看護師国家試験の思い出【働きながら看護師試験に合格するには】

国家試験にはたくさんの種類がありますね。難易度の低いものから高いものまでも様々です。

看護師の国家試験は難易度としては決して優しいものではありません。その勉強方法や対策は看護学生の悩みの種でもあります。毎日の学習、実習のレポート作成、校内試験の勉強など。

「働きながら勉強している人は日常の業務などに追われっぱなしで受験勉強なんていつするの?」なんて思っている方も大勢いらっしゃると思います。

この記事を書いている私も何を隠そうその一人です。私の場合は働きながらの通学だったので今思えば苦労の連続でした。

看護師学校と病院の両立について

准看護師だったころ、遊び呆けてそれでも給料は同い年のサラリーマンより収入が良かったので、遊びの合間に仕事をしているという真逆で堕落した生活をしていた時期がありました。

そんなある日、このままではいけないと思い、看護師の学校の受験を考えるようになり、受験し結果合格しました。

参考: 看護学校受験から看護師国家試験合格まで

看護学校に合格してからは今まで勤務していた病院を退職をし、規模の大きい総合病院に転職をしました。

業務の内容も難しく、未経験の事も沢山あり苦労の連続でした。その上に通学や学校の勉強、早くも先を見据えた国家試験対策の勉強も学校から毎月過去問が渡され解答し提出するというものでした。

寝る間もないというのはこの事でした。いかに自分が甘い生活をしてきたか思い知らされました。

半年もするとこの生活にも慣れてきましたが、仕事と学校の両立を保つのがやっとでした。

学校に行くと二年制だったので一年生の後半から教員からも同級生の口からも国家試験という言葉が段々多くなりました。まだ一年以上も先の話なのににわかに、緊張感が体の中を走り抜けました。

仕事が休みの日に大きな書店に行き、看護師の国家試験対策の問題集を見て回り自分に合った問題集を一冊購入しその日から密かに国家試験対策を始めました。国家試験対策の問題集を選ぶときは解説も詳しく記載されているものがいいと思います。

それと何冊も購入すると手をつけられなかったりすると自信を失い不安が大きくなるのでやめた方がいいと思います。

物足りず不安に思っても購入した問題集を終わらせてから次に移る方がいいですよ。

私は問題集を沢山購入しすぎて手が付けられずお金の無駄と本棚の肥やしになってしまったので皆さんもこんな事がないようにしましょう。

看護師国家試験対策のセミナーも良かったです。

暗記しにくいところやポイントがわかりづらいところを詳しく解説してくれたので有意義でした。

国家試験を受験

さあいよいよお正月も終わり日常業務も忙しくなり看護師国家試験も間近に感じ緊張感がさらに高くなりました。勤務終了後は国家試験対策の勉強と卒業試験と忙しさに拍車が激しくかかりました。夜勤入りのときは朝から勉強、夜勤の時は休憩時間を寝ないで勉強、夜勤明けの日や休みの日はいうまでもなく両方の試験対策です。

人生においてこんなに勉強したのが多分初めてだったと思います。

そしていよいよ国家試験の日を迎えました。

当日はよく晴れた日だったのを覚えています。

試験に遅れたら大変なので試験会場までは遠くはなかったのですが、集合時間の二時間前には到着しました。当時は看護学校の教員も試験会場に赴いてくれ激励を受けました。さあいよいよ会場入りというとき足が急に震えて足が前に進まなくなりました。やや過呼吸になり手が少ししびれてきていきなりパニックになってしまったのです。

同級生が私の異変に気がついて「落ち着いてみんな同じ立場なのだから飲まれずに深呼吸をしてみなよ」と促され幸いにも約五分後には良くなりました。

無事に国家試験が終わり結果発表は一ヶ月後なのでその間は生きた心地はしませんでした。

長かったようで短かった結果発表の日、インターネットでも確認が出来るので受験票を握りしめながらパソコンの画面に釘付けとなりもし落ちていたらと思うと気絶しそうでした。でも合格。このときの喜びは言葉では言い表せません。

この事は一生の思い出でもあり忘れる事は出来ないでしょう。