立派な小児科看護師になるために ~小児科の看護師の仕事の大変なところ~

看護師はたくさんの施設や病院、部門がありますね。どの部門に勤務するかは適正と希望があります。私は適正があるかはわかりませんが希望で救急部門に勤務しています。

勤務経験がある小児科ですが、最近は小児の救急患者さんがとても多く、小児科ならではのことをご紹介したいと思います。

以前も小児科のことをご紹介させていただきました(参考:小児科看護の特徴・役割について【小児科看護師になるためには)が、今回は少し違うことをアップさせていただきますね。

小児はうまく訴えられない

小さい子供たちはまだまだ発達段階で自分のことや言いたいことをまだ表現をすることをできません。機嫌や表情で保護者は判断するしかありませんね。看護師も同様です。

小児科外来や小児科病棟では具合の悪さや伝えたいことを表現できない子供たちに代わって察知しなければいけません。

うまく表現できませんが読心術のようなものでしょうか。大人なら自分の言いたいことや表現したいことをうまく伝えられます。しかし生まれたての赤ちゃんは泣くことでしか自分のことを表現できませんからね。

小児科に勤務したての頃の苦労

小児科経験ゼロの私はいきなり何の前触れもなく小児科に勤務を命ぜられました。

子育てや出産の経験があれば少しはスムーズに入ることができたかなと感じましたがそれはあまり関係がありませんでした。何をするにも怯えて泣いてしまう患児に対して私も怖くて何をしたらよいかわからず情けない話ですがこちらも泣きそうな気分になったことは少なくありません。

このように初めは苦労の連続からのスタートでした。でも誰でも何をするにも苦労はつきものなので「ここでくじけてたまるか!」という気持ちが湧いてきたのをよく覚えています。

小児科でのやりがい

だんだん慣れてくると子供達が可愛くて仕方なくなりました。それにより業務が流れるようになり最初の苦労も吹っ飛んで行きましたそして子供達の笑顔にこちらが癒されるようになってしまったことです。

また病院にもよりますがカンガルーケア、感染対策、母乳育児、急性期慢性期ケア、在宅への移行指導などやりがいもたくさん生まれてきます。

小児科勤務で大変だと感じることとは

何と言っても対象のメインは小さな子供達です。そのキーパーソンとなるのは親達です。

その親達の関わりも重要ですがその対応も大変だと感じました。

家族も一生懸命なので対応に困ることも多かったですね。また成人と違い急な病気などで緊急入院や救急受診がとても多いです。特に夜間において小児救急をやっている病院で働いたことがありますが深夜なのにまるで昼間の外来のように待合室はいっぱいでした。

乳児や幼児は当然ですが説明しても嫌がる一方で理解してもらえず点滴の自己抜去が多かったりオムツ交換はほぼ全員、食事介助は必須です。ただ単に子供が好きだから可愛いからということだけでは勤まりません。

小児科勤務の特徴、メリット

相手が話せない分、何か見落としたらどうしようということは常にあります。その分、観察力や洞察力を身につけることができ看護師人生において大きな武器になると感じました。これはどの科で勤務しても応用ができると確信しました。

とても忙しく大変な科でもあります。小児看護だけにとどまらず家族看護も同時に学べます。

そしてなりよりも一番ベッドサイド看護が多いと思います。看護師がベッドサイドにいる時間が多いのはとても良いと感じます。理想的な看護ができるのではないのでしょうか。何よりなのは自分が頑張れば頑張っただけ家族や患児が評価してくれます。

自分に対しても大きな自信にも結びついていきます。そんなことから自分の看護観が大きくなっていきました。看護に対して恐れずに向き合えるという自信も持つことができたことが嬉しかったです。

この記事を読んでいただいて小児科看護に興味を持っていただけたらとても嬉しいです。

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