通所介護のデイサービスで働く看護師の業務について【デイサービスの求人】

今の日本は急速に高齢化社会に突入しようとしています。その関係で老人施設と言われるものも沢山出来ています。通所介護と言われるデイサービスのお話をさせて頂きます。

通所介護:デイサービスとは

介護者の介護負担軽減と介護予防や認知の進行を遅くするためなどの目的の一つとして要介護者のための通所介護のデイサービスがあります。通所する事業所が数多くあり、要介護者はサービスの内容、介護度に応じて選ぶことができます。

送迎サービス

朝、デイサービスの施設車が利用者宅まで迎えに行きます。車いすでも乗れる車なので少し大型の車が多いです。それが朝の八時半か九時頃です。施設車が施設に到着すると施設の職員が出迎えます。利用者の人数はまちまちです。十人以下の所もあれば四十人くらいの所もあります。職員は資格を持っていないヘルパーさんと言う方が多いです。看護師は一人か二人くらいが多いです。(経験上看護師は一人の所が多かったです。)

荷物の中から施設と家族の連絡の手段で使う連絡帳を預かり、家族からの連絡事項を確認します。例えば昨夜は熱が少し出ていたとか、あまり寝ていなかったとかなどです。テーブル席に一人一人利用者を案内して少し落ち着いたところでバイタルサインを測定します。異常がないかチェックしているうちに続々と利用者がやってきます。

朝礼~午前の活動

そのうちに朝の十時頃になると、朝の会が始まります。当日のリーダーさんが前に出てスピーチや当日の予定を話します。終わったらそれぞれに分かれて活動します。

入浴する方、手芸や簡単なゲームする方、新聞やテレビを見る方、利用者がそれぞれの時間を過ごしながらヘルパーさんたちは話し相手になったりトイレ誘導をしたりします。看護師は基本的に見守りが多いです。医療行為もそれほどありませんが気管切開している方の痰吸引や胃瘻の方の経管栄養投与、糖尿の方の血糖チェックやインシュリンの注射などの資格者でなければできない医療行為をします。

むずかしい医療行為や、看護師が処置する人数は病院と違い少ないです。昼食になると食膳薬の投与や食事介助、点眼などをします。入浴後の処置も看護師がやっていることも多いですね。軟膏処置がほとんどです。

男性看護師だと力が必要な利用者の入浴介助を依頼されることがあります。昼食後の内服も忘れてはいけませんね。落ち着いたところで看護師も昼食に入ります。午後は全員でレクリェーションの始まりです。昼寝をしたい利用者は静養室で休み、おむつ交換などの排せつ介助をします。

その合間を縫って連絡帳に利用者一人一人の様子やバイタルサイン看護師から気が付いたことを家族に連絡します。レクリェーションとして多いのがカラオケ、集団ゲーム、季節が良ければ散歩などがあります。

施設から年に何回か日帰り旅行をするところもあります。勿論、看護師もその時は付き添います。

午後~帰宅

午後のレクリェーションが終わるころには利用者たちの帰宅準備が始まります。帰宅するときに乗車する割り振りや荷物をまとめたりします。順番に帰宅するので乗車する間それぞれに過ごします。

新聞を読む方、仲良しさんとお話しする方、テレビを見る方ヘルパーさんや看護師とお話をされる方など。病院と違い緊急事態(具合が悪くなって緊急搬送される。)はめったにありません。

しかし看護師として緊急事態に備えての知識と実践能力、アセスメント力は必須です。むずかしい検査や処置などはありません。お話が好きな看護師やお年寄りが好きな看護師にはうってつけのお仕事だと思います。そして楽しく仕事が出来るとは思います。

老人看護の原点があるように思えるこの仕事はやりがいをきっと感じると思います。

通所介護施設で働くには デイサービスの求人

看護師の方でも介護に興味がある方は介護施設や訪問介護センターで働くという進路もあります。訪問介護センターであれば、夜勤はなく、残業も少ないので、日勤を希望する方にはおすすめです。

看護師の方でも介護施設への転職を考えているのであればベネッセの介護求人を利用するのがおすすめです。介護施設専門の求人サイトです。夜勤なし、残業なしの日勤のみで月給30万円以上の条件の求人を紹介できることを強みにしていますので、介護の仕事に関与しながら、今より条件の良い場所で働くことができるかもしれませんね。