学を卒業し社会人経験を積んだ同級生も多かったです。経歴を積んで看護師を目指すことは確かにハンディとなる事ありますが、実際仕事をする上ではあまり関係がないように思えますのでこれをお読みになってこれから看護師を志している大学生の皆さんや社会人の皆さん事情が許す限りこの素晴らしい職業を目指していただけたら幸いです。